スリラーバーク
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スリラーバーク(Thriller Bark)は、漫画ONE PIECE』に登場する架空の船。
概要

王下七武海の一人(当時)ゲッコー・モリアが所有する、世界一巨大な海賊船。内部に島を丸ごと乗せている。巨大さゆえに全貌を確認できず、実際に島にしか見えないため「ゴースト島」とも呼ばれる。船首にあたる部分は巨大な口を模しており、この「門」から、狙った海賊船を島の周囲を取り囲む壁の内側に閉じ込める仕組み。ブルックによれば、「西の海」からやって来たという。

島には「ホグバックの屋敷」と、モリアの寝室やダンスホールなどがあるメインマストの「マスト屋敷」があり、2つの屋敷は「ペローナの不思議の庭(ワンダーガーデン)」をはじめとするいくつかの渡り廊下で結ばれている。舵は「マスト屋敷」の側面から突き出た巨大な滑車を鎖で操作する。

10年ほど前から「偉大なる航路(グランドライン)」前半の「魔の三角地帯(フロリアン・トライアングル)」を航行している。この海域は常に霧に囲まれており、影を抜かれたものが直射日光によって早期に消滅することを防ぐ役割を果たしているが、近くに奇妙な海流があるらしく、その流れに乗ると霧から出てしまう。政府からは、スリラーバークにおける「夜討ち」が雑魚の海賊を片づけるという名目で許可されている模様。

バークとは帆船の1種で、この施設が巨大な帆船であることを示している言葉であり、「スリラーパーク」や「スリラーバーグ」は誤り。作者曰く『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』『アダムス・ファミリー』などの様々なホラー映画やゾンビ映画をモデルとしている[1]
キャラクター
人物
四怪人

スリラーバーク海賊団のメンバー。モリアと3人の部下たち。
ゲッコー・モリア
スリラーバーク海賊団船長。王下七武海の一人(後に除名)。超人系悪魔の実「カゲカゲの実」の能力者。元懸賞金3億2000万ベリー。詳細は「王下七武海#ゲッコー・モリア」を参照
ドクトル・ホグバック
声 -
岩崎ひろしスリラーバーク四怪人の一人。天才外科医。「西の海」出身[2]。45歳→47歳[2]。誕生日は12月19日[3]。身長223cm[2]いて座[2]。血液型XF型[2]。好物はスープスパゲティ[2]。超一流の医療技術を持ち、かつて医者として得られる全てを手にしていた男。奇跡のような手術で多くの人々の命を救い、チョッパーを始め世界中の医師たちから尊敬を集めていた。しかし、本性は傲慢かつ冷酷な性格であり、医者としての使命感や倫理観もなく、人を救っていたのは単に金のためでしかなかった。自分を天才と豪語しているが、普段は奇怪な行動をとるシンドリーに振り回されることが多く、ゾンビの弱点を漏らすなど間抜けな一面も多い。シンドリー復活の恩義から、モリアへの忠誠心は高い。笑い方は「フォスフォスフォス」。12年前、好意を寄せていた舞台女優・シンドリーが事故死したことで、仕事に身が入らない程に落ち込んでいた。その時にモリアと出会い、シンドリーを復活させることを条件にモリアの部下となる[注 1]。シンドリーの死体を盗み出し、復活したシンドリーを自分の使用人として側に置いた。その後は、スリラーバークで影の入れ物となる死体「没人形(マリオ)」を作り出し、強靭なゾンビを生み出していた。チョッパー・ロビンと対峙し、ジゴロウと犬ッペに始末させようとするが失敗。二人に成敗されかけた所にオーズが乱入し、踏み潰されかける。その後、何とか脱出し、敗れたモリアを連れてアブサロムと共にスリラーバークから逃げ出した。モデルは漫才コンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太で、シンドリーとの掛け合いは南海キャンディーズの持ちネタがモチーフになっている[4]
アブサロム
声 -
三浦祥朗スリラーバーク四怪人の一人。兵士ゾンビ・将軍ゾンビ指揮官。異名は「墓場のアブサロム」。「西の海」出身[2]。34歳→36歳没[2]。誕生日は12月30日[3]。身長195cm[2]やぎ座[2]。血液型F型[2]。好物はシマウマの丸焼き[2]。ホグバックの手によってライオンの顎、ゾウの皮膚、クマとゴリラの300kgの筋力(体重)を移植されており、超人的な身体能力を持つ。一人称は「おいら」または「俺」。「ガルルルル」と咆哮をあげる。自分で考案した妙な略語を気に入り、それを繰り返し口にする癖がある[注 2]。世界中の墓場の王となるのが夢。将軍ゾンビのローラに結婚を迫られているが、本人は全力で拒否している。超人系悪魔の実「スケスケの実」の能力者。自分の体、および触れた人や物を透明にすることができる「透明人間」。この能力により透明にしたバズーカを両腕に着けている。また、能力を悪用して女湯を覗いたりする悪癖があるため、部下のゾンビたちからは「エロリーダー」「エロサロム」などと呼ばれている。ナミを一目見て気に入り、結婚しようと誘拐したが、「スケスケの実」の能力に憧れていたサンジの逆恨みによる襲撃に遭い、倒される。一度はナミを奪い返し結婚式を再開しようとしたが、ナミに目覚められ、ローラに乱入される。ローラを倒すが、サンジとの闘いでダメージが残っていたためナミに簡単に倒された。モリアが敗れると、スリラーバークから逃げ出した。マリンフォード頂上戦争では現場にいた[5]。新世界編では、フリーライター「アブサ」と名乗り、能力を活かしスクープ記事を連発している[5]。パンクハザード編では、キッドのアジトに潜入し、キッドアプーホーキンスの海賊同盟結成をスクープした。ワノ国編で黒ひげ海賊団の拠点である海賊島「ハチノス」に潜入するが、「能力者狩り」の標的となって殺害され、シリュウに能力を奪われた。技一覧
怪人の手、怪人の足(かいじんのて、かいじんのあし)
透明化した体で攻撃する。
死者の手(ししゃのて)
透明化したバズーカによる攻撃。
透明化(スケーティング)
自身を能力で透明化させる。
ペローナ
声 -
西原久美子スリラーバーク四怪人の一人。動物ゾンビ・びっくりゾンビ指揮官。異名は「ゴーストプリンセス」。「西の海」出身[2]。23歳→25歳[6]。誕生日は6月7日[3]。身長160cm[6]ふたご座[2]。血液型XF[2]。好物はベーグルサンド、ホットココア[2]ゴスロリ風の衣装を身にまとい、ツインテールの髪型と王冠の髪飾りをした女性。勝気でわがままかつ男勝りな口調で、かわいいものが好き。不満があるとしばしば部下の動物ゾンビたち(特にクマシー)に当たり散らす。一方で、さみしがり屋でツンデレ的発言をすることもある。モリアには遊び半分でつきあっていると本人は主張しているが、子供の頃にモリアに拾われた恩もあり、彼を親のように慕っている[6]。新世界編では容姿が成長し、腕にモリアのブリックバットを模したタトゥーを入れている。笑い方は「ホロホロホロ」。世界中のかわいいものたちを皆ゾンビに変えて、自分に服従させるのが夢。超人系悪魔の実「ホロホロの実」の能力者。霊体を自在に生み出すことができる「霊体人間」。幽体離脱ができたり、分身であるゴーストを作り出し自在に操ることができる。このゴーストには、触れた者を強制的にネガティブ思考にするものと、破裂して物理的な衝撃波を生むものの2種類がある。霊体はあらゆる物体をすり抜けて行動でき、それを通して物事を見聞きしたり話すことができる。ネガティブホロウでルフィたちを立ち所に戦闘不能に陥れ、その特異な能力を見せつける。元々ネガティブなウソップには通じなかったことに一旦は取り乱したが、幽体離脱や「ミニホロ」を駆使した戦法で彼を追い詰める。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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