スートラ?教典
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『スートラ?教典』
ドノヴァンスタジオ・アルバム
リリース1996年10月14日
録音1994年 - 1996年[1]
カリフォルニア州ハリウッド Akademie Mathematique of Philosophical Sound Research[1]
カリフォルニア州ヴァン・ナイズ サウンド・シティ・スタジオ[1]
カリフォルニア州ロサンゼルス オーシャン・ウェイ・レコーディング[1]
ウェールズ モンマスシャー ロックフィールド・スタジオ[1]
ジャンルフォーク
時間50分48秒(日本盤)
レーベルアメリカン・レコーディングス
プロデュースリック・ルービン
専門評論家によるレビュー


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ドノヴァン アルバム 年表

Rising
(1990年)スートラ?教典
(1996年)ライジング・アゲイン
(2001年)

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『スートラ?教典』(原題:Sutras)は、イギリスシンガーソングライタードノヴァン1996年に発表したスタジオ・アルバム。新曲によるアルバムとしては12年振りの作品に当たる[2]
背景

ドノヴァンはリック・ルービンの主宰するレーベル、アメリカン・レコーディングスとの契約を得て、ルービンのプロデュースにより2年以上かけて本作を完成させた[2]。ドノヴァンは1996年当時、「僕はリック・ルービンが同志だってことが分かったよ。彼の家を訪ねて書斎を見た時、僕が前の月に入手したばかりのニューエイジ系の本を、彼も読んでいたんだからね」と語っている[2]

本作のレコーディングには、ダニー・トンプソン(元ペンタングル)、スティーヴ・フェローン、ベンモント・テンチ(トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ)に加えて、デイヴ・ナヴァロジェーンズ・アディクション?レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)や、アメリカン・レコーディングス所属のジョニー・ポロンスキー(英語版)を含む若手ミュージシャンも参加した[3]。「黄金郷 (Eldorado)」は、エドガー・アラン・ポーの同名の詩を引用した曲で[4]ナイジェル・ケネディアレンジ及びヴァイオリン演奏で参加している[1]
反響・評価

セールス的には大きな成功に結びつかず、全英アルバムチャート入りもBillboard 200入りも逃す結果となった[5][6]

Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「彼の有名曲に見られたカラフルなサイケデリック・ポップ色を捨て去った代わりに、初期のレコードのアコースティック・フォーク色を押し出しており、ドノヴァンのソングライティングには少々ムラがあるとはいえ、温かみのあるパフォーマンスは、特に長年のファンにとって魅力的かつ歓迎に値するだろう」と評している[7]
収録曲

特記なき楽曲はドノヴァン作。アメリカ盤CDは14曲入りだが[8]、日本盤CD(FHCA-1001)には「ガーデン」が追加された。
なお、日本盤の日本語対訳歌詞、及び対訳タイトルは「王様」が担当しており、訳者のイメージ通りに「対訳歌詞でそのままメロディーに乗せて歌える」仕様になっている。
曲げないで - "Please Don't Bend " ? 4:12

何もいらない - "Give It All Up " ? 3:09

眠り - "Sleep " ? 2:47

Fiona MacleodのBlessing for the Soul's Releaseからの引用を含む[1]


永遠に続く海 - "Everlasting Sea" ? 3:32

気高いあなたの愛 - "High Your Love" ? 2:30

曲はサイババ・コミュニティのスピリチュアル・メロディにインスパイアされた[1]


澄んだ額の御方 - "The Clear-Browed One" ? 3:18

道 - "The Way" ? 2:14

老子の著書『老子道徳経』(訳:Gia-fu Feng, Jane English)からの引用を含む[1]


深い平和 - "Deep Peace" ? 3:10

歌詞はスコットランド・ゲール語の伝統的な祈祷(訳:Caitlin Matthews)を元にしている[1]


涅槃 - "Nirvana" ? 3:31

ティク・ナット・ハンの著書『The Miracle of Mindfulness: A Manual on Meditation』(Beacon Press発行)からの引用を含む[1]


黄金郷 - "Eldorado" ? 3:06

エドガー・アラン・ポーの詩にドノヴァンが曲をつけた[1]


我がものに - "Be Mine" ? 3:27

『The Love Songs of Sappho』(訳:Paul Roche)からの引用を含む[1]


明かりの貴婦人 - "Lady of the Lamp" ? 4:09

永遠の今 - "The Evernow" ? 4:08

私は宇宙 - "Universe Am I" ? 4:44

ガーデン - "The Garden" ? 2:51

参加ミュージシャン

ドノヴァン -
ボーカルアコースティック・ギターハーモニカ、ハーモニウム

ベンモント・テンチ - キーボード(on #2, #3, #8, #11, #12)

デイヴ・ナヴァロ - メロトロン(on #4, #14)、バッキング・ボーカル(on #4, #7, #9)、エレクトリックピアノ(on #5)、エレクトリック・シタール(on #7)、ピアノ(on #9, #14)、キーボード(on #13)、チェンバレン(on #14)

ダニー・トンプソン - アコースティック・ベース(on #1, #2, #6, #13, #14, #15)

ジョシュ・ヘイデン - ベース(on #3, #9, #11)

ジョニー・ポロンスキー - ベース(on #7)

エヴァン・ハーツェル - ドラムス(on #3)

スティーヴ・フェローン - パーカッション(on #5, #13)、ドラムス(on #7, #9, #11, #13, #14)

ジュリエット・プレイター - パーカッション(on #5, #7, #9, #13, #14)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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