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出典検索?: "セイラ・マス" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2017年2月)
セイラ・マス (Sayla Mass[注 1]) は、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する架空の人物。本名(あるいは旧名)は、アルテイシア・ソム・ダイクン (Artesia Som Deikun)。その後の作品にも何度か登場している。
担当声優は井上瑤。『THE ORIGIN』『劇場版 ククルス・ドアンの島』では潘めぐみ。『ガンダムさん』では名塚佳織。
総監督の富野由悠季によれば、命名の由来は「テレビコードに引っかかるので説明できない」とのことである(NHK・BSアニメ夜話)。 宇宙世紀0062年9月12日生まれ[2]。ジオニズムの提唱者ジオン・ズム・ダイクンを父に、MSパイロットのシャア・アズナブル(本名はキャスバル・レム・ダイクン)を実兄に持ち、自らは医師を志して医学を勉強する。身長165センチメートル[3]、体重52キログラム[2]。スリーサイズは84・60・88[4][5]。 幼少の頃に父が死去し、当時ダイクン派だったジンバ・ラルのもとへ兄と共に引き取られる。それと同時に、ジオン共和国の独裁化を目論むザビ家の迫害から逃れるべくマス家の養女となり、アルテイシア・ソム・ダイクンからセイラ・マスに改名し、素性を隠しながら地球で過ごすこととなる。兄がサイド3(ジオン公国)へ向けて旅立ったのちに、みずからは0077年にサイド7へ志願移民する[2]。 父の死に際しては、幼少ゆえにまだよく事情を理解できなかったことに加え、目的のために立ち去った兄とは違い、マス家で健やかに優しく成長した経緯もあり、「ザビ家への復讐」といった負の感情はまったく持ち合わせていない。
人物
小説版
小説版『機動戦士ガンダム』では、原作者にして筆者の富野喜幸により、別の表現を施されている。セイラは同作品でアムロ・レイと肉体関係を結ぶうえ、彼にシャア殺害計画を明かし、それを託すという過激な一面が“娼婦的性格”と結合されて表現されている(ただし、セイラ本人はそのような思いをアムロに打ち明けたことを後悔し、自己嫌悪していた)。富野は、小説版でセイラのヌードに対するアムロの印象や彼女の性的な嗜好についてなどをも(セックスを終えると早々に寝てしまうなど)、つぶさに描出している。そのラストも、全裸で海に飛び込むセイラの姿で締めくくられている。なお、医師を目指していたのはアニメ版と同じだが、ジンバ・ラルについては復讐を執拗に説いてくることから嫌っていたとされている。