セイコーエプソン
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セイコーエプソン株式会社
Seiko Epson Corporation
本社(長野県諏訪市)
種類株式会社
機関設計監査等委員会設置会社[1]
市場情報東証プライム 6724
2003年6月上場
略称エプソン・EPSON
本社所在地 日本
392-8502
長野県諏訪市大和三丁目3番5号
本店所在地160-8801
東京都新宿区新宿四丁目1番6号
JR新宿ミライナタワー 29階
設立1942年昭和17年)5月18日
(有限会社大和工業)
業種電気機器
法人番号4011101010841
事業内容情報関連機器精密機器電子部品
代表者小川恭範代表取締役社長
瀬木達明(代表取締役専務執行役員[2]
資本金532億400万円
(2019年3月31日現在)
発行済株式総数3億9963万4778株
(2019年3月31日現在)
売上高連結:1兆1289億14百万円
単体:8234億48百万円
(2022年3月期)
経常利益単体:1235億15百万円
(2022年3月期)
純利益単体:1155億69百万円
(2022年3月期)
純資産連結:5427億47百万円
単体:3804億円
(2022年3月31日現在)
総資産連結:1兆2664億20百万円
単体:8248億98百万円
(2022年3月31日現在)
従業員数連結:77,642名
単体:12,630名
(2022年3月31日現在)
決算期3月31日
会計監査人EY新日本有限責任監査法人[3]
主要株主日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口):23.52%
株式会社日本カストディ銀行(信託口):8.04%
三光起業株式会社:4.22%
セイコーグループ株式会社:3.61%
みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行:2.45%
エプソングループ従業員持株会:2.23%
第一生命保険株式会社
(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行):1.84%
STATE STREET BANK WEST CLIENT ? TREATY 505234
(常任代理人 株式会社みずほ銀行):1.42%
服部悦子:1.30%
株式会社八十二銀行
(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社):1.28%
(2023年3月31日現在)
主要子会社エプソン販売 100%
東北エプソン 100%
宮崎エプソン 100%
関係する人物服部一郎(元社長)
中村恒也(元社長)
安川英昭(元社長)
草間三郎(元社長)
花岡清二(元社長)
碓井稔(元社長)
外部リンクcorporate.epson
特記事項:大株主の三光起業は、服部家(服部金太郎の子孫一族)の資産管理会社である(同家の資産管理会社である青山企業は10%強を保有していたが、2011年11月17日に保有株の大部分を売却している)。服部家は、セイコーグループ株式会社の大株主でもある。
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セイコーエプソン株式会社(英語: Seiko Epson Corporation)は、長野県諏訪市に本社を置く情報関連機器精密機器を手掛ける電機メーカーである(登記上の本店は東京都新宿区にある)。略称・ブランドは「エプソン(EPSON)」。

インクジェットプリンターを始めとするプリンターや、プロジェクター、パソコン、スキャナーといった情報関連機器、水晶振動子(クォーツ)、半導体などの電子デバイス部品の製造、さらに産業用ロボットや小型射出成形機、分光ビジョンシステムなどの産業用機器の製造を行っている。また子会社ではないものの、セイコーグループ株式会社、セイコーインスツル株式会社とともに「セイコーグループ中核3社」の1つとされ、SEIKOブランドの各腕時計の開発・生産も行っている。また、現在では、オリエント時計の事業を統合し、オリエントスターやオリエントブランドの腕時計の開発・生産・販売もエプソンで行っている。

2003年(平成15年)6月東京証券取引所市場第一部へ株式上場した。証券コードは6724。日経平均株価の構成銘柄の一つ[4]
概要

1942年服部時計店(現在のセイコーグループ)の元従業員で諏訪市時計の小売・修理業を営んでいた山崎久夫により、有限会社大和工業(だいわこうぎょう)として創業。服部家・第二精工舎からの出資を受け、第二精工舎(現在のセイコーインスツル)の協力会社として腕時計の部品製造や組み立てを行っていた。

1943年に第二精工舎が工場を諏訪市に疎開、諏訪工場を開設する。終戦後も第二精工舎の疎開工場は諏訪の地にとどまり、大和工業との協力関係を強めていった。1959年に大和工業が第二精工舎の諏訪工場を営業譲受し、株式会社諏訪精工舎となった。

諏訪精工舎は、諏訪市とその周辺地域で腕時計の一貫生産体制を確立する。諏訪精工舎を含め、戦中戦後に諏訪圏(岡谷市諏訪市茅野市下諏訪町富士見町原村)・塩尻市松本市伊那市には精密機器製造業(時計カメラなどの部品製造・組立)が集積、同地域は「東洋スイス」と称されるまでになる。1961年に子会社として信州精器株式会社(後のエプソン株式会社)を設立。1985年に諏訪精工舎と子会社のエプソン株式会社が合併して、現在のセイコーエプソン株式会社に商号を変更した。

セイコーグループ各社との協業により、独自設計の機械式腕時計(マーベル)・自動巻き機械式腕時計、卓上小型水晶時計、世界初のクォーツ腕時計(アストロン、初代)、自動巻き発電クォーツ腕時計(オートクオーツ)、スプリングドライブ、世界初のGPSソーラー腕時計(アストロン、2代目)等を開発、時計の高精度化・低価格化を進めた。時計の製造・開発から派生するかたちでプリンターや水晶振動子(クォーツ)、半導体、MEMSデバイス、液晶ディスプレイ、高密度実装技術・産業用ロボットなどの開発を行い、それらが現在の当社の主要事業に結実・発展している。現在の主力事業・主力製品はインクジェットプリンター液晶プロジェクターなどの情報関連機器である。創業事業である時計事業もセイコーブランド向けの製品の開発・生産を続けている。

国内拠点の多くが長野県内に点在し、その他に山形県酒田市秋田県湯沢市[注 1]北海道千歳市にも製造拠点がある。

子会社にエプソン販売(国内市場向けエプソンブランド商品販売全般)や宮崎エプソン(水晶デバイス事業)、東北エプソン(半導体、プリンター部品の製造)、エプソンアトミックス(金属粉末、金属射出成形部品、人工水晶原石の製造)、孫会社にエプソンダイレクトPC周辺機器のユーザ、法人向け直販)などがある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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