スロープスタイル(英語: Slopestyle、略称:SS)は、スノーボード、フリースタイルスキーの競技の一つ。
歴史
1997年のX Games大会の衝撃
スノーボードのスロープスタイルは1997年のX Games大会のおかげで多くの人々に知られるようになった。1997年のX Gamesは(それまであまり人々に知られていなかった)スロープスタイル競技を含んでおり、38000人を超える観客が参加し、スロープスタイルというものを初めて大規模に放送し、21の言語で、198もの国で放送された。1997年のX Gamesの放送が、スロープスタイル競技に大きな影響を与えたことは間違いない。その放送の視聴者の人数が膨大だったということだけでなく、視聴者たちはこの放送で、それまでに見たことがない、新しいスポーツ表現を眼にすることになり、強い衝撃を受けた。ダニエル・フランクがフロントサイドのロデオを飛び、ジム・リッピーやロブ・キングウィルが技をキメ、バレット・クリスティがスロープスタイルとビッグエアでダブルで金を獲得したのを目撃し、当時の人々の感覚で言うと、まるで「サーカス」のようなものを視聴者たちは目撃したのである。その自由さ、各自が工夫できる面白さ、熱気などを感じとり、人々はスロープスタイルに熱狂しはじめた。[1]
日本では2000年2月に上越国際スキー場で初の国内大会「SlopeStyle Y2K in 上越国際」で開催された。
2014年冬季オリンピックよりスノーボード、スキーともに新種目に採用された。
コースレールのイメージ
ジブと呼ばれるレールやボックスと、エア(技)を見せるジャンプ台を複数設置する。
主な大会
Winter X GAMES
オリンピックのフリースタイルスキー競技
フリースタイルスキー・ワールドカップ
フリースタイルスキー世界選手権
フリースタイルスキージュニア世界選手権
コンチネンタルカップ
フリースタイルスキー・ノースアメリカンカップ
フリースタイルスキー・ヨーロッパカップ
フリースタイルスキー・オーストラリアン・ニュージーランドカップ
スノーボード世界選手権
スノーボード・ワールドカップ
ナショナルチャンピオンシップ
全日本フリースタイルスキー選手権大会
全日本スノーボード選手権大会
全日本学生スノーボード選手権大会
全日本スノーボードテクニカル選手権大会
PSA ASIAスノーボードプロツアー
全日本スキー選手権大会スノーボード競技
エアーミックス
JSBAナショナルチャンピオンシップ
ISA全日本学生スノーボード大会
USASA全米選手権
BURTONグローバルオープンシリーズ
The Slope(現在のSLOPESTYLE)
デューツアー
アークティックチャレンジ
USスノーボーディンググランプリ
ビラボンフラントイット
レッドブル南山オープン
オニールプレジャージャム
ザ・マイルハイ
スウォッチTTRワールドスノーボードツアー
主な選手
スノーボード選手
男子
アレクサンダー・オーストレング
イェルムン・ブラーテン(w:Gjermund Braten)
稲村奎汰
稲村樹
エミール・ウルスレッテン(w:Emil Andre Ulsletten)
エリック ウィレット
エリック・ボーシュマン
カイル・マック(w:Kyle Mack)
角野友基
クリス・コーニング
ジェイミー・ニコルズ(w::Jamie Nicholls (snowboarder))
スヴェン・ソーグレン(w:Sven Thorgren)
スコット・ジェームス(w:Scott James)
ステール・サンドベック(w:Stale Sandbech)
セージ・コッツェンバーグ(w:Sage Kotsenburg)
セッペ・スミッツ(w:Seppe Smits)
セバスチャン・トータント(w:Sebastien Toutant)
ダーシー・シャープ(w:Darcy Sharpe)
タイラー・ニコルソン
チャールズ・リード(w:Charles Reid (snowboarder))
チャズ・グルデモン(w:Chas Guldemond)
デイヴィス・ブランドン
トースタイン・ホグモ(w:Torstein Horgmo)
トルゲイル・バーグレム(w:Torgeir Bergrem)
ニコラス・バーデン
ニクラス マットソン(w:Niklas Mattsson)
ブランドン・デイヴィス
ブレージ・リッチンバーグ
ビリー・モーガン(w:Billy Morgan (snowboarder))
ピートゥ・ピロイネン(w:Peetu Piiroinen)
マーカス・クリーブランド
マーク・マクモリス(w:Mark McMorris)