スルファミン酸ニッケル(II) (英:Nickel bis(sulfamate))は、ニッケルのスルファミン酸塩である。
スルファミン酸ニッケル(II)
IUPAC名
ビス(スルファミン酸)ニッケル(II)
識別情報
CAS登録番号13770-89-3
125℃(3水和物)[1] ニッケル粉末または炭酸ニッケル(II)をスルファミン酸と酸性条件下で反応させると生成する。[2] NiCO 3 + 2 H 3 NSO 3 ⟶ Ni ( SO 3 NH 2 ) 2 + CO 2 + H 2 O {\displaystyle {\ce {NiCO3 + 2H3NSO3 -> Ni(SO3NH2)2 + CO2 + H2O}}} 粉末は緑色の固体で、水に溶けやすい。日本国内では四水和物の粉末のほか、水溶液の形で流通する。[3][4] 電解ニッケルめっき(スルファミン浴)の電解液の主成分として、少量のホウ酸等と共に用いられる[5]。
水への溶解度水に可溶
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
合成
性質
用途
脚注^ “職場のあんぜんサイト:ビス(スルファミン酸)ニッケル(II)
^ “US3620669A "Production of nickel sulfamate"
^ “薬品事業 製品検索
^ “ ⇒電気ニッケルめっき薬品”. 昭和化学株式会社. 2022年11月22日閲覧。
^ 「スルファミン酸ニッケル浴の建て方と使い方」『金属表面技術 現場パンフレット』第14巻第11号、表面技術協会、1967年、10-14頁、doi:10.4139/sfj1954.14.11_10、2022年12月12日閲覧。
表
話
編
歴
ニッケルの化合物
二元化合物
NiBr2
NiCl2
NiF2
NiI2
NiO
NiO2
Ni2O3
NiS
NiS2
多元化合物
Ni(C5H5)2
Ni(CH3COO)2
Ni(CN)2
NiCO3
Ni(CO)4
NiCrO4
Ni(NO2)2
Ni(NO3)2
Ni(OH)2
NiO(OH)
NiSO3
NiSO4
Ni(SO3NH2)2
カテゴリ