この項目では、アメリカ合衆国のテレビドラマについて説明しています。一般用語については「超自然」を、その他の用法については「スーパーナチュラル (曖昧さ回避)」をご覧ください。
スーパーナチュラル
ジャンルアクション、ホラー、 サスペンス、ダーク・ファンタジー
原案エリック・クリプキ
出演者ジャレッド・パダレッキ
ジェンセン・アクレス
国・地域 アメリカ合衆国
言語英語
シーズン数全15シーズン
話数327話(各話リスト)
各話の長さ38 ? 45分
製作
製作総指揮エリック・クリプキ(2005年 - 2010年)
マックG
デヴィッド・ナッター
ロバート・シンガー
キム・マナーズ(2005年 - 2009年)
セラ・ギャンブル(2009年 - 2012年)
ジェレミー・カーヴァー
『スーパーナチュラル』(英: Supernatural)は、アメリカ合衆国 The CW 系列で放送されていたテレビドラマ。ディーンとサムのウィンチェスター兄弟がアメリカ合衆国各地を旅しつつ、超自然的(超常的)存在(悪霊、悪魔、怪物など)を狩るといった内容のアクション・ホラー・サスペンスである。 2005年9月13日にアメリカのThe WB系列で放送開始。2006年9月開始のシーズン2からはネットワーク再編によってThe CW系列に引き継がれた。シリーズ初の全23話[1]となったシーズン7が2012年5月18日に終了し、シーズン8が同10月3日より放送開始となった[2][3][4][5][6]。(日本での状況については後述。) ジャンルはアクション・ホラー・サスペンス。基本的には1話完結のオムニバスで、全体的にロードムービー仕立て[注釈 1]。サムとディーンのウィンチェスター兄弟がアメリカ各地をまわり、霊や怪物などの超常的な存在を退治していくという物語だが、その一方で、2人の主人公の過去や宿命にまつわる連続ドラマ的なストーリーも同時に展開する[注釈 2]。
概要
題材となるのは民間伝承や都市伝説が多い[注釈 5]。エリック・クリプキによると、番組の雰囲気に関しては西部劇から着想を得ており、各話ごとのシチュエーションも西部劇を意識した作りになっている。
主演はジャレッド・パダレッキ(サム・ウィンチェスター役)とジェンセン・アクレス(ディーン・ウィンチェスター役)。レギュラー・キャラクターはこの2人のみだが、彼らの父ジョン・ウィンチェスター[注釈 6]、ベテラン・ハンターのボビー・シンガーら、バラエティに富んだ準レギュラーたちが代わる代わる登場する。
なお、クリプキは当初、3シーズン構想で番組の製作にあたっていたが、構想を拡張して5シーズン構想で製作にあたっているとシーズン2の中盤が放送されている2007年2月のインタビューで明らかにしている[8]。
シーズン3が製作・放送されている2007年11月、2007年-2008年全米脚本家組合ストライキがおき、その影響で多くの番組の収録が中止されるなか、スーパーナチュラルも同様に影響は避けられずに撮影がストップしたため、既に撮影済みであった第12話までで放送は一旦休止を余儀なくされた。(その際に、元々第12話であった「Mystery Spot(火曜日のデ・ジャヴ)」を第11話へ、第11話であった「Jus In Bello(新たなる先導者)」を第12話へと放送順を入れ替えている[9]) 2008年2月12日のストライキ終結後、新たに4話が製作・放送された。シーズン3は元々全22話製作される予定であったが、このストライキの影響により全16話となった。クリプキによると、ストライキ前に考えていたオリジナルのストーリーラインでは、シーズン3のフィナーレ前にサムがディーンを救う予定であったが、製作話数が減ったことにより十分に描く時間がなかったため、ストーリーラインを変更したことを後に明かしている[10]。
シーズン5 第14話放送後の2010年2月にシーズン6の製作決定が発表されると、クリプキは「自分は製作スタッフとしては残るが、ショーランナーとしての役割はセラ・ギャンブル[注釈 7]に譲る」と表明した[注釈 8]。(ストーリーもシーズン5で完結したため、シーズン6からは新展開となっている) その後、セラ・ギャンブルは新企画に専念するためシーズン7限りで降板し、本作の脚本・製作陣から一時退いていたジェレミー・カーヴァーがロバート・シンガーと共同ショーランナーを務めることになった[4][6][11]。
ディーン役のジェンセン・アクレスは、シーズン6の第4話「Weekend at Bobby's(危険な週末)」およびシーズン7の第3話「The Girl Next Door」で監督を務めた[12]。また、シーズン8用に最初に撮影されたエピソード(放送順としては第3話)「Heartache」の監督も務めた[7][13]。
また、本作のシーズン1から美術監督を務めているJerry Wanek[14][注釈 9]も、シーズン7の第13話「The Slice Girls」で監督デビューした[15]。