この項目では、バスケットボール選手について記述しています。その他の同名の人物については「スティーヴン・カー」をご覧ください。
スティーブ・カー
Steve Kerr
ゴールデンステート・ウォリアーズで指揮するカー (2019年)
ゴールデンステート・ウォリアーズ HC
役職ヘッドコーチ
所属リーグNBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (1965-09-27) 1965年9月27日(58歳)
出身地 レバノン
ベイルート県ベイルート
身長(現役時)191cm (6 ft 3 in)
体重(現役時)82kg (181 lb)
キャリア情報
高校パリセイズ・チャーター
選手時代
5×NBAチャンピオン (1996-1999, 2003)
NBAスリーポイント・シュートアウトコンテスト優勝 (1997)
NBAシューティングスターコンペティション優勝 (2006)
オールアメリカン・セカンドチーム - AP (1988)
オールアメリカン・サードチーム - NABC (1988)
2× オールPac-10ファーストチーム (1986, 1988)
No. 4 アリゾナ・ワイルドキャッツ永久欠番
コーチ時代
4× NBAチャンピオン (2015, 2017, 2018,2022)
NBA最優秀コーチ賞 (2016)
2× NBAオールスターゲームヘッドコーチ (2015, 2017)
Stats Basketball-Reference.com
Stats NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
スティーヴン・ダグラス・カー(Stephen Douglas Kerr, 1965年9月27日 - )は、アメリカ合衆国の元プロバスケットボール選手。レバノンの首都ベイルートの出身。現在、NBAのゴールデンステート・ウォリアーズでヘッドコーチを務めている。 アリゾナ大学から1988年のNBAドラフトでフェニックス・サンズに指名され、クリーブランド・キャバリアーズにトレード。キャブスで3年間を過ごした後、オーランド・マジックへトレードされた。1年後の1993年に、フィル・ジャクソン率いるシカゴ・ブルズに移籍した。 当時のブルズは、マイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペンなどの活躍で最盛期を迎えており、その中でカーは控えのガードとして活躍した。決して身体能力が優れているとは言えないカーの武器は、試合の要所で見せる3ポイントシュートであった。土壇場ほどキレを増す長距離砲は、チームを何度となく勝利へ導いた。特に96-97シーズンのNBAファイナル第6戦。優勝に王手をかけたブルズはユタ・ジャズを相手に試合の最終盤まで同点。ショットクロック残り3秒でマイケル・ジョーダンからパスを受け、優勝を決定づけるシュートを沈めたシーンはカーのハイライトである。ブルズにはジョーダンが引退するまで在籍し、2度目の3連覇に貢献した選手として歴史に名を刻んだ。 1999年1月、チャック・パーソンと交換でサンアントニオ・スパーズに移籍し、ボストン・セルティックスに在籍した選手以外では1951?54年のフランク・サウルとただ二人のみの4年連続で優勝を経験した選手となった。その後、ポートランド・トレイルブレイザーズを経て、2002-03シーズンはスパーズに復帰した。プレイオフに入っても出場機会は少なかったが、カンファレンス決勝のダラス・マーベリックス戦第6戦終盤に、放った4本の3ポイントを全て沈めNBAファイナル進出に貢献すると、ファイナルのニュージャージー・ネッツ戦第5戦、残り3分2点差を追う状況で、ケニオン・マーティンからのスティールや、ダブルチームされたティム・ダンカンからパスを受け値千金の3ポイントを沈めるなど、大舞台での勝負強さを再び発揮した。試合後のインタビューでカーは、「僕はこの時のために "冷凍保存" されていたんだ」と、レギュラーシーズンでは出場時間が少なかったことを引き合いにして勝ち誇った。そしてスパーズ2度目の優勝に貢献し自身5度のNBA優勝経験をした。このファイナル終了後に引退し、アメリカのケーブルテレビ局ターナー・ネットワーク・テレビジョン(TNT)で現場解説者を務め、"Steve Wonders..."というコーナーを持っていた。2007年のプレイオフでTNTの解説者を終えると、フェニックス・サンズの球団社長兼ゼネラル・マネージャーに就任し、2008年1月には、ショーン・マリオンをマイアミ・ヒートに放出してシャキール・オニールを獲得した。 生涯通算3ポイントフィールドゴール成功率(.454)、シーズン3ポイントフィールドゴール成功率(.524 1994-95シーズン)は共にNBA歴代1位の成績である。(ただし1994年から97年までの3シーズンはの3Pラインは現在のラインよりも約55cm近くに変更されていた時期である。)1997年のオールスターウィークエンドのスリーポイント・シュートアウトで優勝している。 2014-15シーズン 2014年5月14日、カーはニューヨーク・ニックスのオファーを断り、ゴールデンステート・ウォリアーズと5年2500万ドル契約でヘッドコーチに就任が決定した[1][2]。カーは前任者のマーク・ジャクソンの路線を上手く引き継ぎ、チームをリーグ上位に導く手腕を披露する。また新人コーチながら、2015年NBAオールスターゲームのチームウェストのヘッドコーチに選出され、イーストのマイク・ビューデンホルツァーヘッドコーチとの対戦となった[3]。新人コーチが選ばれたのは、1998年のインディアナ・ペイサーズのラリー・バード以来である[4]。結局レギュラーシーズンは67勝15敗で終了、新人ヘッドコーチとしては最高勝率を記録しNBAファイナルまで導いた。そしてクリーブランド・キャバリアーズとの対戦となったファイナルも4勝2敗で見事にウォリアーズを40年振りのチャンピオンに導いた。 2015-16シーズン 2015-16シーズンは、背中の手術の為に開幕から休養を強いられていたがルーク・ウォルトンアシスタントコーチがチームを纏め、39勝4敗で迎えた2016年1月22日のインディアナ・ペイサーズ戦でコーチ職に復帰。122-110で勝利に導き、見事に復帰戦を飾った[5]。カーの現場復帰でウォリアーズは更に勢いが付き、最終的にはカーが現役時代シカゴ・ブルズで1995-1996シーズンに経験したシーズン "72勝10敗" を上回る "73勝9敗 というNBAシーズン新記録の金字塔を打ち立てた[6]。その功績が大きく評価され、同シーズンのNBA最優秀コーチ賞を受賞した。 2016-17シーズン 2017年3月28日のヒューストン・ロケッツ戦に勝利し、ヘッドコーチ就任後レギュラーシーズン238試合目で200勝を達成。これはNBA史上最短記録であり、北米4大スポーツを含めても最短である。それまでのNBA記録は、マイケル・ジョーダンやカーを指導していたことのあるフィル・ジャクソンの270試合が最短だった。 プレーオフ1回戦の途中で前年に発症した髄液の漏れによる合併症が再発し、期限未定の離脱が発表された。その後ウォリアーズはマイク・ブラウンが暫定的に指揮を執り3年連続でNBAファイナルに進出。カーも第2戦から復帰し、見事な前年のリベンジを果たした。 2017-18シーズン 2018-19シーズン
経歴
選手時代
コーチ時代.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}が望まれています。
主に: 2017-18シーズン以降のヘッドコーチの業績について (2021年12月)
NBA
2019-20シーズン
2019年10月30日のフェニックス・サンズ戦でステフィン・カリーが左手骨折の大怪我を負いシーズンの大半を欠場し、加えて前年のファイナルでの怪我でクレイ・トンプソンも欠いていたため、チームは低迷しウエスタンカンファレンス15位でシーズンを終えた。2019年12月25日のクリスマスゲームでは、ジェームズ・ハーデンとラッセル・ウェストブルックが率いるヒューストン・ロケッツ相手に誰もがウォリアーズの敗北を予想する中勝利を収めファンを喜ばせた。
2020-21シーズン
2021-22シーズン
この年のウォリアーズは新加入のオット・ポーター・ジュニア、ゲイリー・ペイトン2世、ネマニャ・ビエリツァが活躍し、ウエスタン・カンファレンス3位の成績でシーズンを終えた。