ステアーAUG
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ステアーAUGAUG A1(407 mmバレル)
ステアーAUG
種類軍用小銃
製造国 オーストリア
設計・製造.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

シュタイヤー・マンリヒャー

Thales Australia, Lithgow Facility

S&Tモーティブ (製造)

年代1978年 - 現代
仕様
種別アサルトライフル
口径5.56 mm
銃身長508 mm
使用弾薬5.56x45mm NATO弾
装弾数30発/42発(箱形弾倉
作動方式ガス圧利用(ショートストロークピストン式)、ロータリーボルト
全長790 mm
重量3,600 g
発射速度680 - 850発/分
銃口初速940 m/秒
有効射程300 m
歴史 
設計年1970年代
配備先

オーストリア軍

オーストラリア国防軍

関連戦争・紛争

イラク戦争

アフガニスタン紛争

2022年ロシアのウクライナ侵攻

バリエーション

AUG-A1

AUG-LMG

AUG-P

AUG-9mm

AUG-A2

AUG-A3

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ステアーAUG (ドイツ語: Steyr AUG) は、オーストリアシュタイヤー・マンリヒャー (Steyr Mannlicher) 社がオーストリア軍向けに開発したアサルトライフルである。AUGはアルメー・ウニヴァザール・ゲヴェーア(Armee Universal Gewehr、軍用汎用小銃の意)の頭文字に由来する市販名。「ステアー」の表記の問題についてはこちらを参照。

シュタイアー・ダイムラー・プフ社のStG58[注釈 1]の後継として、1977年にオーストリア連邦軍歩兵用小銃にStG 77 (Sturmgewehr 77) の制式名で採用される。

SF的な外観を持つこのは、それまでの軍用銃と異なるいくつかの革新的試みがなされていた。
特徴AUG(上)とC7(下)のプラスチック製マガジンAUGのスコープ。スコープ上部にはアイアンサイトが付属する。

AUGは、トリガーより後方に機関部を配置するブルパップ方式を採用している。ブルパップ方式は、銃身長を短くすることなく全長を短くすることが可能で、弾丸の威力や命中精度を維持しつつ取り回しの良さを改善できるメリットがある。また、薬室をグリップより後方に配置したことで反動を効果的に抑え込むことができ、集弾性が向上する利点を持っている。

作動方式はショートストロークピストン式を採用しており、小型のガスピストンは銃身の右側に配置されている。ガスバルブは通常位置、ガス圧増加位置、ガス遮断位置の三段階で切り替えることができる。

ストックとグリップが一体となっているボディは強化プラスチックにより形成されている。それまで部分的にしか使用されなかったプラスチック部品を、撃鉄(ハンマー)や逆鉤(シア)を含めた機関部の部品にいたるまで大幅に取り入れており、軽量化も意識されている。一方で、全体の重量は3,600 gとそこまで軽量化に成功しているわけでもない。同時代に設計や運用された、小口径高速弾を使用し、ブルパップ構造でないM16AK-74と比べてもむしろ重いぐらいである[注釈 2]。しかしその分強度は高く、実験では10 tトラックに繰り返し轢かれた後も発射可能であったという記録がある。専用のマガジンにもプラスチックが採用されており、残弾数が確認できるよう半透明となっている。

ハンドガードはなく、ガスシステムブロックの下側にフォアグリップが取り付けられており、前方に折り畳むことが可能となっている。スコープ取り付け部の左側面にはコッキングハンドルがあり、引いて上方へひねるとボルト後退位置で固定することができ、閉鎖不良を起こしたボルトを手動で押し込むためのフォワードアシスト機能も持つ。

トリガー上部のクロスボルト式のボタンはセーフティであり、銃の左側面に突出させると射撃位置(赤色のドットが表示される)、右側面に突出させれば安全位置(白色のドットが表示される)である。トリガーの引き加減(浅く引くことでセミオート、深く引くことでフルオート)で発射モードを切り替えることができる、プログレッシブトリガーを装備している。オートマティック・ロックアウト(ALO)機構を持つモデルもあり、引金の根元の突起を押し込むとフルオート、解除して突起を露出させた状態ではセミオートとなる。ALO機構はアイルランド軍、オーストラリア軍(F88)の使用モデルで採用されている。

AUGの最大の特徴として、銃全体が7個ほどのモジュール・パーツで構成されており、銃身(ガスシステムブロックとフォアグリップ含む)もワンタッチで脱着することができる。モジュール・パーツを交換することにより、要求される様々な用途に応じた火器となり、兵士教育の短縮化・簡略化を可能としている。例えば、銃身をピストル弾用に、ボルト機構をブローバック用に交換すれば短機関銃に、621 mmの重銃身にバイポッド (二脚)、42発マガジンを取り付ければ軽機関銃相当の銃 (分隊支援火器) になる。このような運用の仕方はシステム・ウェポンと呼ばれ、AUGは実用化・普及に成功したシステム・ウェポンの先駆けのひとつといえる。

アイアンサイトの照門と照星の間隔が短くなる欠点[1]を解消するために、銃自体の携行ハンドルを兼ねる1.5倍率オプティカルスコープを標準装備することで照準精度を確保している。このスコープはスワロフスキーグループの光学機器メーカーが製造・供給している。スコープの視野は中央に小さな丸が描かれているシンプルなもので、この丸を射程300メートルにおいて高さ1.8メートルの標的に重ねれば、正照準となるように設定されている。スコープの上にはスコープが破損ないし汚れた時に使うための非常用アイアンサイトが用意されている。

左に構えた際に空薬莢が顔面に当たる欠点[2]については、右方向へ排莢するボルトを左方向へ排莢するボルトに交換し排莢口のカバーを付け替えることで薬莢の排出方向を左に変更することで対処できる。ただし戦闘中の状況によっては (負傷など)、右撃ちと左撃ちの切り替え (スイッチ) を状況によって素早く行うことが求められるため、(すなわち利き手は引き金を引くだけに用いるため、必ずしも利き手で銃把を握る必要はない) いかに容易に排出方向を変えられるといっても瞬間的な操作には対応できないという問題は残っている。
バリエーションAUG A2AUG A3(初期型)AUG 9mm
ステアーAUG F1
最初期のモデル。
ステアーAUG A1
最初期のモデルF1に少し変更がされたもの。携行ハンドルも兼ねる1.5倍率オプティカルスコープを標準装備している。使用弾薬5.56x45mm NATO弾 (SS109)。
ステアーAUG A2
オプティカルスコープを脱着可能にし、ピカティニー・レールを使用可能にしたモデル。スコープの形状やチャージングハンドルの形状が変更された
ステアーAUG A3
オーストラリア軍ニュージーランド軍からの要請で、NATO基準の光学システム(暗視装置など)を搭載できるようモジュールマウントを装着したA2の発展型。6.8×43mm SPCの使用テストが行われていたが、その後中止された。


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