この項目では、ヒガンバナ科の花について説明しています。その他の用法については「スノードロップ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
スノードロップ
Galanthus nivalis
分類(APG III)
スノードロップ (snowdrop) は、ヒガンバナ科ガランサス属(Galanthus、スノードロップ属、マツユキソウ属)の総称。学名の英語読みからガランサスとも呼ばれる。
マツユキソウ(待雪草)ということもあるが、マツユキソウはガランサス属の1種 Galanthus nivalis (common snowdrop) の和名でもある。
北米では希に、キンポウゲ科アネモネ属のAnemone quinquefolia をsnowdropと呼ぶことがある。また、エゴノキ科ハレーシア属 Halesia をsnowdrop treeと総称することがある。
スノーフレークは名前が似ているが別属である。 学名である「Galanthus」は、ギリシャ語のγ?λα(gala、ミルク)と?νθο?(anthos、花)に由来する。「スノードロップ」の呼称は16世紀から17世紀にかけて人気のあった涙滴型の真珠のイヤリングであるドイツのSchneetropfen(Snow-drop)に由来する。 球根で育つ。種子から育てることもできるが、花が咲く大きさの球根に育つまで数年かかる。 冬の終わりから春先にかけ花を咲かせ、春を告げる花として知られる。 花は白で、3枚ずつの長い外花被と短い内花被を持つ六弁花。いくつかの種では内花被に緑色の斑点がある。 夜になると花を閉じ、昼間吸収した温かい空気を保管する[1]。 耐寒性は強いが、土壌を選ぶ[1]。直射日光に弱いため、木陰や木の下に移動、植える。 約20種が属する。よく知られた種は 1月2日などの誕生花とする場合がある[3]。花言葉は「慰め[4][5][6]、希望[7][6]、恋の最初のまなざし[3]」などとする文献がある。 スノードロップはヨーロッパ各地で見られるため幸運なものから神秘的、あるいは不吉なものなど様々な言い伝えがある。 聖燭節との関係が深く、修道院の庭でよく育てられていたため、修道院の跡地などに自生していることが多い[1]。聖燭節の日にスノードロップを籠やボウルに集めて家に持ち帰ると家が清められるという言い伝えが、イギリスのヘレフォードシャー・ビーコン
語源
特徴ヨーロッパや西アジアの19種のスノードロップ(スノードロップ)の分布図。
栽培
分類
Galanthus nivalis
Galanthus woronowii
Galanthus elwesii
文化