ストーカー_(1979年の映画)
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アメリカ合衆国のスリラー映画の「ストーカー (2002年の映画)」とは異なります。
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ストーカー
Сталкер
監督アンドレイ・タルコフスキー
脚本アルカージー・ストルガツキー
ボリス・ストルガツキー
出演者アレクサンドル・カイダノフスキー(ロシア語版)
音楽エドゥアルド・アルテミエフ
撮影アレクサンドル・クニャジンスキー
編集リュドミラ・フェイギノヴァ
製作会社モスフィルム
公開 1979年8月
1981年10月31日
上映時間164分
製作国 ソビエト連邦
言語ロシア語
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『ストーカー』(ロシア語: Сталкер, 英語: Stalker)は、1979年に公開されたソビエト連邦SF映画アンドレイ・タルコフスキー監督作品。原作はストルガツキー兄弟による小説『ストーカー[1]。犯罪の「ストーカー」とは無関係で、この意味が定着する前に製作された。作中では「密かに獲物を追うハンター」くらいの意味で用いられている。

「ストーカー」と呼ばれる案内人が、2人の依頼者とともに「ゾーン」と呼ばれる謎の地帯を探検し、疲労困憊で帰宅するまでと、その前後の「ストーカー」の家庭生活を通じ、人間の本性や欲望、信仰・愛を通じての魂の救済が描かれる。
ストーリー

ある国。ある地域で「何か」(隕石が墜落したのではないか、と言及されるが、謎は明かされない)が起こり、政府はそこへ軍隊を送るが誰一人返って来なかった。政府はそこを「ゾーン」と呼んで立ち入り禁止にした。やがて、「ゾーン」内には「入ると願いが叶う部屋」があると噂されるようになり、「ゾーン」近傍の町では、「ストーカー」と呼ばれる、厳重な警備をかいくぐって希望者を「ゾーン」に案内してわずかな収入を得る人々が現れ始めた。

「科学者」と「作家」と名乗る二人の男性が、「『部屋』に連れて行ってくれ」とストーカーに依頼し、ある日の夜明け前、3人は出発する。ストーカーは「『ゾーン』には無数の罠が仕掛けられている。何があっても私の指示に従い、勝手な動きをしてはいけない」と告げる。「ゾーン」ではストーカーが告げたとおり、予想のつかない謎の現象がつぎつぎに起こり、「乾燥室」や「肉挽き機」と呼ばれる場所で危機を迎えたが、なんとか切り抜ける。

その道行きの中、3人は、「ゾーン」とは何か、「部屋」とは何か、そして信仰とは何かを論じ合う。2人に「『部屋』に入ったことがあるのか?」とたずねられたストーカーは、「それに答えるのは禁忌だ」と返答した。その代わりにストーカーは、先輩ストーカーの通称「ヤマアラシ」の逸話を語った。「ヤマアラシは『肉挽き機』で死んだ弟を蘇らせたい一心で『部屋』に入ったが、帰ったヤマアラシが得たのは莫大な富だった。自分が本当に望むものがそれだったという事実を『部屋』に突きつけられたヤマアラシは自殺した」

3人は「部屋」にたどり着いた。すると、科学者は荷物から小型核爆弾を取り出し、部屋を破壊しようとした。科学者は「『部屋』が何者かに悪用されるのを防ぐためだ」と語った。ストーカーは「ここは地上に残された最後の希望なのです」と叫び、必死で止めようとしてもみ合いになるが、それを見ていた作家はストーカーに向かって「おまえは偽善者だ」となじる。さらに作家は「『部屋』は、人の本心の最も醜い欲望を物質化するだけの装置に過ぎない。ここに入っても誰も幸せにはならない」と喝破する。科学者と作家は「部屋」に入るのをやめ、3人は「ゾーン」をあとにした。

帰宅したストーカーは「今日も失敗した。どうして『部屋』に入るのをやめる連中には人を信じる心がないのか?」と妻に不満をぶつけ、「もうこの仕事はやめる」と告げ、眠りにつく。

(ここで妻が映画の観客に向かい、自分とストーカーとの出会いや、娘の足が不自由であることなどについて話し、自分に言い聞かせるように「苦しみのないところには幸せもない」とつぶやく。)

ストーカーの娘は部屋でひとり詩集を黙読し、気に入った詩を暗唱していた。娘がテーブルの上のコップを見やると、コップはすべるように動き、そのまま床に落ちた。娘はそれが通常のことのように平然としていた。直後、家全体がけたたましく振動し、すぐそばの線路を列車が通過していった。(ここで歓喜の歌が流れる。)
キャスト

「ストーカー」:アレクサンドル・カイダノフスキー
(ロシア語版)

「ストーカー」の妻:アリーサ・フレインドリフ

「作家」:アナトリー・ソロニーツィン

「科学者」:ニコライ・グリニコ(ロシア語版)

「猿」(「ストーカー」の娘):ナターシャ・アブラモヴァ

製作

タルコフスキーにとって『惑星ソラリス』に続くSF映画であるが、空想科学的な描写や演出はほとんどない。


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