スチーム・タンク
基礎データ
全長10.59 m
全幅3.81 m
全高3.16 m
重量45.36 t
乗員数8名
装甲・武装
主武装火炎放射器×1
副武装M1917A1重機関銃×4
機動力
速度6.43km/h
エンジン2気筒蒸気エンジン2基
500馬力
データの出典
『[決定版]世界の秘密兵器』『Tank Hunter: World War One』
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スチーム・タンク(英:Steam Tank)は、アメリカ合衆国が第1次世界大戦末に開発した工兵戦車である。 塹壕を突破し歩兵の脅威である敵機関銃陣地の破壊を目的として開発が行われた、工兵戦車の元祖とも言える戦車である。アメリカ陸軍のジョンソン将軍が提案し、賛同した実業家や銀行家の支援により開発がスタートした。 イギリスのマークIV戦車の車体設計をベースとし、ケロシンを燃料とする2基の蒸気エンジンを動力として採用した。 主武装に火炎放射器を採用して、車体前部に搭載された。当初は蒸気の圧力を用いる予定だったが、パワー不足から専用のガソリンエンジン(35馬力)を別に搭載した。1916年の実験では、約81m先の目標に対して直径約6mの火球を浴びせた。この実験で、土嚢などで防御された敵機関銃陣地に対して、火炎放射器が有効であることが認められた。 左右履帯の前端両脇には、体当たり用の衝角(ラム)が設けられた。 車輌は1918年に完成したものの、量産には至らなかった。アメリカの若者を悲惨な塹壕戦に送り込むことに対する世論の反発に配慮した為とも、第1次世界大戦の終戦が近付き量産化の意味が無くなった為とも言われている。
概要
前部に搭載された火炎放射器
参考文献
『[決定版]世界の秘密兵器FILE』p100-p101 Gakken ISBN 978-4-05-404517-0
『Tank Hunter: World War One』The History Press
表
話
編
歴
第一次世界大戦の戦車
イギリス
ペドレールの機械
キレン・ストレート装甲トラクター
リトル・ウィリー
マーク I・II・III・VII
マーク IV 戦車
マーク V 戦車
マーク VI 戦車
マーク VIII 戦車
マーク IX 戦車
Mk. A 中戦車
Mk. B 中戦車
Mk. C 中戦車
Mk. D 中戦車
フライング・エレファント
フランス
アルシェ
ブレトン=プリトゥー
オーブリオー=ガベ
フリッツSTG
フロー・ラフリー装甲ローラー
ボワローの機械
STA-フーシェ
シュナイダーCA1
サン・シャモン突撃戦車
ルノー FT-17 軽戦車
FCM 1A
ドイツ帝国
A7V
LK I
LK II
オーベルシュレージエン突撃戦車
A7V-U
Kヴァーゲン
イタリア王国
FIAT アルセナーレ
FIAT2000
アメリカ合衆国
CLB75
HA36
G-9
スペシャル18
ホルト・ガス・エレクトリック・タンク
スケルトン・タンク
スチーム・タンク
スチーム・ホイール・タンク