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出典検索?: "スーパークルーズ" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2010年3月)
スーパークルーズ(supercruise、超音速巡航)とは、航空機が超音速で長時間の飛行、すなわち巡航を行うことである。2010年代以降の新型戦闘機に要求されることも多くあり、F-22やラファールとユーロファイター タイフーンなどがこの能力を備えている。これらの機体は燃料を浪費するアフターバーナー(以下、A/Bと記す)を使用せずとも超音速飛行が可能であり、結果として長時間にわたった超音速飛行が可能になっている。 超音速機が登場した当初において、A/Bを使うことなく超音速飛行を行えた機体は、ライトニングの原型機であるP.1やセンチュリーシリーズのF-107戦闘機などである。また、超音速爆撃機のB-58や、コンコルド・Tu-144のような(A/Bを使用して)マッハ2で超音速巡航可能な旅客機が登場するが、当時はその高速性自体が話題になっていたために、スーパークルーズ能力について注目されることはあまりなく、さらにはSR-71のようなマッハ3で超音速巡航可能な偵察機も登場するが、本機はその最高速度によって名を知られており、同じく特筆される事は無かった。 1970年代以降になると以下の理由で超音速戦闘機にターボファンエンジンが採用されるようになった。 しかし、ターボファンエンジンはより低速向きな特性であり超音速飛行には向かず、音速を突破するには大量の燃料を短時間で消費するA/Bの使用が不可欠になり、結果として燃料を多く積むことができない小型の機体では超音速巡航に不向きになってしまった。 爆撃機においても、高空からの超音速での侵入という戦術が注目された時期があったが、レーダーや地対空ミサイルの発達によってその有効性を失い、その後は亜音速での低空侵攻によってレーダーをかわす戦術が一般的になり、速度性能は顧みられなくなった[2]。
歴史
黎明期
停滞期
ターボファンエンジンはターボジェットエンジンに比べて燃費効率が良く、経済的である。
ベトナム戦争・フォークランド紛争[1] の経験から、超音速で長時間飛ぶ事に意味は無い(必要な時のみ超音速飛行できればよい)と考えられた。