ストレンジリアル
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言語英語に相当する語(オーシア、エメリア、エルジア、中央ユージア連合など)
エルジア語(エルジア)[1]
ベルカ語(ベルカ)
ユーク語(ユークトバニア)[2]
ノルデンナヴィク語(ノルデンナヴィク)

ストレンジリアル(: Strangereal)とは、バンダイナムコエンターテインメント(旧ナムコ→旧バンダイナムコゲームス)のフライトシューティングゲーム、『エースコンバットシリーズ』の多くの作品に共有される架空の世界である。
概要

ストレンジリアルという名前はエースコンバットシリーズの多くの作品で共有されている架空の世界を指しており、開発スタッフやファンが使う呼称である。作中世界内ではこの名は呼ばれず、作中キャラクターは自分たちが生活する惑星を「地球」と呼び、大気圏外の領域も「宇宙」と呼んでいる。

ストレンジリアルの世界観を描いた作品として明確に定義されているのは『エースコンバット3』、『エースコンバット04』、『エースコンバット5』、『エースコンバットZERO』、『エースコンバット6』、『エースコンバット7』である[3]。『エースコンバット3D』はストレンジリアルの世界観との関わりを描写しているものの、本作はストレンジリアルの概念が現れる前の『エースコンバット』と『エースコンバット2』を再構築したタイトルであり、立ち位置が曖昧な作品となっている[4]。また、『エースコンバットX』と『エースコンバットXi』も同じく公式から世界観に含むか定義付けされていない作品である。ただしエースコンバット7公式サイトのコラムや世界地図において両作品の舞台となる国家が存在することが明確にされている[5][6]。『ACE COMBAT Advance』や『ACE COMBAT NORTHERN WINGS』もストレンジリアルの世界観を元にした描写が見られるが、どちらも海外限定で発売されたものであり公式からの声明もなく不明瞭である[4]

『エースコンバット3』はストレンジリアル世界内の時系列で最も後になる作品であり、かつUGSFシリーズにおける時系列の起点となっている作品である[3][7]。ただし、PROJECT ACESの見解によれば『エースコンバット3』は『エースコンバット7』と時系列的な繋がりを持つというだけで、そこから先の話については「現時点(2018年時点)では公式の設定ではない」としている[8]
ストレンジリアルの形成
名前の浸透

ストレンジリアルという名称は『エースコンバット04』の開発に携わったデザイナーたちが作品のコンセプトを言い表す言葉として「ストレンジ・リアル」と呼んだことを起源としており[注 1][9]、このコンセプトは東京ゲームショウ2000で公開された「エースコンバット04」のティザームービーに描かれた「the strange,real world」という表記に現れている。また『エースコンバット5』や『エースコンバットZERO』のティザームービーには「Welcome to The Strange Real World」という文章が差し込まれ、海外ファンを中心に「ストレンジリアル(Strangereal)」が作中世界を表す言葉として浸透していった。

PlayStation Experience 2015で『エースコンバット7』が公表されると、公式Twitterは「Welcome back to the Strangereal!」とツイートした[10]。それ以降から公式はストレンジリアルという言葉を様々なメディアで使うようになり、公式Twitterやゲーム系メディアでもストレンジリアルという言葉がエースコンバットシリーズにおける架空世界を示す言葉として使われるようになっていった[11]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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