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出典検索?: "ステイルメイト" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2020年11月)
ステイルメイト(英: stalemate)とは、チェスにおける用語の一つである。「ステイル・メイト」や「ステールメイト」と表記される場合もある。 以下の3つの条件が全て揃った時が、対戦相手によって「ステイルメイトされた」状態に該当する。 ステイルメイトは、チェックされていないという点でチェックメイトとは異なっている。しかし次の手を指すことができず、そのままではゲームを継続することができない。そのため、ルール上に何らかの対処が必要となる。今日のチェスでは引き分けになると規定されている。 相手をステイルメイトの状態にした場合は、その時点で自分がかなり優勢な局面であることが一般的である。ステイルメイトの対処の仕方もこの事を前提に考えられている。現在指されているチャトランガ系統のゲームでは、ステイルメイトの対処について次のようなルールがある。 チェスの歴史の中でも、草創期からステイルメイトのルールが確立していたわけではない。その取り扱いは、時代や場所(国)により幾度も変遷してきた。チェス以外のチャトランガ系ゲームについても、それぞれの特性に応じてより面白く、より適切であると考えられる対処が採用されている。 チェス系ゲームにおいて、ステイルメイトは極めて重要である。英語圏以外のヨーロッパ諸国では、「pat」とも呼ばれている[2]。チェスのステイルメイトの例 abcdefgh 右図はチェスにおけるステイルメイトの一例。黒の手番のとき、a8にいる黒のキングはb6の白のクイーンが利いているためにa7・b8・b7のいずれにも動けず、指せる手がひとつもない。今日のチェスのルールでは、こうした状況をステイルメイトと呼び、引き分けとして終局させるようになっている。但しこの一つ前の白の手番においては、白はステイルメイトを回避することもできた(一方がキングとクイーンを持ち一方がキングのみの場合において、キングとクイーンを持つ側は最善を尽くせば必ず相手をチェックメイトできる)。 ステイルメイトを引き分けと規定することで、わずかな違いで勝敗の有無が分かれる局面が増えた。そしてステイルメイトで済ませるための捨て駒、ポーンが余分にあるためにチェックメイト負けになる局面、クイーンの下位互換であるルークやビショップへのプロモーションの有効性など、チェス終盤の複雑性が増している。 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 987654321 987654321 987654321 理論上は将棋にも、ステイルメイトが存在する。しかし、特に平手での実戦においてはステイルメイトが発生するケースは皆無に近い[注釈 1]。そのため、ルール上ではステイルメイトについての規定はされていない。ステイルメイトが発生しにくい理由は以下の通り。 図1は、将棋におけるステイルメイトの一例である。この例では、竜王は銀将を取ることはできても王将を取ることはできないため、この時点ではまだ詰みではないが、王将は前・右斜め前ともに動かすと王将を玉将に取られるため不可、銀将はルール上真横に動けず、前ないし斜め前に動かすと王将を動かさないことになり、王将を竜王に取られるため不可。注目すべき点は先手の持ち駒で、王将と銀1枚以外の駒が、すなわち全40枚の駒のうち38枚が先手の持ち物となっている(ちなみに敵玉を除く全ての駒(平手の場合39枚)を自分のものにすることを「全駒(ぜんごま)」という)。
条件
自分の手番である。
相手にチェックはされていない。
合法手がない。つまり、反則にならずに次に動かせる駒が一つもない。
概説
ステイルメイトになった方が負け
ステイルメイトが起こった時点での、単純な戦力の差を根拠としている。または、ルール上に定義が存在しないことにより、必然的にステイルメイトされた側の投了または反則手により勝敗が決まるという解釈である。シャンチーや本将棋・中将棋などが、これに該当する。
引き分け
かつて王侯貴族の相手をしていた客分のプロフェッショナルチェスプレーヤーは、王侯貴族の面子を潰さないためにステイルメイトなどの細かいルールを定めた[1]。これが、いつの間にか王侯貴族相手でなくても一般的となり、チェスは公式戦においてもステイルメイトを引き分けにすると規定されている[1]。
その他の特殊なパターン
マークルックは公式戦ではステイルメイトを<負け><引き分け><勝ち>のいずれかにすることを開始前に決めることとなっている。マックルック酒場では事前取り決めのない場合、ステイルメイトは<負け>である。チャンギはパスが可能なため、ステイルメイト自体が発生しない。
チェスにおけるステイルメイト
88
77
66
55
44
33
22
11
abcdefgh
現在、黒番。
将棋におけるステイルメイト
出典検索?: "ステイルメイト"
本将棋.mw-parser-output .shogi-diagram{padding:0.5em;width:240px;margin:0.25em;text-align:center;background-color:#f9f9f9;border:#b0b0b0 1px solid}.mw-parser-output .shogi-diagram-left{float:left;margin-right:1em;clear:left}.mw-parser-output .shogi-diagram-right{float:right;margin-left:1em;clear:right}.mw-parser-output .shogi-diagram-center{margin-left:auto;margin-right:auto;clear:both}.mw-parser-output .shogiboard-wrapper{padding-left:4px;padding-bottom:2px}.mw-parser-output .shogiboard-header,.mw-parser-output .shogiboard-footer{font-weight:bold;font-size:14px}.mw-parser-output .shogiboard-table{border-collapse:collapse;border:#f9f9f9 1px solid;margin:0 auto 0.5em auto;background-color:white}.mw-parser-output .shogiboard-table .shogi-piece{width:22px;height:22px;padding:0;line-height:0;vertical-align:middle;border:black 1px solid;font-size:18px;font-family:"Hiragino Mincho ProN",serif}.mw-parser-output .shogiboard-table .shogiboard-collabel,.mw-parser-output .shogiboard-table .shogiboard-rowlabel{width:22px;height:22px;background-color:#f9f9f9;font-size:11px}.mw-parser-output .shogiboard-table .piece-gote{transform:rotate(180deg)}.mw-parser-output .shogiboard-table .piece-promoted{color:#E00303}.mw-parser-output .shogiboard-table .piece-bold{font-weight:bolder;font-family:"HiraginoSans-W5",sans-serif}図1 将棋のステイルメイトの例
△持ち駒 なし
龍銀王一
二
玉三
四
五
六
七
八
九
▲持ち駒
飛角2金4銀3桂4香4歩18
▲3一龍まで図2 将棋のステイルメイトの例2
第24回コンピュータ将棋選手権1次予選
libshogi - カツ丼将棋[3]
△カツ丼将棋 持ち駒 なし
馬 一
馬 と と二
と 圭 龍 杏三
四
銀 王歩 五
龍 歩 六
歩 金金 桂金 七
玉 八
香 九
▲libshogi 持ち駒 金銀3桂2香2歩12
163手目▲1三香成まで
後手の反則負け[3]図3 将棋のステイルメイトの例3
△持ち駒 なし
銀銀馬圭圭圭圭龍龍一
銀銀馬杏杏杏杏歩歩二
金金金歩歩歩歩 三
玉金歩 四
歩歩 五
六
七
八
王 九
▲持ち駒 歩9
△5九玉まで
本将棋では取った駒を自らの持ち駒として使えるので、「合法手がない」という状態が極めて起こりにくい。
強引に想定した場合、攻め手と受け手の戦力差が通常では考えられないほど開いてしまう。
つまりステイルメイトになるずっと前の段階で、ほとんど勝負は決着しているのである。
ステイルメイトの状況まで対局を続けるのは、攻め手・受け手ともに好ましくなく、礼を欠いた行為とみなされている。