スマッシュド
?ケイトのアルコールライフ?
Smashed
監督ジェームズ・ポンソルト
『スマッシュド ?ケイトのアルコールライフ?』(原題:Smashed)は2012年に公開されたアメリカ合衆国のドラマ映画である。監督はジェームズ・ポンソルト、主演はメアリー・エリザベス・ウィンステッドが務めた。本作は日本国内で劇場公開されなかったが、Amazonなどでの配信が行われている[4]。 小学校教師のケイト・ハンナは二日酔いのまま出勤し、生徒たちの前で嘔吐してしまった。心配して駆け寄ってきた生徒に「もしかして妊娠しているのですか」と尋ねられたところ、ケイトは場の流れで「そうなの」と言ってしまった。その話が校長(パトリシア)の耳にも入ったため、ケイトは嘘をつき続けなければならない事態に陥った。同僚のデイヴはケイトの嘘を見破っていたが、それを暴露するような真似はしなかった。 夫(チャーリー)や義弟(オーウェン)と一緒に出席したパーティーで、ケイトは泥酔してしまった。帰宅しようとした際、見知らぬ女性から「私の車に乗っていきませんか」と声をかけられたため、ケイトはそのまま車に乗り込んだ。女性に勧められるまま、コカインを吸ったケイトはすっかりハイになっていた。翌朝、ケイトが目を覚ますとそこは路上であった。帰宅したケイトはチャーリーから「お前はアルコール依存症だ」と言われた。その後、ケイトは近所の酒屋にワインを買いに行ったが、店側からワインの販売を断られた。怒ったケイトは床に放尿し、店から1本のワインを盗み出した。 酒の飲み過ぎでまたしても意識を失い、流石のケイトもこれではまずいと思うようになった。ケイトがアルコール依存症を脱却したことのあるデイヴに相談したところ、自助グループへの参加を勧められた。そこで、ケイトはジェニーと親しくなった。ジェニーは酒を断つために料理に熱中するという道を選んでいた。断酒のために必死に努力する参加者の姿を見て、ケイトも断酒を決意するのだった。デイヴはケイトを自宅まで送っていったが、道中、要らぬことを言ってケイトを怒らせた。その後、ケイトはチャーリーと一緒に長らく疎遠だった母親(ロシェル)の元を訪ねた。ロシェルもまた酒浸りの生活を送っていた。ケイトは自助グループに参加することを勧めたが、ロシェルは「今更断酒したところでどうなるというのか」と投げやりな姿勢を変えなかった。実は、ケイトの父親もアルコール依存症だったが、克服後に家を飛び出したのである。父親は再婚して幸福な暮らしを送っているのだという。 ケイトの断酒は順調に進むかに見えたが、ここに来てもう一つの問題が重くのしかかることになった。その問題とは妊娠したと同僚や上司、生徒たちに嘘をついてしまったことである。
ストーリー
キャスト
メアリー・エリザベス・ウィンステッド - ケイト・ハンナ
アーロン・ポール - チャーリー・ハンナ
オクタヴィア・スペンサー - ジェニー
ニック・オファーマン - デイヴ・デイヴィース
メーガン・ムラーリー - パトリシア・バーンズ校長
メアリー・ケイ・プレイス - ロシェル