『スペース・スクワッド』は、2017年夏に発売のオリジナルビデオ作品(東映Vシネマ)[出典 1]。同年6月17日に先行して2作同時に劇場上映された[出典 1]。
本記事では、前日譚『ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド EPISODE ZERO』のほか、スーパー戦隊シリーズ『宇宙戦隊キュウレンジャー』とのコラボレーション作品『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』についても解説する。 宇宙規模の警察ヒーローである宇宙刑事シリーズの『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』と『宇宙刑事 NEXT GENERATION』、スーパー戦隊シリーズ『特捜戦隊デカレンジャー』のクロスオーバー作品[出典 1][注釈 1]。また、他のメタルヒーローシリーズからのゲストキャラクターも登場する[4][5]。 脚本と監督は、『宇宙刑事 NEXT GENERATION』でタッグを組んだ荒川稔久と坂本浩一が担当する[出典 2]。キャラクターデザインの野中剛は、坂本の監督作品『破裏拳ポリマー』からの流れで企画初期から参加した[7]。 本シリーズでは、宇宙刑事シリーズの銀河連邦警察は『デカレンジャー』の宇宙警察内の組織犯罪対策部門と位置づけられている[8]。また、宇宙刑事シリーズ以外のメタルヒーローシリーズも同一の世界に存在するものとして扱われている。 『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』の制作経緯は、『宇宙刑事 NEXT GENERATION』が制作を収め、続編を作ろうという企画が上がる中、『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』の成功を受けて、宇宙刑事シリーズとデカレンジャーのコラボ企画が立ち上がることとなった[9]。『宇宙刑事 NEXT GENERATION』の上映イベントは男性客が多く、『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』は女性客へのアピールに成功していたことから、この2シリーズをコラボさせることとなった[10]。また、坂本が監督をした『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』や『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』の時点に存在した宇宙鉄人キョーダイン・イナズマン・美少女仮面ポワトリン・アクマイザー3などの石ノ森キャラをリブートさせ集結させる『石ノ森アベンジャーズ』の構想も、『スペース・スクワッド』シリーズに繋がったとされている[11]。ただし、『スペース・スクワッド』シリーズは、『石ノ森アベンジャーズ』ではなく『八手三郎アベンジャーズ』となってしまっていると答えている[12][13][注釈 1]。『ギャバン』の新作制作は2015年ごろから検討されていたが、坂本のスケジュールの都合により正式に決定したのは2016年に入ってからであった[14]。 先に『ギャバンVSデカレンジャー』の制作が決定し、スピンオフのネット配信作品として『ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド EPISODE ZERO』の制作が決定した[15]。元々、様々な提案があり脚本が進むも、決定打が出なかったため、以前、坂本が企画を出しGOサインが出る寸前までいった『スーパーヒロイン大戦』の企画を復活させることになった[16]。映画『CUBE』をイメージに置いている[17]。 『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』は、『ギャバンVSデカレンジャー』『ガールズ・イン・トラブル』でスーパー戦隊シリーズとメタルヒーローシリーズが両立できる世界観ができた結果と、上記2作品が商業的にも成功した結果とされている[18]。 坂本浩一監督は、『キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』後を描いた作品として、『スペース・スクワッドVSデカレンジャー』でクールギンが登場したため『超人機メタルダー』に触れたいとしている[19]。 坂本浩一監督は、『ウインスペクター』のファイヤーが『キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』ラストに登場したことから、レスキューポリスシリーズにも触れたいとしている[19]。レスキューポリスシリーズに関しては、2019年10月30日に行われた第32回東京国際映画祭内の『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』特別上映時のトークイベントにおいて、塚田英明と中野剛も制作したい旨を述べている[20][21]。なお、同イベントで荒川稔久は、『星雲仮面マシンマン』の続きを妄想しているとも発言している[20][21]。 また、坂本浩一監督は『ブルースワット』も撮りたいとしている[19]。
概要
制作経緯
続編構想
Size:285 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef