ニューヨークのエンターテイメント施設については「ステージドア・キャンティーン」をご覧ください。
ステージドア・キャンティーン
Stage Door Canteen
ステージドア・キャンティーン
劇場ポスター
監督フランク・ボーゼイジ
脚本デルマー・デイヴィス
製作フランク・ボーゼイジ
出演者シェリル・ウォーカー
ステージドア・キャンティーン(Stage Door Canteen)は、1943年のアメリカ合衆国の第二次世界大戦中のロマンティック・コメディ映画。ほとんど無名の出演者によるドラマのシーンの合間にミュージカル・シーンなどショーのシーンが散りばめられている。ソル・レッサー(英語版)のプリンシパル・アーティスツ・プロダクションズのプロデュース、フランク・ボーゼイジの監督により制作された。多くのセレブリティがカメオ出演している。主にニューヨークにあったアメリカおよび連合国の軍人のための著名なレストランおよびナイトクラブでのシンプルな物語が描かれている。6つのバンドが出演している。オリジナルの楽曲「"We Mustn't Say Goodbye"」は第16回アカデミー賞において歌曲賞にノミネートされた。
北アメリカにおいてパブリックドメインとなっており、品質は様々であるが多くのDVDやVHSがリリースされている。
あらすじキャサリン・ヘプバーンとシェリル・ウォーカー(英語版)
第二次世界大戦中に制作され、ブロードウェイの著名人が出演および給仕するニューヨークにあるアメリカおよび連合国の非番の軍人のための娯楽施設であるステージドア・キャンティーンについて描かれる。厳しい規則のもとで志願して働く女性たちが、神経質になっていることが多い直に戦地に送られる軍人の話し相手やダンスパートナーとなることが最大の任務である。ただし恋愛は御法度である。アイリーンが志願したのは単に参加者のハリウッド・スターの誰かに見出してもらうためだったと明かす。最終的にアイリーンは自身が軍人の1人に恋していることに気付く。 ステージドア・キャンティーンはアメリカン・シアター・ウイングの支援により設立された。ニューヨークにあった実際のステージドア・キャンティーンは44番街劇場
制作
ジョニー・ワイズミュラーがキッチンで働くなど短時間のカメオ出演から役付きまで、当時のスターたちが幅広い役柄で出演している。1943年6月、『ライフ』誌は「"Show Business at War"」の見出しで82名の出演者の出演時間を計算した。
レイ・ボルジャー - ダンス(391秒)
エドガー・バーゲン(英語版)、チャーリー・マカーシー(英語版)(248秒)、モータイマー・スナード(102秒)
ジプシー・ローズ・リー - ストリップ(331秒)
グレイシー・フィールズ(英語版) - 「"Machine Gun Song"」、「"The Lord's Prayer"」歌唱(197秒)
キャサリン・コーネル - アライン・マクマホン(英語版)およびドロシー・フィールズ(英語版)と共に給仕し、ロン・マカリスターと共に「ロミオとジュリエット」の復唱をする(113秒)
エド・ウィン - 複数のシーン(101秒)
キャサリン・ヘプバーン - セレナ・ロイル(英語版)と共に登場し、ロバート・E・シャーウッド(英語版)が執筆したシーンにシェリル・ウォーカー(英語版)と共に出演(99秒)
エセル・マーマン - 「"Marching Through Berlin"」歌唱(95秒)
アルフレッド・ラント(英語版)とリン・フォンタン(英語版)が共にキッチンで働く(81秒)
タルラー・バンクヘッド - 年配のホステス(50秒)
アイナ・クレア - 自分を取り合う水兵たちを仲裁する(43秒)
ヘレン・ヘイズ - 年配のホステス(43秒)[7]
舞台女優のキャサリン・コーネルにとって唯一の映画出演となった[5]。ベニー・グッドマンとオーケストラによる「"Why Don't You Do Right?"」の演奏は歌手のペギー・リーにとって初のヒット曲となった[8]。
アフリカ系アメリカ人のプロデューサーのレナード・ハーパー(英語版)がニューヨークでアフリカ系アメリカ人を配役するために雇われた[9]。
また、マール・オベロンがアメリカ連合国である中国の空軍兵を称賛する歌を歌い[10]、サム・ジャッフェが1人の女性を含む数人のソ連軍将校に英語およびロシア語でインタビューするなどの文化的側面もある[11]。
出演者
メインキャスト
シェリル・ウォーカー(英語版) as アイリーン[6][12]
ウィリアム・テリー as ダコタ[6]
マージョリー・リオーダン(英語版) as ジーン[6]
ロン・マカリスター(英語版) as カリフォルニア[6]
マーガレット・アーリー(英語版) as エラ・スー[6]
マイケル・ハリソン(英語版) as テックス[6]