スティール・ボール・ラン
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スティール・ボール・ラン
ジャンル冒険活劇
西部劇
ハードボイルド
漫画:ジョジョの奇妙な冒険 Part7
スティール・ボール・ラン
作者荒木飛呂彦
出版社集英社
掲載誌週刊少年ジャンプ
ウルトラジャンプ
レーベルジャンプ・コミックス
発表号2004年8号 - 47号
(週刊少年ジャンプ)
2005年5月号 - 2011年5月号
(ウルトラジャンプ)
発表期間2004年1月19日 - 2011年4月19日
巻数全24巻(第81 - 104巻[注 1]
話数全95話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』(ジョジョのきみょうなぼうけん パート7 スティール・ボール・ラン、JOJO'S BIZARRE ADVENTURE Part7 STEEL BALL RUN)は、荒木飛呂彦による日本漫画作品。集英社少年向け漫画雑誌週刊少年ジャンプ』(以下『WJ』)にて2004年8号 - 47号に、青年向け漫画雑誌『ウルトラジャンプ』(以下『UJ』)に2005年5月号 - 2011年5月号にて連載された。

連載開始時のタイトルは『スティール・ボール・ラン』(STEEL BALL RUN)だったが、『UJ』移籍後は現行のものへ改められ、『ジョジョの奇妙な冒険』の正統なPart7となっている。通称はSBR。単行本は全24巻(『ジョジョ』シリーズ通算では第81 - 104巻)。
概要

舞台は西部劇の時代。アメリカが東部から西部へ開拓し切り、蒸気機関鉄道が横断した。その逆ルートを、乗馬で大々的にレースする。最初の1ページが丸ごと時代背景の説明である。世界中から参加者が集まり、破格の優勝賞金と名誉をレースで競う。その世紀の大イベントの裏で、アメリカ政府には企み事がある。表では厳格公正なスポーツが、陰ではなんでもありの盤外戦がくり広げられる。

テーマとしては第2話で「ジョニィ・ジョースターが歩き出す物語」と語られる。下半身不随のジョニィがというだけでなく、ジョニィの精神がという意味合いもある。ジョニィのスタンド像はそれを象徴して変遷していく。

当初はPart6までと同じく、『WJ』にて連載されていた。ストーリーとの兼ね合いから「10週前後で休載し、描きためる」手法を使ったため、週刊連載にもかかわらず1週31ページというペースでの掲載が行われた(他の連載作品は通常19ページ前後)。その間に『WJ』の増刊号『青マルジャンプ』に番外編を掲載している。2度目の中断後、2週掲載されたのみで『WJ』での連載が再開未定となった。そして『UJ』2005年4月号にプロローグ編が掲載され、続く5月号から本格的に連載再開された。この『UJ』への移籍時に、タイトルが現行のものへ改められた。話数カウントが、『UJ』連載ではリセットされたが、単行本では通算されているためズレがある。

『UJ』への移籍について、荒木飛呂彦は複数の理由を述べている。「ダイナミックな画面表現と、繊細な心理描写をかねそなえた作品を描こう、と思ったから」「海外ドラマ『24』や、三部作の映画『ロード・オブ・ザ・リング』といった、壮大なボリュームの物語が増えてきた影響」「週刊連載のコンパクトな起承転結の繰りかえしじゃなくて、もっと大きな物語を語りたくなった」[1]などと説明している。また、少年誌から青年誌に移籍したことで同性愛やDV、レイプなどの倫理上繊細な記述が増えたが、これについては「40歳をこえて、倫理性にまつわる表現も描かなくちゃダメだろう、と思ったんですね。(中略)ぼくもターゲットを若い読者だけに限定していたら、作品が窮屈になるんじゃないかな、と思ったんですね[1]」と答えている。

2010年3月4日に発売された単行本第20巻で『ジョジョ』シリーズは通算100巻に達した[注 1]
前作との関係

Part6までの『ジョジョの奇妙な冒険』との関係は複雑である。まず、世界が異なる。舞台はPart1イギリスと同時代のアメリカだが、別物であり、別のジョースター家になっており、別のディオがいる。

位置づけが変遷しているため、順を追って解説する。

Part6終了時:ジョジョPart6完結、次作は『スティール・ボール・ラン』(謎のタイトル)
[2]。作者いわく「Part7以降もやる意向がある」[3]

WJ連載1期(1・2巻):作者いわく「ジョジョの奇妙な冒険はパラレルワールドに突入」「主人公はジョジョではなくなったため、タイトルはスティール・ボール・ランとなった」[4]。第1話でジャイロ・ツェペリ、スティーブン・スティール、ディオ、サンドマンなどが登場、第2話で新ジョースターが登場する。サンドマンとポコロコにはスタンドが憑いている。

単行本1巻・青マルジャンプ:実質的に『ジョジョの奇妙な冒険』Part7であると公言。新規読者のために、あえて『ジョジョ』Part7であるということをメインタイトルで強調しなかったとも語っている。また一方で「作家の創作の姿勢として、過去の作品を完全に葬り去ることはよくない」とし、Part6終盤の出来事が影響した新世界の作品と、読者に明言した[5]

WJ連載2期(3・4巻):スタンドが明確に登場し、バトルが始まる。マウンテン・ティムがスタンドについてリニューアル解説を行う。

UJ移籍(5巻):誌面掲載時のサブタイトルに『ジョジョの奇妙な冒険 Part7』と明記されるようになる。単行本も第5巻以降はカバーを外せば「ジョジョPart7」とある。ただし、Part1からの連番にはなっていない。

作中も過去シリーズを彷彿とさせる人物や設定が頻出するが、このことに関して作者は「かつての登場人物の先祖であるか、あるいはパラレルワールドの存在と考えて欲しい」としている。

また特に序盤のシーンに『変人偏屈列伝』の「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」「腸チフスのメアリー」と関連させる描写がある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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