スーパー・スクラル
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スーパー・スクラル(Super-Skrull)、またはクラート(Kl'rt)は、マーベル・コミックが出版するアメリカン・コミックスに登場するキャラクターである。

Super-Skrull
出版の情報
出版者マーベル・コミック
初登場『ファンタスティック・フォー』第47号(1963年9月)
クリエイタースタン・リー
ジャック・カービー
作中の情報
フルネームクラート
種族強化スクラル
出身地ターナックス IV
所属チームシークレット・ディフェンダーズ
ユナイテッド・フロント
著名な別名インクレディブル・マン
フランクリン・ストーム
シング
キャプテン・ヒーロー
ボビー・ライト
ハルクリング
能力

超人的な強さ、スタミナ、耐久性

弾力性

パイロキネシス

空中浮揚

不可視

フォースフィールド生成

擬態

催眠的視線

なお、スーパー・スクラルは改造を受けたスクラル人の総称であるが、本項においては特記がない限り、前述のクラートについて述べる。
発行履歴

クラートはスタン・リージャック・カービーによって創造され、1963年9月に『ファンタスティック・フォー』第18号で初登場した。

最初にスーパー・スクラルとして登場した彼は、ファンタスティック・フォーの敵としてよく知られており、スーパーヴィランアンチヒーローとして描かれており[1]、テレビ、ビデオゲーム、小説にも出演している。

もう一人のスーパー・スクラルとして登場したシビル(S'byll)は、スティーヴ・イングルハートとジョー・スタトンによって創造され、1988年4月に『シルバーサーファー』 vol.3第13号で初登場を果たした。
キャラクター経歴

クラート・ザ・スーパー・スクラルは、ギャラクタスによって破壊されたターナックス IVの軍隊で改造された兵士であり、惑星“ザラグズナ”のスクラル伯爵夫人と結婚し、息子のサーノグと娘のジャジンダを持った[2]。しかしクラートは、その任のために家族から遠ざけられ、敗北を積み重ねるとザラグズナから追放され、妻や息子に会うことを許されなかった[3]

スクラル皇帝のドレク7世がスクラル帝国の地球侵攻を阻止した“ファンタスティック・フォー”に反撃する方法を考案すると[4]、クラートがスクラル帝国の侵略への新しい道を開くために地球に送られた。

ファンタスティック・フォーと対決したクラートは彼らを圧倒し、撤退を強いらせた。だが、リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティックにクラートの力がスクラルの故郷からのエネルギービームによって増強されていると見抜かれると、スー・ストーム/インビジブル・ウーマンによってビームをブロックされ、クラートは力を奪われて敗北。ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチによってクレーターに追いやられた[5]

力を回復して無敵となったクラートは、ニューヨークに渡ってフランクリン・ストームを拉致し、ファンタスティック・フォーに再戦を挑み、フランクリンを死亡させた[6]。その後、ドクター・ドゥームによって召喚され、他のヴィランらと共にリードとスーの結婚式を攻撃したが、リードにより他のヴィランら共々の記憶を消去された[7]。それからクラートは度々地球へ送り返され、彼はソー[8]、“クリー”のヒーローであるマー=ベル/キャプテン・マーベルとの戦いを経て[9]、“クリー・スクラル・ウォー”では“アベンジャーズ”を解散させ、マー=ベル、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチピエトロ・マキシモフ/クイックシルバーを拉致した[10]。だが戦争が休戦すると、クラートはサノスに付き、彼の“コズミック・キューブ”探索を支援して、リック・ジョーンズを捕獲しようとした末にマー=ベルやシングと再戦した。しかし、マー=ベルによってサノス共々返り討ちとなった[11]。そしてピーター・パーカー/スパイダーマン、ヒューマン・トーチ、ミズ・マーベルとの小競り合いにおいてクラートはヴァン・アレン帯に閉じ込められた[12]

だがカナダの研究チームのミスにより深宇宙から引き戻されたクラートは、ウォルター・ラングコフスキー/サスカッチを除く研究チームのメンバーを殺害し、ヴァン・アレン帯の影響でを患ったことに気付いた。そしてサスカッチにも勝利したものの、彼に騙されたクラートは、深宇宙に送り返されてしまった[13]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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