スペースワールド駅
駅舎(2007年11月10日)
スペースワールド
Space World
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スペースワールド駅(スペースワールドえき)は、福岡県北九州市八幡東区東田二丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である[1]。駅番号はJA23。 鹿児島本線枝光 - 八幡間の経路変更の一環として設置された[2]。枝光駅と八幡駅は八幡製鐵所の敷地に沿って半円状に迂回する経路を通っていたが、東田地区が遊休地化したことに伴い、東田地区再開発計画が策定され、その際に最短経路に変更された。これにより枝光 - 八幡間の駅間距離は3.2 kmから2.2 kmに短縮されている[2]。 1902年(明治35年)に九州鉄道が1891年(明治24年)に開通した小倉駅 - 黒崎駅間を、八幡東区茶屋町を通る「大蔵線」を廃止し、戸畑駅を経由する海沿いのルートに変更した際、八幡製鐵所工場敷地を迂回するルートとなった。1970年代以降、粗鋼生産の主力を君津製鐵所等へ移管したことや、戸畑地区への集約、第三技術研究所の富津市への移転等により、東田地区は遊休地となった。その遊休地の一部を利用して1990年(平成2年)4月にスペースワールドが開園した。当初スペースワールドへは枝光駅が最寄り駅とされ[1]、枝光駅よりスペースワールドに向かう歩道橋が設置された。 その後、東田地区再開発計画の一環として線路をスペースワールドの西側に移設し、急カーブを解消して距離を短縮する計画が進行。1999年(平成11年)7月2日に高架化が完成すると同時にスペースワールドの最寄駅として当駅が開業した。 駅名は公募により最多得票の「スペースワールド」に決定した[3]。スペースワールド入園客の利便性を図るだけではなく、一連の計画による再開発地域の拠点とすることも目的として設置された駅である。スペースワールドのメインゲート付近に位置し[2]、スペースワールドへは、駅から徒歩5分ほどであった[4]。 2001年(平成13年)には駅前地区で北九州博覧祭2001が開催。期間中は特急「ソニック」「有明」の一部列車も停車した。多客期の特急臨時停車はその後も行われていた[5]。 2018年(平成30年)1月1日の午前2時をもってスペースワールドは閉園したが、JR九州は「地元自治体(北九州市)などから駅名改称の要望は出ていない」として、閉園後も当駅の駅名は変更されていない[6][7][8]。ただし、朝と夜を除いて行われてきた快速列車の停車は、同年3月17日のダイヤ改正をもって行われなくなった[9]。 その後、2022年(令和4年)4月28日のTHE OUTLETS KITAKYUSHUの開業にあわせ、再び主に土休日に限定した、臨時停車が一部の快速・特急列車で行われている[10]。 12両編成対応[18]の島式ホーム2面4線を有する2階建ての高架駅[2]。
歴史
年表
1997年(平成9年)4月18日:駅名が「スペースワールド」に決定と発表[3]。
1998年(平成10年)7月16日:駅建設工事に着手[11]。
1999年(平成11年)7月2日:開業。みどりの窓口営業開始[12]。
2000年(平成12年)6月7日:自動改札機を設置し、供用開始[13]。
2009年(平成21年)3月1日:ICカード「SUGOCA」の利用を開始[14]。
2018年(平成30年)3月17日:快速列車の停車駅から外れる[9]。
2022年(令和4年)3月12日:みどりの窓口の営業時間が短縮され、7時30分から19時までの営業となる[15]。
2022年 (令和4年)4月26日:THE OUTLETS KITAKYUSHU開業に伴い、以降の繁忙期の土休日に限り再び快速の停車駅となり、また博多駅発の特急「ソニック」1本が臨時停車を開始する。
2023年(令和5年)10月1日:駅体制の見直しに伴い、これまでJR九州サービスサポートによる駅業務受託となっていた業務委託駅から[16]、九州旅客鉄道本体による直営駅へと変更される[17]。
駅構造