スパイダーマン: ホームカミング
Spider-Man: Homecoming
監督ジョン・ワッツ
脚本ジョナサン・ゴールドスタイン
『スパイダーマン: ホームカミング』(原題: Spider-Man: Homecoming)は、マーベル・コミックのスーパーヒーロー「スパイダーマン」をベースとした、2017年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。監督はジョン・ワッツ、主演はトム・ホランド[4]。スパイダーマンの実写映画の2度目のリブートであり、「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の第16作目である[5]。 『スパイダーマン』の実写映画作品としては、過去にサム・ライミによる三部作、マーク・ウェブによるリブートシリーズ『アメイジング・スパイダーマン』シリーズの計5作が製作・公開されていた。 その中で、2015年2月9日にソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとマーベル・スタジオとのパートナーシップ締結が発表され、『スパイダーマン』のキャラクターをMCUとシェアする事が決定。当時ソニーが続編・スピンオフを企画していた『アメイジング・スパイダーマン』シリーズに代わり、MCU内での新シリーズとして再リブートすることとなった[6]。 また、それに伴い2016年公開のMCU作品『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』には、本作主演のトム・ホランド演じるスパイダーマンが単独主演映画の公開に先行してゲスト登場。本作の物語はその直後から始まることから、原作や以前の2つの実写映画シリーズで描かれたスパイダーマン誕生の起源となる出来事(特殊なクモに噛まれた影響で超人的能力を得たことやベンおじさんの死)については詳細には語られていない。 副題の「ホームカミング(Homecoming)」は「帰郷」を意味する英単語であり、作中でも開かれるアメリカの高校で卒業生を招いて開催される学内パーティの名称でもある。また、それと同時にMCU始動(2008年)後もMCUと別の世界観で製作されていたスパイダーマンの実写映画が「ホームであるMCUに帰って来た」というダブル・ミーニングも込められている。 MCUに属する作品として初のソニー・ピクチャーズ配給作品でもある(MCUの多くはウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給による)。 ニューヨークでのアベンジャーズとチタウリの戦いの後、瓦礫撤去を任されていたエイドリアン・トゥームスは、トニー・スタークと政府が設立したダメージコントロール局(損害統制局)によって職を奪われてしまう。行き詰まったトゥームスは政府に未提出だったチタウリの残骸を再利用してハイテク兵器を作り、密売することで利益を得ようと思いつく。
概要
あらすじ