スパイク・リー
Spike Lee
2018年
本名Shelton Jackson Lee
生年月日 (1957-03-20) 1957年3月20日(67歳)
出生地 アメリカ合衆国 ジョージア州アトランタ
配偶者トーニャ・ルイス(1993年 - )
主な作品
『ドゥ・ザ・ライト・シング』
『モ'・ベター・ブルース』
『ジャングル・フィーバー』
『マルコムX』
『ラストゲーム』
『25時』
『インサイド・マン』
『ブラック・クランズマン』
受賞
アカデミー賞
脚色賞
2018年『ブラック・クランズマン』
名誉賞
2015年
カンヌ国際映画祭
グランプリ
2018年『ブラック・クランズマン』
ユース賞
“スパイク”シェルトン・ジャクソン・リー(Shelton Jackson "Spike" Lee、1957年3月20日 - )はアメリカ合衆国の映画監督・プロデューサーである。 アフリカ系アメリカ人がアメリカ社会で直面する、人種差別や偏見を正面から取り上げる作品で知られ、そのうち『ドゥ・ザ・ライト・シング』など4作品がアメリカ議会図書館においてアメリカ国立フィルム登録簿に永久登録されている[1]。現在ニューヨーク大学映画学科の教授として映画製作を指導しているほか[2]、母校であるモアハウス大学でも時折教壇に立っている。彼が設立した映画制作会社40エーカー・アンド・ア・ミュール・フィルムワークス ジョージア州アトランタで、ジャズ・ミュージシャンである父ウィリアム・ジェームス・エドワーズ・リー三世、通称ビル・リーと教師であると同時に作家でもある母ジャクリーン・シェルトンの間に生まれた。幼い頃に家族でニューヨークのブルックリンに転居している。リーは幼少期に母親に「スパイク」というあだ名をつけられた。ジャズ・ベーシストの父ビルは、スパイク・リーのいくつかの作品で音楽を担当している。スパイク・リーと盟友関係を築く事になるデンゼル・ワシントン主演のジャズ映画『モ'・ベター・ブルース』があり、ビル・リーは終盤の結婚式のシーンで花嫁の父親役として出演もしている。花嫁役のインディゴ・ダウンズを演じるジョイ・リー
概要
経歴
彼が大学院修了課題のために製作した映画は『ジョーズ・バーバー・ショップ』で、学生が製作した映画として初めてリンカーン・センターでのニュー・ディレクター・ニュー・フィルム・フェスティバルに出品された。この映画は全米の大学生・大学院生を対象にした学生アカデミー賞でも大賞を受賞している。1985年、スパイク・リーは初めての商業映画に挑戦した。『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』は予算16万ドルで製作され公開期間はわずかに2週間という悪条件にもかかわらず、翌1986年に公開された時には700万ドルを超える興行成績を残し、スパイクの知名度は上昇した[3][4]。1988年には『スクール・デイズ』を制作し、この作品からはサウンドトラックも注目されるようになった[5]
1989年にヒット作『ドゥ・ザ・ライト・シング』を発表し、黒人監督としての地位を確立させる[6]。本作では人種間の関係や、都市部の犯罪と貧困を描いており、黒人だけではなく、アジア人やイタリア系にも焦点を当てて怒りを表明した。人種差別を描いた映画として激賞され、アカデミー脚本賞にノミネートされるものの、「アカデミー作品賞にはノミネートされず」、それが問題として論争の的となった。