スミソニアン (雑誌)
Smithsonian
ジャンル歴史、科学、芸術、自然
刊行頻度月刊
発売国 アメリカ合衆国
言語英語
出版社スミソニアン協会(アメリカ ワシントン特別州)
編集主幹マイケル・カルーソ
Michael Caruso[1]
ISSN0037-7333
スミソニアン(英語: Smithsonian)は、ワシントンD.C.のスミソニアン協会が発行する公式の定期刊行物である。創刊は1970年[3]。
本誌の沿革は『ライフ』誌元編集者エドワード・K・トンプソンが当時のスミソニアン事務局長S・ディロン・リプリーから「スミソニアン(機関)の関心事にしたがって、あるいは興味を持つべき話題を集めて」雑誌を作ってほしいと打診を受けた時点にさかのぼる [4]。
トンプソンは後に、新しい雑誌の哲学は「すでにこちらに向いている心に、さらに好奇心をかき立てる」点にあったと回想する。同時代性があって歴史も顧みるし、真の芸術は決して時代遅れにならないのだから可能な限り贅を尽くして誌面に復元すること。社会の進歩と科学技術を報じて、未来を見据えること。技術的な主題を扱っても熟練した執筆者が内容をかみ砕いて一般読者の理解を助け、専門用語で読者を遠ざけることなく、読者の知識欲を刺激してもっと高みに到達したくなるように構成すること。最高の書き手と最高の写真家を見つけろ?かつての『ライフ』誌同様、世界最高を揃えることに変わりはなかった」 [4]
同誌は1973年に初めて赤字を脱する。発行部数は1974年にほぼ4倍の63万5千部、翌1975年に100万部という記録に達した。同時代の雑誌では最も頒布部数が多い1つである。トンプソンの編集長交代は1980年、後任もやはり『ライフ』誌出身のドン・モーザーである。発行部数は増え続け、200万超に導いたキャリー・ウィンフリーは2001年に引退した。 本誌は、芸術、科学、技術の革新を表彰する「アメリカ創意工夫賞」American Ingenuity Awards を2012年に創設し、受賞者にはブライアン・スティーブンソン
アメリカ創意工夫賞
表彰式で賞を発表する役目には、スティーブン・ホーキング(2回)、スティーブン・コルベア、デヴィッド・バーン、ハービー・ハンコック、エリン・ブロコビッチ、ルーベン・ブラデス、ビル・ナイ、アート・スピーゲルマン、上院議員アル・フランケンが登壇した。
この表彰の盾は、アーティストのJeff Koonsが創作した[5]。 2003年以来、恒例の国際写真コンテストを開催してきた[6]。応募は世界100カ国以上、数万枚に及ぶ。 年大賞読者賞自然界人物旅行アメリカの体験加工した画像モバイル備考
写真コンテストとSmithsonian.com
2022Arnfinn JohansenYuepeng BaoPrabir Kumar DasJonny DubAnnemarie JungRory DoyleTracy WhitesideAndrew Smith[7]
2021Sinsee HoShayna StevensPrathamesh GhadekarMatjaz KrivicChen-Tung TaiCraig LefebvreGarry PlattSunil Choudhary[8]
2020Skyler WilsonTran Tuan VietJohn ComiskyMatt StasiOlesia KimLynsey SchroederErika ZolliMayank Soni[9]
2019Jon EnochMatt GillespieConor RyanYam G-JunNatnattcha ChaturapitamornTerrell GrogginsDasha PearsVictoria Gorelchenko[10]
2018Rory DoyleCarla RhodesAnuroop KrishnanWillem KuijpersDenis KarasevJassen TodorovDaniel Garayケリー・ダラス[11]
2017Thong HuuSara JacobyOreon Strusinski(自然界)Dan FenstermacherTran Tuan VietSeyed Mohammad Sadegh HosseiniAdam ??d?oMohammad Mohsenifar[12]
2016Pradeep Raja KannaiahMilan SachsPrelena Soma OwenGreta Rybus(持続可能な旅行)、JoaoBorgesPeter NutkinsStephanie FodenJim MneymnehAlina Rudya[13]
2015Albert Ivan DamanikAlice Van Kempen緒方秀敏
2014Pham TyNicolas ReusensLorenzo MittigaOlivier DoulieryDavid Martin Huamani BedoyaJoydeep MukherjeeJefflin LingYilang Peng[16]
2013Sergio Carbajo RodriguezCandy FengGraham McGeorgeWillie HuangNidal Adnan KibriaSimon MorrisShamma EsoofCesar Rodriguez[17]
特筆するべき寄稿者は現任を含め、次のとおり。
寄稿者
リチャード・カンリフ
フランク・デフォード
アイリーン・ガン
ペン・ジルット(英語版)(wikidata)
ジョン・クラカワー
ジル・ルポール(英語版)(wikidata)[19]
フランツ・リッズ(英語版)(wikidata)[20]
アラン・ライトマン(英語版)(wikidata)[21]
ジョー・マーチャント
デイヴィッド・ マカルー(wikidata)[22]
スーザン・オーリアン(英語版)(wikidata)[23]
ナサニエル・フィルブリック(英語版)(wikidata)[24]
ポール・セロー
出典[脚注の使い方]^ Jim Romenesko (2011年10月19日). “Caruso named Smithsonian editor-in-chief”. Romenesko+. The Poynter Institute. 2011年10月22日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2011年10月19日閲覧。
^ “ ⇒AAM: Total Circ for Consumer Magazines” (英語). Alliance for Audited Media. 2016年10月27日閲覧。
^ “ ⇒Top 100 U.S. Magazines by Circulation”. PSA Research Center. 2016年2月6日閲覧。
^ a b Winfrey, Carey (October 2005), Noxious Bogs & Amorous Elephants: Smithsonian's birth, 35 years ago, only hinted at the splendors to follow, Smithsonian, ⇒オリジナルの2013-02-02時点におけるアーカイブ。