スティーヴ・ジョーンズ
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この項目では、イギリスのギタリストについて説明しています。他のスティーヴ(スティーブ)・ジョーンズについては「スティーブ・ジョーンズ」をご覧ください。

スティーヴ・ジョーンズ
Steve Jones

基本情報
出生名Stephen Philip Jones
生誕 (1955-09-03) 1955年9月3日(68歳)
出身地 イギリス
ジャンルパンク・ロック
職業ギタリスト
担当楽器ギター
活動期間1975年 -
共同作業者セックス・ピストルズ
プロフェッショナルズ
ニューロティック・アウトサイダーズ
公式サイト ⇒Steve Jones bio
著名使用楽器
ギブソン・レスポール

スティーヴ・ジョーンズ(Stephen Philip Jones、1955年9月3日 - )は、イギリスパンク・ロックバンド、セックス・ピストルズギタリスト

2011年、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第97位。
来歴

ジョーンズはロンドンで生まれ、シェパーズ・ブッシュで成長した。ジョニー・ロットンのバンド参加前は、ボーカルも担当していた。

元々は、友人のポール・クックらと一緒に、窃盗行為を繰り返す典型的な不良少年で、ローリング・ストーンズキース・リチャーズの家に忍び込み、ギターやアンプ、高級コートなどを盗んだこともあったという。マルコム・マクラーレンのブティック「セックス」にたむろしていたところ、ピストルズの前身バンド「スワンカーズ」(マルコム・マクラーレンにより後に「QTジョーンズ&セックス・ピストルズ」に改名)にポールとともに参加。これが、伝説のパンクバンド・ピストルズの始まりであった。

スティーヴは、いわゆるロックンローラータイプで、ロッド・スチュワート&フェイセズのファンであり、自身もフェイセズのような曲をプレイしたかったという。しかし、新たに参加したジョニーがバンドの中心人物になるにつれ、バンドの性格も「アンチ・ロックスター」的色彩を帯び、スティーヴの思惑とはズレが生じていった。

それでも、ピストルズの人気上昇と共に、スティーブのギターの腕前も上がり、アルバム「勝手にしやがれ」では重層的なギターサウンドを披露し、ギターヒーローとしての本領を発揮した。

ピストルズ解散後は、ブラジルロニー・ビッグスらとレコーディングを行うなどした後、親友のポールと「プロフェッショナルズ」を結成、しかし、まったくといっていいほど人気は出ず、ピストルズはやはりジョニーとシド・ヴィシャスに負うところが大きかったことを思い知らされることとなった。

また、当時、イギリスの労働者階級の圧倒的支持を得ていたシャム69のリーダー、ジミー・パーシーとスティーヴ、ポールがセッションを繰り返したところから、「ピストルズとシャム69、世紀の合体か!?」の噂が大々的に流れた。しかし、結局は両雄並び立たずで(ジョーンズ曰く「ジミー・パーシーはジョニー・ロットンよりクソだった」)噂のまま終わった。

その後、スタジオ・ミュージシャン的な仕事もしており、ジョニー・サンダースフィル・ライノット、アンディ・テイラーなどとも親交があった。しかし、ピストルズの解散自体は、本人にとって、やはり無念であったようだ。解散当初、アダム&ジ・アンツのアダムに「ピストルズがなくなっちまった。どうしようか、アダム」と語ったということだ[要出典]。また、心の空白を満たすため、ヘロインに手を出したりしたが、これも長くは続かなかったらしい[要出典]。

1987年、初のソロ・アルバム『マーシー』をMCAレコードからリリースした[1]。続く『ファイアー&ガソリン』(1989年)にはザ・カルトのメンバーやアクセル・ローズガンズ・アンド・ローゼズ)がゲスト参加し、更にニッキー・シックスモトリー・クルー)がソングライティングに貢献した[2]

1995年には、ガンズ・アンド・ローゼズダフ・マッケイガンやマット・ソーラム、デュラン・デュランのジョン・テイラーと共にニューロティック・アウトサイダーズを結成し、1996年にはアルバム『ニューロティック・アウトサイダーズ』を発表した。また、hideを中心に結成されたzilchにも参加している。

2004年から2009年まで、ロサンゼルスのラジオ局Indie 103.1の番組「Jonesy's Jukebox」でパーソナリティを務めた[3]
人物

元々、何かにのめり込むタイプのようで[要出典]、ウェイトリフティングにハマったりもしている。90年代中盤以降は、元パンクとは思えないような長髪にしていたこともあり、ジョニー・ロットンに言わせると「あいつのロン毛ったら、自分の髪の毛で自分のキンタマをくすぐれるくらい長いんだぜ」

ピストルズ時代は、ハンカチの四隅を括って帽子状にしたものを被って演奏することが多く、彼のトレードマークだった。癖毛であり、他のメンバーのようなスパイキーヘアに出来なかったための苦肉の策であったという。
ディスコグラフィ
ソロ・アルバム

マーシー - Mercy(1987年)

ファイアー&ガソリン - Fire and Gasoline(1989年)

セックス・ピストルズ「セックス・ピストルズ#ディスコグラフィー」を参照
ザ・プロフェッショナルズ

The Professionals(1980年)

炸裂 - I Didn't See It Coming(1981年)

チェッカード・パスト

Chequered Past(1984年)

ニューロティック・アウトサイダーズ

ニューロティック・アウトサイダーズ - Neurotic Outsiders(1996年)

著書

Lonely Boy: Tales from a Sex Pistol(2017年)

川田倫代 訳『ロンリー・ボーイ ア・セックス・ピストル・ストーリー』
イースト・プレス、2022年2月。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-4781620480


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