ストックホルム地下鉄
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ストックホルム地下鉄

クングストレードゴーデン駅の構内 
基本情報
国 スウェーデン
所在地ストックホルム
種類地下鉄
開業1950年10月1日
運営者ストールストックホルムス・ロカールトラフィーク
詳細情報
総延長距離105.7 km
路線数3路線、7系統
駅数100駅
輸送人員2億9700万人 (2006年)
1日利用者数898,630人 (2013年)
軌間1,435 mm (標準軌)
路線図

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ストックホルム地下鉄(ストックホルムちかてつ、スウェーデン語:Stockholms tunnelbana)は、スウェーデンの首都ストックホルム地下鉄である。

全長105.7kmの3路線で、ちょうど100の駅がある。ストックホルム中心部から郊外の住宅地とを結んでおり、あるいは都心内部の移動手段としても利用されている。交通局の統計によると、年間の利用者数は2億9700万人(2006年)に上る。
目次

1 概要

2 歴史

3 路線

4 駅

5 車両

5.1 現有車両

5.2 過去の車両


6 延伸計画

7 ギャラリー

8 脚注

9 外部リンク

概要

スウェーデンで唯一の地下鉄であり、世界で3番目に北に位置する地下鉄でもある。17年にわたる計画・建設ののち、1950年10月1日に開業した。公営会社であるストールストックホルムス・ロカールトラフィーク(SL) によって運営されている。100駅のうち地下駅は47駅である。
歴史

1933年にはトラム路線として一部トンネル区間が開業し、Kristineberg-Islandstorget, Slussen?Blasut、Telefonplan?Hagerstensasen間がこのトラム路線として建設された区間である。1950年10月1日に北欧初の本格的な地下鉄としてSlussen?Hokarangen間がトラム路線から地下鉄路線として整備され開業。1951年にはSlussen?Stureby間も同じくトラム路線から地下鉄路線として開業。 1952年にはHotorget駅から西部郊外へむけての路線が開業。1957年には地下鉄中央駅やガムラスタン駅等の地下鉄システムの骨格となる部分が開通しグローナ線(グリーンライン)となった。1964年にはローダ線(レッドーライン)が開通。1975年には3番目の路線としてブロー線(ブルーライン)が開業した。この路線以降新たな路線は建設されていない。また、1994年のSkarpnack駅の建設を最後に延伸や新駅の開設は行われていない。
路線

路線は以下のブロー線(Bla linjen)、ローダ線(Roda linjen)、グローナ線(Grona linjen)の3つの路線を持ち、それぞれ色の名前で区別されている。また、いずれの路線も郊外ではいくつかの支線に分岐するが、系統番号を用いることで利用者や旅行者にも識別しやすいよう工夫されている。


系統路線名所要時間開業年距離駅数
(延伸区間)区間
T10
ブロー線23分1975年
(44年前) (1975)15.1 km14(5)クングストレードゴーデン駅 - 地下鉄中央駅 - ヒュースタ駅
T11ブロー線22分1975年
(44年前) (1975)15.6 km12(5)クングストレードゴーデン駅 - 地下鉄中央駅 - オーカラ駅
T13ローダ線44分1964年
(55年前) (1964)26.6 km25(10)ロープステーン駅 - 地下鉄中央駅 - ノーシュボーリ駅
T14ローダ線33分1964年
(55年前) (1964)19.5 km19(9)モルビー・セントルム駅 - 地下鉄中央駅 - フルーエンゲン駅
T17グローナ線43分1952年
(67年前) (1952)19.6 km24(12)オーケスホーヴ駅 - 地下鉄中央駅 - スカールプネック駅
T18グローナ線37分1950年
(69年前) (1950)18.4 km23(12)アールヴィック駅 - 地下鉄中央駅 - ファルースタ・ストランド駅
T19グローナ線55分1950年
(69年前) (1950)28.6 km35(12)ヘッセルビー・ストランド駅 - 地下鉄中央駅 - ハーグセートラ駅


正縮尺で描かれた路線図。

Stockholm central (地下鉄中央) 駅

Radhuset
(市庁舎)駅

ほとんどの駅の天井や壁に装飾が施され、アートかつユニークに作り上げられており、世界一長い美術館といわれている[1][2]。一方で落書きの被害はひどく毎年1億スウェーデン・クローナもの被害が出ている。
車両 C20形車両 C14形車両
現有車両

C20形
- 最新の車両で連接台車の採用による定員増加を実現。

Cx形 - C1形からC15形までの形式の総称。現在も一部が現役で使用されている。

C6形 - Cx形の1形式で、まだ使用されている。

C14形 - 同上。

C15形 - 同上。


過去の車両

Cx形 - ただし、一部がまだ使用されている。

延伸計画

現在、延伸計画が3つ計画されている。[3]

ブルーライン(Bla linjen)クングストレードゴーデン駅からの延伸。

途中のSofiaで東部のナッカ・セントラム(Nacka Centrum)へ向かうルートと、グリーンライン(Grona linjen)グルマーシュプラン(Gullmarsplan)を経てT19系統 ハーグセートラ(Hagsatra)駅へ向かうルートへ分岐する。

ブルーライン(Bla linjen)オーカラ(Akalla)駅から、コミュータートレイン(Pendeltag) バルカルビュー(Barkarby)駅への延伸。

イエローライン(Gula linjen)の新設。グリーンライン OdenplanからArenastadenまでの路線。

ギャラリー

Hjulsta駅

Solna centrum駅

Solna strand駅

Rissne駅

Duvbo駅

Sundbyberg駅

Solna strand駅

Kungstradgarden駅

Stadion駅

地下鉄中央駅

地下トラム路線時代のRingvagen駅 1935年

Bagarmossen駅

C20系の車内

脚注^ “まるで美術館?ストックホルムのアートな地下鉄駅大集合!”. ORICON NEWS (2017年4月18日). 2018年4月28日閲覧。
^ MdN編集部『一度見たら忘れない奇跡の建物 異彩を放つ世界の名建築100』エムディエヌコーポレーション、2017年、71頁。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/65/Lock-green.svg/9px-Lock-green.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg/9px-Lock-gray-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/aa/Lock-red-alt-2.svg/9px-Lock-red-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration{color:#555}.mw-parser-output .cs1-subscription span,.mw-parser-output .cs1-registration span{border-bottom:1px dotted;cursor:help}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4c/Wikisource-logo.svg/12px-Wikisource-logo.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output code.cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:inherit;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-visible-error{font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#33aa33;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration,.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-right{padding-right:0.2em}ISBN 978-4-8443-6644-7


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