スティルウォーター
Stillwater
監督トム・マッカーシー
脚本トム・マッカーシー
マーカス・ヒンチー
トーマス・ビデゲイン
『スティルウォーター』(Stillwater)は、2021年のアメリカ合衆国の犯罪ドラマ映画。マーカス・ヒンチー、トーマス・ビデゲイン(英語版)、ノエ・ドゥブレと共同で執筆した脚本を、トム・マッカーシーが監督した作品で、出演はマット・デイモン、カミーユ・コッタン、アビゲイル・ブレスリンなど。フランス留学中に殺人罪で収監された娘の無実を証明するために、真犯人捜しに奔走する米国人の父親を描いている。
2021年7月30日にフォーカス・フィーチャーズから公開された。 オクラホマ州スティルウォーターに住むビル・ベイカー(マット・デイモン)は、石油採掘の作業員だったが失業し、酒と麻薬に溺れた挙げ句に刑務所暮しも経験した。娘のアリソン(アビゲイル・ブレスリン)はマルセイユでの留学中に同性の恋人リナを殺した罪に問われ、9年の刑を受けて、既に4年を獄中で過ごしていた。無実を訴え、面会に来た父のビルに手紙を託すアリソン。それは弁護士宛の手紙で、真犯人はアキームという若い男だと記されていた。しかし、貧しさ故に弁護士から相手にされないビル。 滞在中のホテルで、シングルマザーのヴィルジニー(カミーユ・コッタン)と知り合うビル。自力で真犯人のアキームを探そうとするビルに、フランス語の通訳として協力するヴィルジニー。だが、アキームが住むカリステ地区は麻薬の売人の巣窟で、よそ者は入り込めなかった.ヴィルジニーとエマの家に間借りし、家族のような関係を築きながら、調査を進めるビル。だが、恋人リナの死に責任を感じているアリソンが獄中で自殺未遂を起こした。 アキームを見つけ出し、拉致するビル。アパートの地下室にアキームを監禁したビルは、DNAの鑑定用にアキームの髪を採取し、詰問した。片言の英語で真相を話すアキーム。殺しを依頼したのはアリソンで、アキームは前金として“スティルウォーター”と刻まれたネックレスを受け取ったという。そのネックレスは、ビルがアリソンに贈った品だった。 アキームが地下室にいる事を知り、警察の捜査が入る前にアキームを逃がすヴィルジニー。だが、ヴィルジニーは相愛だったビルと縁を切り、彼をアメリカに追い返した。アキームの行方は知れなかったが、DNAが現場の残留物と一致し、保釈されるアリソン。そんなアリソンに真実を尋ねるビル。殺すとは思わず、リナと別れる為にアキームを雇ったと答えるアリソン。アリソンを自宅に迎え入れ、元の生活に戻るビル。だが、ビルの周囲から平安な世界は消え去っていた。 ※括弧内は日本語吹替。
ストーリー
キャスト
ビル・ベイカー - マット・デイモン(平田広明)
オクラホマ州、スティルウォーターで働くアリソンの父。娘の無実を晴らすためにフランス・マルセイユへと渡る。
アリソン・ベイカー - アビゲイル・ブレスリン(白石涼子)
ビルの疎遠の娘。留学先のフランスにてガールフレンドを殺害した罪で逮捕される。
ヴィルジニー - カミーユ・コッタン(八十川真由野)
シングルマザー(未婚の母)の舞台女優。ビルを助ける。
マヤ - リルー・シュヴォー(久野美咲)
ヴィルジニーの娘。ビルに懐く。
シャロン - ディアナ・ダナガン
ビルの亡妻の母。