ストロンボリ島
所在地 イタリア シチリア州
メッシーナ県 リーパリ
所在海域ティレニア海
所属諸島エオリア諸島
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯38度47分38秒 東経15度12分40秒 / 北緯38.79389度 東経15.21111度 / 38.79389; 15.21111
ストロンボリ島(ストロンボリとう、イタリア語: Isola di Stromboli, シチリア語: Struognuli, 古代ギリシア語: Στρογγ?λη Strongul?) は地中海のティレニア海にある島で、エオリエ諸島に属す。行政的にはシチリア州メッシーナ県リーパリに属する。火山島であり、ストロンボリ式噴火の名前の由来にもなっている。 ストロンボリ島には400人近くが居住する。北東部に島と同名のストロンボリ、ピシタ(Piscita)、サン・バルトロ(San Bartolo)とサン・ヴィンチェンツォ(San Vincenzo)、南西部にジノストラ
概要
島の北東3km近くにはストロンボリッキオ島(英語版、イタリア語版)という小島があり、これはストロンボリが活動する前に存在した火山の名残(岩頸である)。この小島には海軍の灯台が建っているが現在は無人で、立ち入り禁止となっている。 火山島であるストロンボリ島の火山体は海面下にも2000mも続く。火山活動を始めてから1万3000年ほどと推測され、北西部には3回山体崩壊を起こした跡のシャーラ・デル・フオーコ(Sciara del fuoco, イタリア語で「火走り」)という海底まで伸びる深い谷がある。 溶岩を火口周辺に吹き上げる噴火が特徴で、火山学では同様の噴火形式をストロンボリ式噴火と名づけた。夜間でも噴火のために目立ち、「地中海の灯台」とも呼ばれている。通年途切れなく活動している。そのため、噴火を間近で見ようと訪れる観光客も多い。だが、約10年に一度の割合で、ブルカノ式噴火を起こしたり溶岩流を噴出することがある。 2019年7月-8月の噴火では、数回のブルカノ式噴火を起こし大きな噴煙を上げて火砕流[2]も起こしている。7月4日の噴火ではハイキング客1人が死亡した[3]。 ジュール・ヴェルヌは1864年に出版した小説『地底旅行』において地底からの脱出口をストロンボリに設定した。1950年に、この島を舞台にした映画『ストロンボリ』(Stromboli, terra di Dio)がイングリッド・バーグマン主演、ロベルト・ロッセリーニ監督で撮影された。
エオリア諸島、本島は右上
ストロンボリ町のスカーリ桟橋付近から
ストロンボリ町
ストロンボリッキオ島とストロンボリの街並
ストロンボリッキオ島
火山
シアーラ・デル・フオーコ谷、2006年
シアーラ・デル・フオーコ谷、2007年
溶岩流が海に達し水蒸気を上げている、2007年
同島のストロンボリ式噴火(数秒の露出)
同島のストロンボリ式噴火
1990年
2013年
創作物