スチールカメラ
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「カメラ」のその他の用法については「カメラ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
一眼レフカメラ、ニコンF。カメラ店に並ぶさまざまなカメラ(一眼レフカメラ、レンジファインダーカメラなど)。ミラーレス一眼カメラの一例。映像撮影用(映画などの撮影用)のカメラの一例。

カメラ(: camera、: Kamera)[注釈 1]は、写真(や映像)を撮影するための光学的な機械や装置[2]。写真機(しゃしんき、寫眞機)ともいう。
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出典検索?: "カメラ" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2023年3月)

光学的に像を結ぶための光学系(レンズ等)を持ち、スチール写真(静止画)や映像(動画)を撮影するための装置である。高機能なスマートフォン(携帯電話)などに搭載されている静止画・動画撮影兼用の「カメラモジュール」等を「カメラ」と呼ぶことも増えている。
語源

もともとの語源であるラテン語のcameraは「小さな部屋」を意味し、カメラの由来である「カメラ・オブスクラ」の「オブスクラ」(やはりラテン語で、obscura)は「暗い」という意味で、画家が風景画を描く際に用いた暗室に由来する(#歴史参照)[要出典]。
構造

カメラは基本的に、遮光されたボディ(暗箱)に、
レンズ

シャッター

ファインダー

焦点調節装置

撮像素子

を取り付けた物であり、レンズには通常、絞りが組み込まれている。
レンズ「レンズ」も参照

被写体からの光を集めて一点に像を結ぶようにするもので、カメラの基本的な要素部品である。
絞り「絞り (光学)」も参照

レンズからの光量を調節するための機構を絞りという[3]
ファインダー「ファインダー」も参照

カメラで写る範囲を確認するための窓をファインダーという[3]ライカM3

撮影範囲を知るためのビュー・ファインダー(ファインダー)を、撮影用レンズと独立させて取り付けたものをビュー・ファインダー・カメラという。構造が簡単なため、安価なカメラに使用される。ファインダーには簡単なレンズが使用されることが多いが、ライカMシリーズのように、距離計と組み合わせて精密な焦点調節を可能にしているものもある。これらは距離計連動式カメラ(レンジファインダーカメラ)と呼ばれる。また、フィルムカメラにおいては、一眼レフカメラ・二眼レフカメラに対しコンパクトカメラと呼ぶ。

この形式の不可避の欠点として、撮影用レンズとファインダーが独立していることによるパララックス(視野の誤差)が生じるが、ほとんどの距離計連動式カメラにはパララックス補正装置が組み込まれている。またビュー・ファインダー・カメラは、その視差の為に極端な近接撮影には向かない。
出荷統計

2019年1?12月期のデジカメ世界出荷台数に関して、カメラ映像機器工業会(CIPA)の発表によると(前年同期比21.7%減の)1521万台だったとされた。種類別の内訳では、コンパクト型が(22%減の)675万台、一眼レフが(32%減の)450万台だった。2019年時点でミラーレスカメラの出荷台数が395万台でデジタルカメラ全体の26%を占めた。[4]

2020年は、カメラ映像機器工業会(CIPA)の発表によると、(スマホの影響に加えて)コロナ禍によるイベント中止や外出自粛がデジタルカメラの出荷台数にも大きく影響し、世界出荷台数が(19年比42%減の)888万台だった。機種別ではミラーレスが293万台(26%減)、一眼レフは237万台(前年比47%減)であった。[5] 
歴史詳細は「カメラの歴史」を参照レンズと鏡を用いた携帯式カメラ・オブスクラ。これがのちの写真機の原型になった

カメラの原理は、写真術の発明以前から知られていた。16世紀、画家が風景画を描く際、壁面に小さなを空け、反対側の壁面に外の景色が映し出されるという暗室(カメラ・オブスクラ)が利用された[3]。のちにカメラ・オブスクラには小穴の代わりにレンズが取り付けられ、より鮮明な像が得られるようになった[3]。さらに反射鏡によって箱の上面に像を結ばせるようにした小型のカメラ・オブスクラが作られた[要出典]。これは絵画における遠近画法の確立に寄与したと言われている[要出典]。

1824年ニセフォール・ニエプスが世界初の写真である「ヘリオグラフィ」を発明[要出典]。携帯型カメラ・オブスキュラの画像が定着できるようになった。1839年8月19日にはルイ・ジャック・マンデ・ダゲールが初の実用的写真術「ダゲレオタイプ」を発表[要出典]。その後のカメラは、写真とともに発展していった。

19世紀末までに、記録媒体として写真フィルムが普及し[要出典]、コンパクトで手軽に写真が撮影できるカメラが大衆化する。1950年代まではイギリスドイツアメリカ合衆国が世界市場を牽引していたが、1970年代以降は、日本製のカメラが世界市場を席巻する[要出典]。1963年昭和38年)には、露出を自動化したAEカメラが現れた[要出典]。さらに1977年(昭和52年)には、オートフォーカス機構が実用化され[要出典]、構図を決めてシャッターを押すだけで写真が撮れるのが当たり前の時代になった。

2000年平成12年)ごろから、従来の銀塩フィルム上の化学反応による撮影画像の記録ではなく、撮像素子(CCDなど)からの電気信号をデジタルデータ化して記録するデジタルカメラが普及し始める。その後デジタルカメラは勢力を伸ばし、ついには従来のフィルムカメラを駆逐する勢いとなって、それに伴いフィルムカメラ関連の事業は縮小していった。
種類ハッセルブラッド 500 C/M
銀塩式とデジタル式
銀塩カメラ

フィルム印画紙などの感光材料を利用したカメラで、フィルム式カメラやインスタントカメラなどデジタルカメラ以外のほとんどのカメラが銀塩カメラにあたる[6]。銀塩は感光材料の主たる原料に銀や塩素の化合物が用いられていることに由来する[6]

銀塩写真では撮影時に光を銀や塩素の化学反応として記録し、それを別の化学反応によって目に見える形に変化させる現像の処理が必要なため画像が出来上がるまでに時間がかかる[6]。また、銀塩写真では撮影するたびにフィルムを消費するためコストが比較的高くなる[6]

一方で銀塩写真は化学反応の強弱に応じた細かい諧調表現が可能なことや現像のプロセスを楽しむ目的などから未だに人気がある[6]
デジタルカメラ詳細は「デジタルカメラ」および「デジタル写真」を参照

デジタルカメラは、銀塩などの化学的な感光材料のかわりに、感光を電気信号に変換する部品(撮像素子)を用いたカメラである[6]。いわゆる電子ガジェット類に機能の一つとして付属している場合もある。

デジタルカメラはモニター画面を通して撮影後すぐに結果を見ることができ、色や画像のデジタル処理も容易に行うことができる[6]。また、デジタルカメラは撮影のみの場合にはほとんどコストがかからないなどの利点もある[6]。コストを気にせず桁違いに多数撮影することができ、撮影したものは原則的に紙にはプリントせず、コンピュータの記録媒体に転送し、ディスプレイで鑑賞するということが一般化している。
スチルカメラとムービーカメラ
スチルカメラ「スチル写真」を参照

静止した写真の撮影用のカメラをスチルカメラという[注釈 2][6]
ムービーカメラ「ビデオカメラ」および「映画用カメラ」を参照

動画の撮影用のカメラをムービーカメラ(シネマカメラ、シネカメラ)という[6]

銀塩式(フィルム式)のムービーカメラの場合は小さいコマにフィルムを連続的に供給して記録する必要がある[6]

デジタル式の場合はスチールとよく似た仕組みでムービーの機能も実現できることから、多くのデジタルカメラは短時間の動画を撮影する機能を持つ[6]
コンパクトカメラとレフカメラ
コンパクトカメラ詳細は「コンパクトカメラ」を参照

コンパクトタイプのカメラは撮影の機能はシンプルに抑え持ち運びに便利なようにしたカメラである[6]
一眼レフカメラ詳細は「一眼レフカメラ」および「ミラーレス一眼カメラ」を参照

一眼レフカメラとは、フィルムに写る画像を鏡を使って反射(レフレックス)し、それをスクリーンに投影してそのままファインダー像とするカメラ[3]。撮影用レンズとフイルムとの間に45°の反射鏡(レフレクター)を配し、フィルム上と同等の画像を上方(一部のカメラにあっては側方)のピントグラス上に結像させ、確認できるようにしたカメラである。シャッターを開く際は、反射鏡が移動されてフィルム面へと光路が切り替わる。
二眼レフカメラ詳細は「二眼レフカメラ」を参照

撮影レンズと同じ焦点距離のレンズによるレフレックス型ファインダーのカメラ[3]。一眼レフカメラと同様に45°の反射鏡を使って、本体上部のピントグラス上にファインダー像を得る方式だが、撮影用レンズと同等のファインダー用レンズが別に存在するカメラである。ファインダーに映る像は左右が反転する[3]。ビュー・ファインダー式と同様に視差を生じる。
フィルムの大きさによる分類

製造者・使用者双方の利便性の為にフィルムの種類は規格化されており、規格ごとに概ね以下のように分類できる(なお、例えば以下では110を「超小型」に分類しているが、「小型」に分類されることも多いと思われるように、厳密な分類があるわけではない)。
小型カメラ詳細は「ハーフサイズカメラ」を参照


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