ステイ・オア・ゴー
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「ステイ・オア・ゴー」
ザ・クラッシュシングル
初出アルバム『コンバット・ロック
B面イノキュレイテッド・シティ
リリース1982年6月10日
規格7インチシングル、カセットテープ
ジャンルロック、ポップ・パンク
時間3分6秒
レーベルエピック 14-03006
作詞・作曲ザ・クラッシュ
プロデュースザ・クラッシュ
ザ・クラッシュ シングル 年表

権利主張
(1982)ステイ・オア・ゴー
(1982)ロック・ザ・カスバ
(1982)

ミュージックビデオ
「Should I Stay or Should I Go」 - YouTube


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「ステイ・オア・ゴー」 (Should I Stay or Should I Go) は、ザ・クラッシュのアルバム『コンバット・ロック』からのシングルカット曲。1981年に作られ、ミック・ジョーンズがリード・ボーカルを執った。最初のリリースから10年後にバンド唯一のチャートナンバーワンヒットとなり、2004年10月、「ローリング・ストーンが選ぶ最も偉大な500曲」の228位に選ばれた[1]

日本でのタイトルについては、後のコンピレーション・アルバムでは「シュド・アイ・ステイ・オア・シュド・アイ・ゴー」と表記されているものもある。
概要

アルバム収録曲中では、初期のパンク・ロック寄りの曲調である。曲の内容については諸説ある(そのうちの1つが間近に迫っていたジョーンズの解雇である)が、実際のところはジョーンズと、ガールフレンドのエレン・フォーリー(当時ミートローフバックボーカル)の関係が破局を迎えようとしていたことである。詞では2人の関係の浮き沈みと、別れるか否かのジレンマが描かれている[2]

スペイン語でのコーラスはジョー・ストラマーの発案である[3][4]:「スペイン語でコーラスやるぜ」って衝動的に言ったんだ… で、歌詞をスペイン語に訳さなきゃならないから、ブルックリンハイツに住んでるエディ・ガルシア(テープ・オペレータ)のママに電話で歌詞を読み上げて訳してもらったんだ。ただ、エディもママもエクアドル人なもんだから、俺とジョー・エリーが歌ったのは、エクアドル訛りのスペイン語なのさ。 ? ジョー・ストラマー、1991年
発売されたシングル

1982年には別ジャケットで「ストレイト・トゥ・ヘル」との両A面、B面に「クール・コンフュージョン」を収録したものが発売された。1983年にはB面に「ファースト・ナイト・バック・イン・ロンドン」を収録したもの、1991年にはミック・ジョーンズのバンドビッグ・オーディオ・ダイナマイトの曲「ラッシュ」をB面に収録したものが発売された。[5]

年B面規格レーベル国備考
1982CBSのロゴが刻まれている45 rpm 7" vinylエピック ENR-03571 アメリカ合衆国片面のみのシングル
1982クール・コンフュージョン45回転12インチエピック 07 5P-223 日本-
1982ストレイト・トゥ・ヘル(編集版)45回転12インチCBS CBS A13 2646 イギリス-
1982ストレイト・トゥ・ヘル(編集版)45回転7インチCBS CBS AII 2646 イギリスピクチャー・ディスク
1982イノキュレイテッド・シティ45回転7インチエピック 14-03006 アメリカ合衆国1982年6月10日
1982クール・コンフュージョン45回転7インチエピック 34-03547 アメリカ合衆国1982年6月24日発売
1982ストレイト・トゥ・ヘル45回転7インチCBS CBS A 2646 イギリス1982年9月17日発売
1983ファースト・ナイト・バック・イン・ロンドン45回転7インチエピック 34-03061 イギリス1983年7月20日発売
1991
ラッシュ(ダンス・ミックス)(ビッグ・オーディオ・ダイナマイトII

反逆ブルー(ザ・クラッシュ)
45回転12インチCBS / Sony イギリスA面
ステイ・オア・ゴー(ザ・クラッシュ)

ラッシュ(ビッグ・オーディオ・ダイナマイトII)

1991年3月、バンドはリーバイス社に対し、この曲のコマーシャルでの使用許可を与えた。この時にシングルが再発売され、全英シングルチャートで1位になった。
カヴァー・ヴァージョン

スキン、アイス・キューブ、マック10、エラー・タイプII、リヴィング・カラー、ザ・ロング・トール・テクサンズ、スパスティック・ヴィブラトーンズ、ギターウルフ、ディー・トーテン・ホーゼン、バイ・ギャング、スーパー・グリーン、ザ・ピケッツ、そしてカイリー・ミノーグといった数多くのアーティストにカヴァーされた。

ポストパンク・バンドのザ・リバティーンズはギターにジョーンズを迎え、ライヴ・ヴァージョンを演じた。ジョーンズはまたビッグ・オーディオ・ダイナマイトIIの曲「ザ・グローブ」でこの曲をサンプリングした。アメリカのパンクバンドMxPxはライヴで繰り返しカヴァーしている。ZZトップも1980年代はじめにカヴァーした。ラヴ・アンド・ロケッツは2007年12月22日ロサンゼルスのキークラブで行われたストラマーヴィル・ベネフィットでこの曲を演奏した。

カヴァー・バンドの“キャンプ・フレディ”はアコースティック・ヴァージョンを演じた。
パロディ

2001年、アメリカの風刺コメディアン、ポール・シャンクリンが "Will I Stay or Will I Go?" というタイトルで発表した。この中でシャンクリンは、共和党を去るべきかどうかの議論をするジョン・マケインの物真似をしている。 ⇒[1]
主な使用例

カナダの人気ドラマ『インスタント・スター』と『デグラシ』のサブタイトルにこの曲の名前が使われている。

1991年、
リーバイスのコマーシャルに使用された。

アニメーション『ラグラッツ』(en:The Rugrats Movie) の中でアンジェリカが歌っている。

2003年の映画『コード46』(en:Code 46) にジョーンズがカメオ出演し、カラオケクラブでこの曲を歌っている。

2004年から2005年にかけて、ポンティアックのキャンペーンに使用された。

テレビゲーム「ロックバンド」の演奏可能曲に含まれている[6]

イントロのリフをブラジルのコメディ・ロックバンド“マモナス・アサシナス”が「Chopis Centis」で使用した。

コメディドラマ『ゾーイ101』(en:Zoey 101) のコマーシャルで "Should she stay, or should she go?" と言い換えて使用された。

1999年BBCのテレビミニシリーズ『ブラヴォー・ツー・ゼロ』 (en:Bravo Two Zero (film)』で使用された。

BBCのドラマ『ブラックプール』(en:Blackpool (TV serial))で使用された。

2014年のゲーム『Far Cry 4』のシネマティック・トレーラー及びエンディング曲として使用された。

順位

チャート最高順位日付
全英シングルチャート171982年
アイルランドシングルチャート161982年10月
Billboard Hot 100451982年
カナダシングルチャート40Mar 1983
全英シングルチャート11991
アイルランドシングルチャート2Feb 1991


出典^ “ ⇒The RS 500 Greatest Songs of All Time”. Rolling Stone (2004年12月9日). 2007年11月22日閲覧。


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