ストックカー
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この項目では、レーシングカーについて説明しています。鉄道貨車については「家畜車」をご覧ください。
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出典検索?: "ストックカー" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2009年4月)
2004年デイトナ500NASCARネクステルカップ

ストックカー(Stock car racing)は、市販車の形状を模したレーシングカーシルエットタイプカー)の一種。アメリカ合衆国を中心に世界中で各種の選手権が開催されている。

以下は、特に注釈がない限り、アメリカ合衆国におけるそれについての記述である。
概要
名称1960年代のストックカー。市販車をベースにしていることがわかる

ストックカー(stock car)という語は本来、工場出荷時の状態のままの市販車に付けられるべきものである。しかしながら今日においては、逆に一切の市販車の由来部品を持たず外観だけ市販車を模した、レース専用のレーシングカーを指す。

1948年にウィリアム・フランス・シニア(Bill France Sr.)によってストックカーの一選手権としてNASCARが初開催されるにあたり、出場車両に対して「一般市場で500台以上売られた市販車種をベースにしたもので、改造は一般的な自動車部品販売店で入手可能な部品を使用したものに限る」、という条件がつけられており、FIA(国際自動車連盟)の規定でいえば旧グループ1・グループ3や、グループAに近い性格の車両であった。多くの場合、参加するドライバー自身が同時に車両のオーナーであり、改造整備を手がける本人でもあった。

しかし競技車両が市販車では考えられないような速度域に達するに及び、市販車以上の安全性を持つことが求められた結果、市販車ベースの車両による参戦という形態は根本的な変更を余儀なくされることとなった。1970年代になるとストックカーレースで使われる車両はレース専用に安全に配慮して設計された骨格の上から、市販車に似せたボディを被せるという形態へと変化していった。

こうして“ストックカー”が当初の意味から逸脱していったため、本来の市販車をベースに改造したストックカーレースやカテゴリは、今日ではしばしば「ショールームストックレーシング」と呼ばれ、区別されている。今日的な意味での競技専用シャシーを用いるストックカーレースが成立した1970年代に、SCCA(Sports Car Club of America)の主催により、車体の改造費用として3,000ドルという上限を設けた上で初のショールームストックレーシングが開催されている。このショールームストックレーシングは安全性に関する変更を加えた上で現在まで続いている。
車体今日のストックカー。車体はパイプフレームで組まれ市販車とは全く異なる構造を持つ

ストックカーは外見は一見すると普通の市販車に見えるが、実際には車体、サスペンション、エンジンなど、全てがレース専用設計のシルエットタイプカーである。一般的にはセダンクーペのデザインが用いられるが、NASCARのキャンピング・ワールド・トラック・シリーズのようにピックアップトラックが採用されることもある。

骨格には専用設計された鋼管パイプフレームを採用する。近年流行のカーボンに比べると軽量化・剛性という速度追求の部分では劣るものの、多重クラッシュにも耐えうる安全性の高さと製造しやすさ、コストの安さなどに優れており、より広い地域でより多くのチームが使用する上ではうってつけの骨格と言える。参考までにNASCARでは2001年以降、3大シリーズ戦で死者は一人も出ていない。

駆動レイアウトは基本的にFR(フロントエンジン・リアドライブ)で、V6?V8の大排気量自然吸気エンジンを採用することが多い。

参戦しやすさを重視するため、街中を走る市販車に比べ電子制御などの面では劣ったもの(いわゆる「ローテク」)となっている。一例としてエンジン内の燃料供給方法は、現在大部分の市販車が電子制御式燃料噴射装置を用いているのに対して、アメリカ合衆国における最高峰であるNASCARにおいてすら2011年まで伝統的なキャブレターを用いていた(2012年より電子制御式燃料噴射装置が導入された)。

厳格な規制で同一条件に近づけられているだけで、シャーシは骨格以外の部分については必ずしもワンメイクではない。特にNASCAR3大シリーズのような注目度の高いレースでは市販車に近く、かつ魅力的なデザインである必要があるため、各社にボディラインの違いが見られる。空力・足回りなどについても同様に開発が可能である。

一般的なレーシングカーに比べると、凝ったデザインや着想で空力性能を追求することは難しい。ボディ下面で空力効果を得ることはおろかリアウィングすらも装着しない(数インチの小さなリアスポイラーのみ)ために、ダウンフォース量は極めて少ない。つまりアップリフト(揚力)が発生しやすく、高速域では不安定な状態を強いられる。車両が浮き上がった際そのままひっくり返らないよう、ルーフ(屋根)には空気を逃がすためのフラップが設けられる。ダウンフォースを得るには最低地上高を下げ切った上でレーキ角をつける、フロントグリル部分の空力処理を工夫する(レース中にテープを貼ったり剥がしたりして調整することもある)などが考えられる[1]。そのためコーナーリングスピードは現代のレーシングカーとしては今ひとつだが、米国伝統の大排気量エンジンと、そのボディ特性ゆえぶつかり合いに強いことから、観客には十分な迫力あるレースを提供できる。


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