バスケットボールにおけるスローイン(Throw in)は、ボールポゼッション[1]が確定してデッドとなったボールをライブに戻し、ゲームを再開するための手段の一つで、アウト・オブ・バウンズからインバウンズにボールをパスすることによって行われる。ポゼッションが確定していない場合のゲーム再開の手段としては、ジャンプボールがある。
通常のフリースローの最終投や、フィールドゴールが成功し,得点が入った場合に、ゲームを再開するために、相手チームが、エンドライン外のアウトオブバウンズから、インバウンズへパスをおこなうこと。
ボールポゼッションが維持されるフリースローの最終投が成功し,得点が入った場合に、ゲームを再開するために、自チームが、サイドライン外のアウトオブバウンズから、インバウンズへパスをおこなうこと。
ヴァイオレイションやファウルが起きた場合のペナルティとして、相手チームがそれぞれの場合に定められた位置のアウトオブバウンズからインバウンズへのパスをおこなうこと。
プロバスケットボールリーグのNBAでは、ルールが異なる場合がある[2]。
目次
1 スローインとなる場合とその位置
2 スローイン時のクロック管理
3 スローインに関わるヴァイオレイション
4 スローインに関わるファウル
5 脚註
6 関連項目
スローインとなる場合とその位置
2,3,4ピリオド(クオーター)開始の時、エンドライン外から。
通常のフリースローの最終投や、フィールドゴールが成功し,得点が入った場合に攻撃権が移りゲームを再開する時。エンドライン外から。
ボールポゼッションが維持されるフリースローの最終投が成功あるいは失敗した場合に、ゲームを再開するために自チームがサイドライン外から。
詳細は「フリースロー」を参照
ヴァイオレイションが起きた場合
起きた場所に最も近いバウンダリーライン外から。フリースロー延長線上のサイドライン外などの特定の場所から。詳細は「ヴァイオレイション」を参照
パーソナルファウル・テクニカルファールなどのファールが起きた場合。
起きた場所に最も近いバウンダリーライン外から。フリースロー延長線上のサイドライン外などの特定の場所から。詳細は「ファウル (バスケットボール)」を参照
スローイン時のクロック管理
ゲームクロック
停止した状態でのスローイン
この場合、スローインされたボールに、インバウンドのプレーヤーがボールを触れた時点から、ゲームクロックが動く。
2,3,4ピリオド(クオーター)開始の時、エンドライン外からのスローイン。
ヴァイオレイション、ファウル、その他のオフィシャルのコールによりおこなわれるスローイン。
各ピリオド残り2分以内で通常のフリースローの最終投や、フィールドゴールが成功し,得点が入った後のスローイン。
オーバータイム残り2分以内で、通常のフリースローの最終投や、フィールドゴールが成功し,得点が入った後のスローイン。
停止しない状態でのスローイン
上記に該当しない時間帯で通常のフリースローの最終投や、フィールドゴールが成功し,得点が入った後のエンドライン外からのスローイン。
ショットクロック
ショットクロックは、スローインされたボールに、インバウンドのプレーヤーがボールを触れた時点から動く。
保持される場合
ディフェンス側のアウトオブバウンズ、キックボール、などのヴァイオレイションがあった時のスローイン。
ィフェンス側のファウルがあった時点でのショットクロックが14秒以上であった場合のスローイン。
攻撃チームがタイムアウトを取得した(NBAルールでは、ボール保持選手もタイムアウトを申請できる。)後のスローイン
24秒リセットされる場合(フル・リセット)
攻撃チームのファウル、ヴァイオレイションによるスローイン。
14秒リセットされる場合
ディフェンス側のファウルがあった時点でのショットクロックが14秒以下であった場合。例えばショットクロック12秒時にファウルがあった場合、ショットクロックは14秒でスローイン。
8秒カウント
リセットされる場合
バックコートでの、ディフェンス側チームのファウル、ヴァイオレイションによるスローイン。
8秒ルールがボール保持が確定するまで適用されない場合
最終ピリオドあるいはオーバータイム残り2分を切ってからのスローイン。
スローインに関わるヴァイオレイション
スロワー・イン(スローインをするプレーヤー)・ヴァイオレイション
インバウンズにボールを持ち込んではならない。(バウンダリラインを上方へ延長した面を超えてボールを差し出してはならない。)5秒以内にボールを離さなくてはならない。コート上の他のプレーヤーが触るまで、コート上でボールに触れてはならない。決められたスローイン位置から離れてスローしてはならない。コート上の他のプレーヤーが触るまで、ボールをバスケットに入れてはならない。