スミカスミレ_45歳若返った女
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スミカスミレ
ジャンル
レディースコミック
漫画
作者高梨みつば
出版社集英社
掲載誌Cocohana
レーベルマーガレットコミックス
発表号2013年10月号 - 2018年5月号
発表期間2013年8月28日 - 2018年3月28日
巻数全11巻
話数全48話
ドラマ:スミカスミレ 45歳若返った女
原作高梨みつば
脚本古家和尚、嶋田うれ葉
制作テレビ朝日MMJ
放送局テレビ朝日系
放送期間2016年2月5日 - 3月25日
話数全8話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画テレビドラマ
ポータル漫画テレビドラマ

『スミカスミレ』は、高梨みつばによる日本漫画作品である。『Cocohana』(集英社)にて2013年10月号から2018年3月号まで連載された[1]

2016年テレビ朝日系で桐谷美玲の主演でテレビドラマ化された。
あらすじ

如月澄は、厳格な父親に逆らえず、子供の頃から家の手伝いをし、祖母の介護と家事のために高校を中退、やがて父、母の介護をし続け、恋を知らないまま60歳になった。母が亡くなってようやく自分のための時間が出来たと言われても、何をしたいのか分からなかった。母の写真を探していた澄は、幼い自分が怖がり母がしまったままになっていたカキツバタと黒猫が描かれた古びた屏風を見つける。縁(ふち)で指を切ってしまい、絵に血が飛んでしまうが、なぜか蒸発してしまう。見間違いだったのだろうかと訝る澄だったが、その夜、屏風から現れた黒猫は、黎(れい)と名乗り、男の形(なり)に姿を変え、封印を解いた主である澄の願い事を叶えるという。

黎から生気を分け与えられ、60歳から17歳の女子高生へと若返った澄は、如月すみれと名乗り、地元の高校へ転入する。黎の助けを借りながら青春を謳歌するすみれは、クラスメイトの真白勇征と付き合うことになり、初めての男女交際に心を躍らせる。ある日、勇征の自宅で犬の出産に立ち会ったすみれが感動のあまり発した言葉で、真白家の蔵にあった屏風から妖艶な女性・雪白がはい出てくる。その屏風は、黎の屏風と対になっていた、黎の婚約者が封印されていたものだった。

雪白は、許嫁である自分よりすみれを優先する黎に苛立ちを覚えながらも、黎にならってこの世界で生きていくため、真白家の家政婦となる。時は流れ、すみれは3年に進級。大学進学を決めたすみれは、勇征と共に受験勉強に励む。勇征が志望大学に合格を決めて間もなく、連絡が途絶え心配したすみれが自宅に電話をすると、勇征が入院したと知らされる。しばらくして出た検査結果は、勇征が非常に珍しい心臓病にかかっているという知らせだった。このままでは勇征の命が危ういと知ったすみれは、黎が自分のために分け与えた生気を勇征にあげてほしいと頼み込む。雪白は、生気を勇征に与えれば、すみれは元の60歳の姿に戻るがそれでも良いかと念を押す。
登場人物
如月 澄(きさらぎ すみ) / 如月 すみれ(きさらぎ すみれ)
花卉園芸農家に生まれ、厳格な父親の方針で、子供の頃から友達との遊びより家の手伝いを優先し、事故に遭った祖母の介護と家事のため、高校を中退[注釈 1]。祖母、父、母の介護をし続け、恋愛を知らないまま60歳になった。赤面症。愛猫の名は「じゅり」。母の葬儀を終え、昔のアルバムを探していたところ、黒猫の屏風の縁で指を切ってしまい、屏風に血が飛び、黎(れい)と名乗る猫が現れ、「青春をやり直したい」という澄の願いを叶える。澄の遠縁の如月すみれという女子高生として、高校に通い始める。
黎(れい)
カキツバタの屏風に封印されていた化け猫。封印を解く鍵は、処女の生き血と願い事で、願い事が成就した時に完全に屏風の呪縛が解ける。主であるすみれを様付けで呼ぶが態度は大きく、早々に願いが成就するように、すみれの恋の相手を真白と見当を付け、親しくなるきっかけを作るなど手助けをする。対になる屏風に婚約者が封印されており、主の願い事が成就した時、もしくは主がある言葉を口にした時に封印が解ける。
真白 勇征(ましろ ゆうせい)
すみれのクラスメイト。背筋を伸ばして真剣に授業を聞くすみれの姿に惚れる。母の葬儀を終え、バスで骨壷を抱えた澄に席を譲ってくれた好青年。兄がいる。市議会議員を務める父親とは確執がある模様。豪邸に住んでいる。
由ノ郷 千明(よしのごう ちあき)
すみれのクラスメイト。美人。亜梨紗にいじめらしき行為を注意し、逆に仲間外れにされるようになり、不登校になっていたが、すみれの話を聞いて登校を再開、下の名前で呼び合う仲になる。
幸坂 亜梨紗(こうさか ありさ)
すみれのクラスメイト。高飛車な性格。真白のことが好き。
福屋(ふくや)
すみれの隣の席のクラスメイト。
小倉(おぐら)
如月家の隣人。澄の飼い猫が糞をしたなどと言いがかりをつけたり、すみれを訝しんだが、黎の術により好意的になる。
雪白(ゆきしろ)
真白家所有の屏風に封印されていた、黎の許嫁。勇征から黎の匂いを感じ取り、封印を解く言葉を言わせるような状況に仕向けた。経緯に無理があったためか、黎の人化の術にその影響が出てしまった。
澄の父親
花卉農家。厳格な性格で一人娘の澄に家業の手伝いをさせ、祖母が介護が必要な体になった時には澄に高校を中退して祖母の介護や家業の手伝いをしろと命じる。「女に学問はいらない」「子供は親のために働くものだ」という考えの持ち主。
澄の母親
娘思いの優しい母親で、幼少期の澄が屏風の絵を怖がった事から屏風を仕舞ったほか、澄の高校生活を応援していた。澄が父親によって高校を中退させられそうになった時には、「澄を高校に通わせてあげて欲しい」と懇願するが、話を聞き入れてもらえなかった。娘の澄に幼少期から苦労をかけてしまっている事に申し訳なさを感じていた。澄が60歳の時に他界。
澄の祖母
澄が高校生の頃に事故に遭い、介護が必要な状態になってしまった。
書誌情報

高梨みつば 『スミカスミレ』 集英社〈マーガレットコミックス〉、全11巻[2]
2014年1月24日発売、.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-4-08-845164-0

2014年7月25日発売、ISBN 978-4-08-845246-3

2015年1月23日発売、ISBN 978-4-08-845339-2

2015年5月25日発売、ISBN 978-4-08-845394-1

2015年11月25日発売、ISBN 978-4-08-845468-9

2016年2月25日発売、ISBN 978-4-08-845529-7

2016年8月25日発売、ISBN 978-4-08-845627-0

2017年1月25日発売、ISBN 978-4-08-845709-3

2017年8月25日発売、ISBN 978-4-08-845815-1

2018年1月25日発売、ISBN 978-4-08-845885-4

2018年6月25日発売、ISBN 978-4-08-844059-0


ノベライズ


香月せりか(著)・高梨みつば(原作・カバーイラスト) 『小説 スミカスミレ』集英社〈集英社オレンジ文庫〉全1巻

2016年1月20日発売、ISBN 978-4-08-680061-7


テレビドラマ

スミカスミレ 45歳若返った女
別名いとうそ
ジャンル
連続ドラマ
原作高梨みつば『スミカスミレ』
脚本古家和尚
嶋田うれ葉
演出今井和久MMJ
小松隆志(MMJ)
宮岡太郎(MMJ)
出演者桐谷美玲
松坂慶子
及川光博
町田啓太


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