スーパーチャイニーズ
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スーパーチャイニーズ
(チャイニーズヒーロー)ジャンル
固定画面アクション
対応機種アーケード (AC)対応機種一覧

ファミリーコンピュータ (FC)
Wii U
Windows (Win)

開発元日本ゲーム
発売元 タイトー
Kitcorp

シリーズスーパーチャイニーズシリーズ
人数1 - 2人(同時プレイ)
メディア業務用基板
稼働時期AC
1984101984年10月
発売日一覧

FC
198606201986年6月20日
1989031989年3月
Wii U
201407232014年7月23日
Win
201804172018年4月17日


対象年齢 CERO:A(全年齢対象)

デバイス4方向レバー
4ボタン
CPUZ80 (@ 3 MHz)×2
サウンドZ80 (@ 3 MHz)
AY-3-8910A (@ 2 MHz)
DAC
ディスプレイラスタースキャン
縦モニター
288×224ピクセル
60.00Hz
その他ASIN B003NZZZ6I
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『スーパーチャイニーズ』 (SUPER CHINESE) は、1986年日本ゲームが開発し、ナムコットから発売されたファミリーコンピュータ固定画面アクションゲーム

1984年日本ゲームが開発し、タイトーから稼働されたアーケードゲーム『チャイニーズヒーロー』(CHINESE HERO)のアレンジ移植版である。

主人公のジャッキーおよびリーを操作し、妖魔軍団を倒してミンミン姫を救出するのを目的としている。
概要

元はカルチャーブレーンの前身である日本ゲーム時代に開発したアーケードゲーム『チャイニーズヒーロー』だったが、1986年にファミリーコンピュータ用ソフトとして移植され(以下、FC版)、その際にタイトルが『スーパーチャイニーズ』と改められた。日本ゲームが販売する予定だったが、ナムコに持ち込んだところ会議に通ったため、ナムコからリリースされた[1][2]。タイトル画面に日本ゲームの関連会社の「マイクロアカデミー」の名称がナムコの名称と並んで使われている。北米では『KUNG-FU Heroes』(カンフーヒーローズ)というタイトルで88年に同社のグループ会社であるカルチャーブレーンUSAから発売された。

後に続編となるファミリーコンピュータ用ソフト『スーパーチャイニーズ2』(1989年)が発売され、以後シリーズ化されることとなった。

その後、FC版はゲームボーイアドバンス用ソフト『スーパーチャイニーズ1・2 アドバンス』(2004年)に収録された他、2014年Wii U用ソフトとしてバーチャルコンソールにて、2018年にはWindows用ソフトとしてプロジェクトEGGにて配信された。

なお、同社から発売されたゲームボーイ用ソフト『忍たま乱太郎GB』(1995年)は、『スーパーチャイニーズランド2』(1991年)および『スーパーチャイニーズランド3』(1995年)のゲームシステムを流用して開発されている。
ゲーム内容

平和なチャイニーズランドを襲った妖魔軍団をカンフー技で倒していき、さらわれたミンミン姫の救出を目指す内容。面クリア型のゲームで、規定の数の敵を倒すと次の面へ続く門が開く。4面クリアで次のエリアに移り、8つのエリアを攻略するとゲームクリアとなる。その後は2周目に突入しエリア数は "9-1" のように加算されていく。

基本操作は上下左右の移動と、Aボタンでのパンチに加え、Bボタンで無敵判定のあるジャンプキックを行うムーンサルトキック。また、「ミラクルキック」というストック制アイテム(Kマーク)を保持している場合は、移動せずにBボタンでストックを消費し空中で方向転換が可能な大ジャンプキックに変化する。

2人協力プレイが可能で、1プレイヤーはジャッキー、2プレイヤーはリーを操作する。パンチ力の上昇や罠の看破など各種効果のあるアイテムを取得していくことでプレイヤーキャラクターは強化される。

パワーアップアイテムが入っている宝箱や各種アイテムは、岩や氷などの障害物や特定の場所への攻撃や一定時間が過ぎると出現する。これらは攻撃を加えることで入手できるが、放置するとステージ内を一定時間漂い消滅する。
アイテム
宝箱
白い箱のマーク。中にはキャラクターをパワーアップできる宝物アイテムが入っている。
クェスチョンボール
白地にはてなマークの玉。取るとドル袋か×マークのどちらかに変化する。
ドル袋
$袋のマーク。5個集めるとエキストラボールが1個出現、6個集めAボタンとBボタンを同時入力するとパワーボールが出現する。
×マーク
紫地に×のマークの玉。集めたドル袋が0になってしまう。
エキストラボール
白地にEマークの玉。5個集めると1UPする。ドル袋を5個集めることによって出現する他、一部のステージに存在する、上に乗ると100万点がカウントされる浮き島に乗ることでも出現する(この場合、画面が光って点数がカウントされている間、出現したエキストラボールを取る毎にまた新しいエキストラボールが1つ出現する)。
パワーボール
赤地にPマークの玉。取ると一定時間BGMが変化し、全ての敵が青白くなり触れるだけで倒せてしまう無敵状態になる。あるステージでは、ドル袋を集めなくても特定の場所を殴ると出現する。
ガンボール
赤地にGマークの玉。取ると一定時間BGMが止まり、パンチを出した際に火の玉(ガン)を発射できるようになる。同時プレイの際には入手したプレイヤーのみ使用できる。使用中は敵が飛び道具による攻撃をしてこなくなる。
1UP
1UPのマーク。自機が増える。同時プレイの際には入手したプレイヤーのみ数が増える。
カギ
鍵のマーク。取ると一定時間BGMが変化し、ワープゾーンかボーナスステージへ行ける階段が出現する。
宝物
パンチアップ
拳のマーク。パンチの威力が上昇し、パンチで倒せる敵が増える。最大3まで。
ミラクルキック
Kのマーク。所持している数だけミラクルキックが使用できる。十字ボタンを押さずにキックボタンを押せば出る。同時プレイの際には入手したプレイヤーのみ数が増える。
マヨケA
白地の卍マーク。ハカイダンに取り付かれても離れやすくなる。
マヨケB
赤地の卍マーク。プリンセスキャッツの石化光線を浴びた際の硬直時間が短縮される。
マキモノA
白い巻物マーク。プリンセスキャッツやメデューサキャッツをパンチでも倒せるようになる。
マキモノB
赤い巻物マーク。ユニゴンの動きが遅くなる。
カガミ
鏡のマーク。イナズマーやハカイダン・イソギンチャックの光線を正面を向いた時に反射できるようになる。
ジュズ
白い数珠のマーク。一部の面に登場する透明なハカイダンが見えるようになる。
サケ
酒瓶のマーク。ドーラゴンの動きが遅くなる。
ホウケン
刀のマーク。ドラゴンマンやドーラゴンを倒せるようになる。十字ボタン+Aボタン+Bボタンで装備できる。
スイショウダマ
黄色い玉のマーク。ダイブッチャンが放つ弾の数が減る。
ロウソク
蝋燭のマーク。落とし穴の場所が見えるようになる。
特殊ステージ

主にアイテムの鍵を取り出現する階段に触れることで進めるステージ。ボーナスステージかワープポイントかは面によって決められている。なお、階段は一定時間経つと消滅する。
ボーナスステージ
制限時間内に真横から放たれる弾丸を避けながらリンゴ(1000点)の数を競うステージ。リンゴを取るとボーナスポイントが蓄積され、タイムアップ後にポイント分だけ更に1000点追加される。ミラクルキックは残数を減らすことなく使用可能だが、弾丸に当たるか池に落ちると強制的にタイムアップとなる(なお、自機は減らない)。エキストラボールも頻繁に出現する。ここで出現するエキストラボールは、通常ステージで入手したエキストラボールとは別にカウントされ、ボーナスステージが終了すると0になる。また、ハートの数を競うステージもあり、この場合は赤いハート(1万点)と青いハート(10万点)が出現する。
ワープポイント
2種類の井戸からそれぞれのエリアへとワープ出来る。時間制限があり、タイムアップになると元の面に戻される。なお、一部の面でワープの井戸と同じ形状の井戸が登場するが、これは池などと同じトラップで、触れると1人ミスとなる。
ブレイクタイム
特定のステージの、特定の岩を破壊すると突如発生する休憩時間。50万点追加される。
登場人物
味方キャラクター
ジャッキー
1P(ワンプレイヤー)が操作するキャラクター。赤い拳法着を着ている。
リー
2P(ツープレイヤー)が操作するキャラクター。青い拳法着を着ている。
ミンミン
妖魔軍団にさらわれたチャイニーズランドの王女。
敵キャラクター
カンフーコマンド
妖魔軍団の雑魚拳士。パンチ、キック、デュアル(両方を使える)の3タイプが存在する。後半からバッファローバイソンに取って代わられる。
イソギンチャック
パンチ系の技では倒すことが出来ない生物。後半から跳ねながら移動するタイプが登場し、こちらは光線を放つ。地形をすり抜けて移動可能。
デブゴン
長い槍を繰り出す太った男。後半から弾を発射するタイプが登場する。
ハカイダン
墓石の幽霊。プレイヤーに取り付き足止めする。後半から光線を放つタイプや透明になるタイプが登場する。地形をすり抜けて移動可能。
ガンマン
バズーカを持った砲撃手。弾丸を発射する。
プリンセスキャッツ
キャッツ族のプリンセス。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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