ストリートビュー
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Google ストリートビュー
開発元Google
プログラミング
言語ActionScript
対応OSAndroid
iOS
Microsoft Windows
macOS
Linux
サポート状況継続中
公式サイトgoogle.com/maps/
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撮影用の自動車(スバル・インプレッサ)。屋根の上に、GPSユニットと、前と左右方向へのレーザスキャナ、全方向撮影用のカメラユニットを載せている。2014年。スズキ・アルトの撮影車。2022年。

Google ストリートビュー(グーグル ストリートビュー、英語: Google Street View)は、Google2007年5月25日から開始した、世界中の道路沿いの風景をパノラマ写真で提供するインターネットサービスと、屋内版の撮影サービスである旧Google インドアビュー(日本国外では、Google Business View)を含めた総合的なブランド名称である[1]

道路版で提供されている画像は、専用に開発された、グーグルカーと呼ばれる自動車で各地を走行しながら、その屋根に搭載した全天球カメラで地上約2.45メートル[2]から撮影している。自動車が入れない場所では撮影機材を三輪自転車[3](ストリートビュートライク)[4]やスノーモービルに乗せて撮影し、それらでも走れない場所では人が撮影機材(トレッカー[5])を背負って歩きながら撮影している。屋内の撮影では、ストリートビュートロリーと呼ばれる手押し車タイプの撮影車を使うこともある。また水上では、船に撮影機材を搭載した船上トレッカーを使って撮影される。

撮影エリアは世界中の都市や郊外をカバーし、南極の一部や海中のごく一部の画像も見ることができる。日本では都市や住宅地に加えて、離島や富士山などの登山道[6]もカバーしている。

屋内版は、一眼レフカメラ魚眼レンズを付け、専用の台座を使い、三脚に乗せて撮影をする。簡易型のRICOH THETAのような360°カメラでも撮影は可能である。Googleが直接撮影するパターンと、施設側が撮影費用を負担したうえでGoogleの認定を受けた認定フォトグラファーが撮影をするパターンがある。2018年4月現在、日本国内には1,320の認定フォトグラファーが存在する[1]
概要神戸市立藤原台小学校前を走行中のGoogle ストリートビューカー

ストリートビュー機能は、Google マップおよび Google Earth 上で利用できる。Google マップでは、利用可能な地域に地図を合わせることで、縮尺の調節バーの上の人型のアイコン(ペグマン、英語: Pegman)が黄色に点灯する。この状態でペグマンを地図上にドラッグすると、ストリートビューの提供されている道路が青色で表示されるので、そこにアイコンを配置(ドロップ)することで、風景を閲覧できるビュアー画面に切り替わる。ビュアーでは、路上風景のパノラマ画像が表示され、地図はその右下に表示される。パノラマ画像内の道路の上に黄色いラインと矢印が表示されるので、矢印をクリックすることで直接位置を移動できるほか、画像の拡大や縮小、全画面表示、マウスによる視点の変更が可能[7]。Google Earth の場合は、まず Street View レイヤーを有効にするとマップ上に黄色いカメラのアイコンが表示され、そのアイコンをダブルクリックするとビュアーが起動して風景が表示される。さらに、過去のストリートビューを見られる機能もある。

車載カメラは3次元方向のほぼ全周(水平方向360度、上下方向290度)を撮影しているため、パノラマ画像上でマウスをクリックするか、キーボードを操作してポインタを動かすことで、上下(仰角・伏角)・前後・左右へと視野を移動させたり、ズームアップやズームアウトさせたりすることもできる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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