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ポーランド・ズウォティ
Polski z?oty (ポーランド語)
ISO 4217
コードPLN
中央銀行ポーランド国立銀行
ウェブサイト ⇒www.nbp.pl
使用
国・地域 ポーランド
インフレ率16.6% (2022年7月)[1]
情報源ポーランド国立銀行[2]
指数CPI
補助単位
.mw-parser-output .frac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .frac .num,.mw-parser-output .frac .den{font-size:80%;line-height:0;vertical-align:super}.mw-parser-output .frac .den{vertical-align:sub}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}1⁄100グロシュ
通貨記号z?
グロシュgr
硬貨1gr, 2gr, 5gr, 10gr, 20gr, 50gr, 1z?, 2z?, 5z?
紙幣
広く流通10z?
ズウォティ (ポーランド語: z?oty, ポーランド語発音: [?zw?t?] ( 音声ファイル);[3] 略称: z?; 国際通貨コード: PLN) は、ポーランドの公式通貨・法定通貨である。補助単位はグロシュ (gr)で、1ズウォティは100グロシュに相当する。流通額は中・東欧で最も多く、外国為替市場での取引額は22位である[4][5][6]。日常会話ではズウォトゥフカ(z?otowka)というくだけた表現が用いられることもある。日本ではズロチと表記されることもある[7]。
「ズウォティ」という名は、「金の」を意味するポーランド語の男性形容詞であり、西ヨーロッパのフローリンやギルダーと強い結びつきがある。グロシュは神聖ローマ帝国を中心に使われたグロッシェン(英語版)に由来し、イギリスのグロートとも同根である。ポーランドのグロシュは1919年2月28日にポーランド・マルカに代わって導入され、1924年に流通を始めた。ズウォティ硬貨の発行は、ワルシャワのポーランド造幣局(英語版)(1766年2月10日設立)のみで認められている。
1919年の制定以来、ズウォティは改定を繰り返している。直近では、1990年代前半のインフレーションを受けて1995年1月1日にデノミネーションが実施され、10,000旧ズウォティ (PLZ) が1新ズウォティ (PLN) とされた。これ以降のズウォティは比較的安定しており、1ユーロ=4?5ズウォティ程度のレートを維持している。ポーランドが加盟している欧州連合は加盟国に将来的なユーロへの切り替えを求めている。2011年の世論調査では、ズウォティからユーロへの切り替えに反対するポーランド人の割合は60%近くに上っていた[8][9]。しかし2022年の調査では60%がユーロ導入賛成に回っている。同調査によればすでにユーロを使ったことがあるポーランド人は84%に上っており、58%がユーロ導入の好影響が悪影響を上回るだろうと予想している[10]。 「ズウォティ」(z?oty)は、ポーランド語で「金」を意味する名詞「ズウォト」(z?oto)が形容詞化した単語である。直訳すれば「金の」あるいは「金でできた」という意味である。複数形では「ズウォテ」(z?ote [?zw?t?]
名称
1 ? ズウォティ/グロシュ
2...4; 22...24; 32...34 (...), 102...104, 122...124, 132...134, (...) ? ズウォテ/グロシェ
0, 5...21; 25...31; 35...41 (...); 95...101; 105...121; 125...131; (...) ? ズウォティフ/グロシ
小数で表記する際はズウォテゴ(z?otego [zw??t???] )/グロシャ(grosza [??r??a])と呼ぶ(例:0.1 z?otego、2.5 z?otego)。 公式な通貨記号はz?。これは"z?oty"の最初の2字zと?からとったものである[12]。単一記号としてはUnicodeが割り当てられていないものの、古いポーランドのタイプライターには対応するキーが設けられていた[13]。ポーランド語プログラマキーボードを用いて入力する際は、1文字ずつZと?(AltGr+L)を入力する必要がある。グロシュを示す記号はgrである[14]。 ポーランドでは、10世紀ごろから最初の有形貨幣としてデナリウス(デナル)が流通し始めた[15]。この時期のポーランドの硬貨は1種類の額面しかなかった。材料としては銀の地金を用いる場合が多かったが、銅や他の貴金属が混ぜられることもあった[16]。当時はグジヴナ
記号
歴史
前史と第一ズウォティ15世紀にトルンで鋳造されたデナル貨。ポーランドの白鷲があしらわれている。
「ズウォティ」という語は、当初14世紀から15世紀にかけて外国の金貨を指して使われていた。主なものとして、ドゥカート、フローリン(英語版)、グルデン(英語版)が挙げられる。1496年、セイム(英語版)(ポーランド王国議会)は独自通貨の制定について討議した末、それまでユニット・オブ・アカウントであったズウォティを実体貨幣とした[20]。金片である1ズウォティを30グロシュとするレートが定められ、これが19世紀まで使われ続けた[21]。1526年から1535年にかけて、ポーランド王ジグムント1世はミコワイ・コペルニク(ニコラウス・コペルニクス)とユストゥス・ルドヴィク・デチュシュ(英語版)(ユストゥス・デキウス)の建言により大規模な貨幣改革を実施した。その一環として1528年2月16日に発された造幣法令により、ズウォティは法定通貨とされた[22]。
しかしその後もしばらく、ポーランドは複雑で込み入った通貨体系を使い続けていた。18世紀になり、スタニスワフ2世アウグストの改革ですべての通貨体系が1ズウォティ=30グロシュの体系に一本化された。また1協約ターラー(英語版)(神聖ローマ帝国の通貨)=8ズウォティ=純銀23.3856g、1北ドイツターラー(英語版)=6ズウォティ=銀17.5392gという交換レートが定められた。つまり、1ズウォティは銀2.9232gに相当した。
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