ズームイン!!朝!
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ズームイン!!朝!
『ズームイン!!朝!』の生放送が行われた
汐留移転後の初代マイスタジオ跡地
(撮影当時:日本テレビ麹町診療所、現存せず)
ジャンル報道情報番組朝の情報番組
出演者徳光和夫
福留功男
福澤朗
オープニング作曲:宮川泰
エンディング同上
製作
制作日本テレビ放送網

放送
音声形式モノラル放送
放送国・地域 日本
放送期間1979年3月5日 - 2001年9月28日
放送時間平日 7:00 - 8:30
放送枠日本テレビ系列朝の情報番組枠
放送分90分
日本テレビ

番組年表
次作ズームイン!!SUPER
関連番組24時間テレビ 「愛は地球を救う」
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『ズームイン!!朝!』(ズームイン あさ)は、日本テレビ系列1979年昭和54年)3月5日から2001年平成13年)9月28日まで毎週の月曜日から金曜日に生放送されていた朝の情報番組

略称は「ズーム」または「ズームイン!!」であり、これは後身『ズームイン!!SUPER』にも引き継がれた。当番組だけを指す場合は「ズム朝」ともいう。
概要

東京都千代田区二番町麹町)の日本テレビ本社(当時)内に設けられたオープンスタジオ「マイスタジオ(通称:マイスタ)」を拠点に、国内外からの中継を基に構成。最新のニュースと気象、スポーツ情報から、番組の目玉である日本列島各所の中継、特集を放送した[1]。その一方、芸能情報は番組開始時から番組末期まで歌手やタレントがゲスト出演しない限りほとんど扱うことがなかった。

番組の開始を機に、当時新築された日テレ本社南本館1階に「マイスタジオ」を新設した。マイスタジオは本番組以外にも『ルンルンあさ6生情報』(1983年5月放送開始)や『タウン5[注 1]』、『日本テレビハイライト』などで使用されたほか、スタジオ特性[注 2]を生かし、外部からの中継番組を処理する「受けサブ(リモートサブ)」としても使用された。

日本テレビでの放送時間は7:00 - 8:30(JST)で開始以来不変だった。ただし、一部ネット局では放送時間が異なっていた事例もあった。

番組マスコットは「ズームくん」という人工衛星を擬人化したキャラクターで、テロップや番組ノベルティグッズ等に使用され、開始当初から1985年頃までのオープニングアニメーションや「プロ野球いれコミ情報」のオープニングCG、1995年から1998年までのオープニングCGにもその姿を確認することができる。しかし番組終了と共に姿を消し、『ズームイン!!SUPER』ではしばらくの間マスコットは使用されなかった。

2001年10月1日より、本番組をリニューアルする形で『ズームイン!!SUPER』がスタートした。
番組の歴史
前史

この番組がスタートする直前の頃は、日本テレビの平日朝7 - 8時台の時間帯の視聴率は苦戦を強いられており、キー局では最下位の視聴率であった[2][注 3]。制作局長になっていた井原高忠が、平日朝の新番組の企画のために「お前だったらどうする?」とプロデューサーの仁科俊介の元を訪れ、そこで「活動的な朝の空気に合ったものを作りたい」と考えてこの番組が出来上がることになる。仁科としては、朝はどこの家庭も忙しいので「ながら視聴」が出来るようになれば視聴者に支持される番組になると考え、5分以内のコーナーが細かく積み重なっていくという番組構成のイメージが出来上がっていったという[2]。仁科は「『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』からイメージが出来ていった[注 4]ので、ズームインの元となったのは実はゲバゲバ90分」とも話している[2]

仁科の他に齋藤太朗澤田隆治もこの番組の最初から参画していた[2]。斎藤によれば、1978年7月頃から数回社内で朝番組の企画公募があったもののいずれも採用に至らず、9月頃に突然井原から仁科・斎藤の2名にお呼びがかかり「朝番組をやれ」と言われたため、澤田を含めた3名で企画を考えたという[3]。当初は実際の制作は他のスタッフがやると思っていたが、企画が採用になった直後に井原から「お前たちが考えた企画の意味は、お前たちにしかわからないんだから、とりあえず3年我慢しろ」と言われ、しぶしぶ制作もやることになった。また企画段階では1時間番組のつもりだったが「どうせやるならまだ誰もやったことのないものを」ということで、いつのまにか90分番組になっていたという[4]。斎藤は番組が90分になることが確定した段階で、番組を30分ごとに3つのゾーンに分け、最初の30分は出勤前のサラリーマン向けにとにかくテンポを早く、次の30分は中学生・高校生向けに少しテンポを落とし、ラスト30分は主婦向けに大きくテンポを落とすというスタイルにすることを決めた。また前述の「短いコーナーを細かく積み重ねる」スタイルについては、澤田が持ってきたNHKの『国民生活時間調査』の影響も大きかったとしている[5]

番組の企画段階での仮タイトルは『今日、あなたは』。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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