ストレイン_沈黙のエクリプス
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『ストレイン 沈黙のエクリプス』 (The Strain) は、2014年7月13日よりFXチャンネルで放送されたアメリカ合衆国ホラーテレビドラマシリーズである[1]コリー・ストールが主演を務める[1]
概要

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の疫学者を主人公とし、長年にわたり人類をヴァンパイア(ストリゴイ)に変えようとしてきた勢力との戦いをニューヨークを舞台に描く。

ギレルモ・デル・トロチャック・ホーガンにより、2人の共作による小説シリーズ『ザ・ストレイン』(『沈黙のエクリプス』)シリーズ三部作に基づいて製作されている[1]。2人はパイロット版の脚本も書き、デル・トロが監督を務めている。

2014年より4シーズン46エピソードが放送されて終了した。

日本ではAmazonビデオによって配信されている。
あらすじ
シーズン1のあらすじ

ベルリン発の航空機がニューヨークに到着して停止し、管制官の呼びかけにも応答しない。アメリカ疾病予防管理センターのエフは同僚で恋人のノーラとともに機内に入り、210人の乗員乗客中4人以外が謎の死を遂げているのを発見する。機内にあった謎の大きな棺は、ギャングのガスに持ち出され行方不明となる。

生存者と死者は体内に謎の虫を抱えてやがて変成し、家族を始めとする他人を襲って血を吸う。被害者も虫に感染してやがて変成しヴァンパイアの仲間は増殖し始める。

かつてナチ収容所にいたユダヤ人の老人セトラキアンが現れてエフにストリゴイと呼ぶ変成者のことを教える。ストリゴイは斬首するか脳を破壊すれば死に、日光(紫外線)と銀にも弱点があり、水の上を移動できない。すべてのストリゴイと接触者は殺して焼却されなければならない。

一方、かつてのナチ将校アイヒホルストに率いられる集団はマスターと呼ぶ存在に仕え、ニューヨークでストリゴイを増やそうとする。永遠の命を求める億万長者パーマーはアイヒホルストに協力し、ハッカーのダッチを雇って街を混乱に陥れる。

日食の日、日光を嫌うストリゴイたちは街を襲う。ダッチと市の害虫駆除課員のフェットがエフの仲間に加わる。エフは息子ザックを救い出すが別居中の妻のケリーは感染してストリゴイとなる。家族と仲間の復讐を求めるガスは、マスターを裏切り者と呼び敵対するストリゴイの集団に雇われる。
シーズン2のあらすじ

セトラキアンはマスターを殺す方法が書かれた古書オクシド・ルーメンを探し、ストリゴイの長老たちの助力で手に入れる。エフとノーラはストリゴイを殺す生物兵器を作るが、パーマーによって量産化を阻止される。怒ったエフはパーマーを狙撃しようとして失敗する。新種のストリゴイを率いるケリーは、ノーラを感染させ自殺に至らしめてザックを連れ去る。

マスターに敵対するストリゴイの長老たちは、ガスとヴァーンにパーマーを襲わせるが失敗し、ヴァーンは死にガスは逃げる。ヴァーンに代わり、半ストリゴイのクインランが長老たちの下でマスターを狙う。マスターは衰えた肉体を捨ててボリバルに転移し、アイヒホルストを失望させる。

ニューヨークでは市会議員のフェラルドがエフのグループと連携して市民を守る組織を作る。
シーズン3のあらすじ

クインランはルーメンを餌にマスターをおびき寄せて斬首するが、マスターの魂は虫の中に入って生き延びる。世界中の大都市がストリゴイに席巻されつつある。フェラルドの奮闘にもかかわらず、ニューヨークから警官さえも集団で逃げだし、残されたフェラルドは死ぬ。ノーラを失い、ザックをケリーに奪われたエフはダッチと親密となり、二人はマスターとストリゴイの通信を妨害する装置を製作する。

パーマーはセトラキアンから白い血をもらって健康を取り戻し、セトラキアンに協力するがマスターに体を乗っ取られる。アイヒホルストは核兵器を使って長老たちを全滅させる。

ケリーはエフを襲って殺され、怒ったザックがニューヨークで二機目の核兵器を起動する。マスターはセトラキアンらに捕えられるが、核爆発に紛れて逃れる。
シーズン4のあらすじ

核の冬により太陽光線が遮られ、ストリゴイが日中も跋扈するようになる。マスターとアイヒホルストは人類の協力者を組織化し、人類を家畜として管理する。エフの仲間たちは離散して身を隠し、レジスタンス活動を行う。ザックは転化されず、マスターによって育てられる。

フェットとクインランは核兵器を手に入れてマスターを殺す計画を立て、仲間たちが再び結集する。セトラキアンは自らを犠牲にしてアイヒホルストを殺す。仲間たちはトンネルにマスターを誘い込み核兵器で殺そうとする。クインランが倒れ、マスターはエフに転移するが、ザックが核兵器を起動して自分と共にマスターを殺す。

5年後、ガス、ローマン、フェット、ダッチは生き残り、ストリゴイは絶滅させられて人々は以前の生活を取り戻す。
登場人物
メイン

エフラム(エフ)・グッドウェザー

演 -
コリー・ストール、日本語吹替 - 咲野俊介

CDC所属の疫学者。別居中の妻ケリーと息子ザックの親権を争う。攻撃性があって、仕切りやで自己中心的な性格と自覚している。疫学者としてストリゴイ撲滅を図る。



エイブラハム・セトラキアン

演 - デイビッド・ブラッドリー、日本語吹替 - 堀勝之祐

以前ナチスの収容所に囚われていたユダヤ人。のちに大学教授を経てニューヨークの骨董質屋店主となる。人生の大半をかけてマスターを追い、ストリゴイ撲滅を図ってきた。



ノーラ・マルティネス

演 - ミア・マエストロ、日本語吹替 - 樋口あかり

エフの部下で疫学者。エフとは不倫関係にある。平静さを失うことが多くCDC職員にあるまじき行動や発言が多い。



ジム・ケント

演 - ショーン・アスティン、日本語吹替 - 高木渉

エフの部下であり親友。ガンを患う妻を一番に思っている。



ヴァシリー・フェット

演 - ケヴィン・デュランド、日本語吹替 - 藤原啓治(シーズン1 - 2)→山野井仁(シーズン3 -)

ウクライナ出身の害獣駆除課員。父は著名な建築学者で、自身も建築物に詳しい。


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