スベリヒユ(滑?、学名: Portulaca oleracea[2])は、スベリヒユ科スベリヒユ属の一年生植物。代表的なC4植物としても知られる[3]。目次 和名スベリヒユの「スベリ」の語源は諸説あり、葉っぱや茎にツルツル滑るような光沢があることに由来するという説や[4]、食べるときに、茹でた際に出るぬめりに由来するという説がある[4][5]。「ヒユ」は、ヒユ科のヒユに姿が似ているともいわれ[3]、?(草かんむりに「見」の字を当てる。日本の地方によって、トンボグサ[6]、チギリグサ[6]の方言名でも呼ばれている。 中国植物名(漢名)では生薬名にもなっている馬歯?(ばしけん)[6]のほか、馬歯菜、五行草、酸?、豬母菜、地馬菜、馬蛇子菜、長寿菜、老鼠耳、宝釧菜など複数の呼び名がある。 一年生の草本[9]。全体に肉質で無毛、茎は赤紫色を帯び、根元から分岐して地を這い、斜めに立って枝分かれする[9][7]。葉は小さく、長円形のへら形、全縁で肉質で、柄はごく短く互生する[9][7]。 夏期、枝先に集まっている葉の間に、5弁の小さな黄色い花を咲かせる[9][7]。花径は6 - 7ミリメートルほどで[10]、日が当たると花が開く[9]。果実は、熟すと上半分が帽子状に取れるカプセル状の蓋果で、中から極小の黒色の種子が多数落ちて散布される[9][7][11]。
1 名称
2 分布・生育地
3 形態・生態
4 利用
5 近縁種
6 脚注
7 参考文献
8 関連項目
9 外部リンク
名称
分布・生育地として知られ、全般的に執拗な雑草[8]として嫌われる傾向にあるが、地域によっては食料として畑作もされる。
形態・生態