スムーズジャズ
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スムーズジャズ
Smooth jazz
様式的起源
フュージョン
ポップ・ミュージック
リズム・アンド・ブルース
文化的起源1970年代アメリカ合衆国
使用楽器サクソフォーンギターピアノトランペットシンセサイザーエレクトリックベースドラムス
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スムーズジャズまたはスムースジャズ (Smooth jazz) とは、1980年代末にアメリカラジオ局が使い始めた、ジャズのジャンルに関する音楽用語の一つである。フュージョンクロスオーバーの流れから派生した様式で、1990年代にはジャンル名として確立された。
概要

ポップ・ジャズは古くから存在するが、スムーズ・ジャズの直接的なルーツはフュージョンとみなされている[1]。スムーズ・ジャズは、特に聞き心地が良いことから、テレビやラジオのBGMとして使用されることも多い。イージーリスニング、ミドル・オブ・ザ・ロード(中道)の現在進行形でもあるともいえる。アメリカには、スムーズ・ジャズ専門のラジオ局がある。

アメリカの『ビルボード』誌によれば、フュージョンと共にコンテンポラリー・ジャズに属され、近年のラジオ・ステーションではNAC(ニュー・アダルト・コンテンポラリー)というフォーマットで呼ばれていることもある。

1970年代半ばから後半にかけて、リー・リトナーラリー・カールトンアル・ディ・メオラスタッフザ・クルセイダーズジョージ・ベンソングローヴァー・ワシントン・ジュニアらのフュージョンが流行した。チャック・マンジョーネの「フィールズ・ソー・グッド」[2](1978)やスパイロ・ジャイラの「モーニングダンス」[3]などは、ポップ・チャートでもヒットした。1980年代前半まではフュージョン人気が続いたが、1980年代後半にフュージョンが飽きられてきたことから、レコード会社にとって新ジャンル名が必要とされた。この時期にケニー・Gが登場し、スムーズ・ジャズの最も早い時期のミュージシャンになった。[4]。その後もナジーハリー・コニック・ジュニアノラ・ジョーンズらが活躍した。
主なミュージシャン
0–9

3rd Force
サード・フォース、グループ)

A

Acoustic Alchemy
アコースティック・アルケミー、グループ)

Al Di Meola(アル・ディ・メオラ、ギター)

Alex Bugnon(アレックス・バグノンまたはアレックス・ブニオン、キーボード)

Al Jarreau(アル・ジャロウ、ヴォーカル)

Art Porter(アート・ポーター、サックス)

B

Babao
(ババオ、インストゥルメンタルバンド、サックス、ギター他)

Bill Sharpe(ビル・シャープ、シャカタクのメンバー)

Bob Baldwin(ボブ・ボールドウィン、ピアノ、キーボード)

Bob James(ボブ・ジェームス、キーボード)

Boney James(ボニー・ジェイムス、サックス)

Bradley Joseph(ブラッドリー・ジョセフ、キーボード)

Brandon Fields(ブランダン・フィールズ、サックス、参考:MySpace.com - Brandon Fields - VALLEY VILLAGE, California - Jazz / Fusion、 ⇒オフィシャルサイト、allmusic Brandon Fields)

Braxton Brothers(ブラクストン・ブラザーズ、グループ、参考:MySpace.com - Braxton Brothers - SAN FRANCISCO, California - Soul / Jazz、 ⇒オフィシャルサイト、allmusic The Braxton Brothers)

Brian Culbertson(ブライアン・カルバートソン、キーボード、プロデュース)

Brian Simpson(ブライアン・シンプソン、キーボード、参考:MySpace.com - BRIAN SIMPSON - Los Angeles, California - Jazz / Nu-Jazz、 ⇒オフィシャルサイト、allmusic Brian Simpson)

BWB(BWB、グループ)

C

カシオペア(日本)

Chieli Minucci
(キエリ・ミヌッチ、ギター、参考:スペシャルEFX

Chris Botti(クリス・ボッティ、トランペット)

Chuck Loeb(チャック・ローブ、ギター)

Chuck Mangione(チャック・マンジョーネ、フリューゲルホーン)

Cindy Bradley(シンディ・ブラッドレイ、トランペット)

Clark=Duke Project:クラーク・デューク・プロジェクト

Craig Chaquico(クレイグ・チャキーコ、ギター)

The Crusaders(ザ・クルセイダーズ

D

Dan Siegel
(ダン・シーゲル、キーボード)

Dave Grusin(デイヴ・グルーシン、キーボード、プロデュース)

Dave Koz(デイヴ・コーズ、サックス)

Dave Valentin:デイヴ・ヴァレンティン

David Benoit(デイヴィッド・ベノワ、キーボード)

David Sanborn(デイヴィッド・サンボーン、サックス)

Doc Powell(ドク・パウエル、ギター)

Don Grusin(ドン・グルーシン、キーボード、プロデュース)

Down to the Bone(ダウン・トゥ・ザ・ボーン、グループ)

E

Earl Klugh
アール・クルー、ギター)

Eric Marienthal(エリック・マリエンサル、サックス)

Euge Groove(ユージ・グルーヴ、サックス)

Everette Harp(エヴァレット・ハープ、サックス)

F

Fattburger
ファットバーガー、グループ)

Fourplay(フォープレイ、グループ)

Fruitcake(フルーツケーキ、オランダ)

G

George Benson
ジョージ・ベンソン、ギター)

George Duke(ジョージ・デューク、キーボード)

George Howard(ジョージ・ハワード、サックス)

Gerald Albright(ジェラルド・アルブライト、サックス)

Gregg Karukas(グレッグ・カルーカス、キーボード)

Grover Washington, Jr.(グローヴァー・ワシントン・ジュニア、サックス)

H

Harry Conick Jr.(
ハリー・コニック・ジュニア

Harvey Mason(ハーヴィー・メイソン、ドラム)

Hiroshima(ヒロシマ、グループ)


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