セグロカモメ
セグロカモメ Larus argentatus
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
セグロカモメ (背黒鴎, 学名:Larus argentatus) は、チドリ目カモメ科に分類される鳥類の一種。 全長約60cm。雌雄同色。背中と翼上面は明るい灰色で、頭部、首、腹、尾は白い。外側初列風切羽が黒く、先端に白斑がある。冬羽では後頭部から頸にかけて褐色の小斑がでる。くちばしは黄色く、下くちばしの先端近くに1つだけ赤い斑点がある。虹彩は黄色で、眼瞼(がんけん)は赤色。脚は薄いピンク。 若鳥は全身灰褐色で、くちばしが黒い。風切羽と尾の先は暗褐色。虹彩は褐色で、眼瞼は暗い赤褐色。 海岸や河口、内陸の湖沼に生息する。海が荒れる日には河口から大きな河川に移動したりする。コロニーで繁殖。しばしば大群をつくる。枯草や海藻で巣を作り、2?3個の卵を産む。抱卵日数は24?28日で、雌雄交代で抱卵する。 雑食性で、英名の由来にもなっているニシン(ヘリング、Herring ユーラシア大陸の北部から中部、イギリスや北アメリカ大陸北部などで繁殖する。北方に生息する個体は冬には南にわたり越冬する。
形態
生態
分布
セグロカモメ(冬羽)Larus argentatus argenteus
亜種
L. a. argentatus
L. a. argenteus
関連項目
日本の野鳥一覧
参考文献
『改定新版 世界文化生物大図鑑 鳥類』 世界文化社、2004年、146-147頁
中村登流 『検索入門 野鳥の図鑑 水の鳥@』 保育社、1986年、164頁