スーパーマリオ_(本山一城の漫画)
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スーパーマリオ
漫画
作者
本山一城
出版社講談社
掲載誌コミックボンボン
デラックスボンボン
発表期間1988年12月号 - 1998年9月号
巻数全43巻
話数全183話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

この項目で扱う『スーパーマリオ』は、本山一城によって『コミックボンボン』(講談社)および『デラックスボンボン』(講談社)に連載された、任天堂のゲーム「マリオシリーズ」を原作とする漫画の総称である。
概要

タイトルは統一されておらず、「スーパーマリオワールド」「スーパーマリオカート」といったように、そのとき扱っている原作のゲームの名前をタイトルに冠している。連載は10年に渡り、話数は『コミックボンボン』、『デラックスボンボン』、増刊号を含めて183話。これは『ボンボン』史上最長連載である。[1]。連載期間は1988年12月号から1998年9月号。

同じく長期連載となっている沢田ユキオの『スーパーマリオくん』(小学館月刊コロコロコミック』連載)と比べ、「沢田先生がマリオ漫画の徳川家康だとしたら、本山先生は織田信長[2]」と評されている。掲載時の時節ネタが多く、他のマリオ漫画とは大幅に異なり、ギャグよりもダイナミックなアクションやシリアスなストーリー性が濃い。沢田ユキオの『スーパーマリオくん』と同様、オリジナルキャラ以外の原作ゲームキャラに関しては忠実に描かれているものの、女性キャラに(例:ピーチ姫、デイジー姫、ワンダ、ポリーン、レディ、キャプテン・シロップ、ケイプ、メイドー)関しては少女漫画/アニメ調のデザインで描かれる事が多い。

単行本は全て絶版しており入手は困難だが、作者のホームページにて未収録回を含めたDVD-Rを販売しているので安易に読むことが出来る。なお、連載終了後に版権が小学館[3]に移ってしまったため、単行本の復刊は決して望めないとのこと。
各タイトルおよびストーリー

物語は基本的に独立していて、作品ごとに設定は微妙に異なる。しかし、回想シーンで登場するなど間接的には繋がっていることもある。

※のついた作品は単行本未収録作品。

※※の作品はタイトルを替えて単行本となった。

(FC)=
ファミリーコンピュータ、(GB)=ゲームボーイ、(SFC)=スーパーファミコン、(N64)=NINTENDO64

スーパーマリオブラザーズ3

原作ゲーム -
スーパーマリオブラザーズ3 (FC)

スーパーマリオランド

原作ゲーム -
スーパーマリオランド (GB)・テトリス (GB)・ゴルフ (GB)・ベースボール (GB)・テニス (GB)・クイックス (GB)・ソーラーストライカー (GB)

内訳

マリオランド編(単行本1巻)

テトリス編(単行本2巻)

三大スポーツ編(単行本3巻)

クイックス&ソーラーストライカー編(単行本4巻)


ドクターマリオ

原作ゲーム -
Dr.マリオ (FC)

スーパーマリオワールド

原作ゲーム -
スーパーマリオワールド (SFC)

内訳

ゲーム本編(単行本1 - 4巻)

スポーツバトル編(単行本5巻)

マリオ刑事編(単行本6巻)

スーパーマリオG編(単行本7巻)

オリンピック編(※)

タイムトラベル編(※)

ゲーム本編において、コミックボンボンとデラックスボンボンの同時並行で連載をしていた経緯から単行本においても一冊内で前半はボンボン版、後半にデラボン版と分かれている。ボンボン版においてはストーリー重視、デラボン版においては攻略情報重視の内容となっている。

スポーツバトル編作者によるゲーム本編の後談のオリジナルストーリーでクッパがマリオの帽子を奪おうと計画してマリオの帽子を奪ったり、金アミビーチバレーやおばけ屋敷そしてアイアンレース等と以上にイベント性が高いストーリーに仕上がっている。

マリオ刑事編キノコ王国で繰り広げられる作者独自のオリジナルストーリーでマリオブラザーズ(マリオ、ルイージ)が刑事に任命され、様々な事件を解決するストーリーである。

スーパーマリオG編作者のオリジナルストーリーでマリオの世界観にサンダーバードウルトラマンを混ぜたような特撮的な話となっている。マリオシティーの市長、マリオは市の人口が50万人に達成した記念に正義の使者スーパーマリオGから石像と変身カプセルを渡される(石像はSFC版シムシティーのネタ)。マリオは変身カプセルから出るパワーアップアイテムを食べると全長数10mにもおよぶスーパーマリオGと一体化をし、その力をもって亀一族のメカや怪獣と戦うのであった。

オリンピック編キノコ王国、サラサ・ランド、ゴルフ王国、恐竜ランド、クッパ帝国の計5国で行うオリンピックのオリジナルストーリー。ちなみにマリオはキノコ王国代表として出ている。元はコミックボンボンで4ヶ月構成で連載された。本来は第8巻で収録される予定だったが商標権問題で発刊されなかったの事。

タイムトラベル編ドクターマリオ ナカマツが開発した丸型タイムマシーンがクッパに奪われ、後を追うマリオたちのお話。ちなみにクッパが奪ったのは試作機で、マリオが使ったのはヨッシーのタマゴに酷似したマシン。


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