スター・トレック_(2009年の映画)
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この項目では、2009年公開の映画について説明しています。シリーズ全般については「スタートレック」を、1979年公開の映画については「スター・トレック (1979年の映画)」をご覧ください。
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スタートレック

スタートレックの映画作品 > スター・トレック (2009年の映画)

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スター・トレック
Star Trek

監督J・J・エイブラムス
脚本アレックス・カーツマン
ロベルト・オーチー
原作ジーン・ロッデンベリー
製作J・J・エイブラムス
デイモン・リンデロフ
製作総指揮ブライアン・バーク
ジェフリー・チャーノフ
ロベルト・オーチー
アレックス・カーツマン
出演者クリス・パイン
ザカリー・クイント
カール・アーバン
ゾーイ・サルダナ
サイモン・ペッグ
ジョン・チョー
アントン・イェルチン
ブルース・グリーンウッド
エリック・バナ
レナード・ニモイ
ウィノナ・ライダー
音楽マイケル・ジアッキーノ
撮影ダニエル・ミンデル
編集メリアン・ブランドン
メアリー・ジョー・マーキー
製作会社スパイグラス・エンターテインメント
バッド・ロボット
配給パラマウント映画
公開 2009年5月8日
2009年5月29日
上映時間126分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$150,000,000[1]
興行収入$385,680,446[2]
日本6億円[3]
次作スター・トレック イントゥ・ダークネス
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『スター・トレック』(原題: Star Trek)は、2009年アメリカSFアクション映画。監督はJ・J・エイブラムス、脚本はロベルト・オーチーアレックス・カーツマンが務めている。映画「スター・トレック」シリーズの第11作目であり、リブート映画シリーズの第1作目として、オリジナルのテレビシリーズ『宇宙大作戦』の主要キャラクターを新しいキャストで描いた作品でもある。

2009年5月8日にアメリカでパラマウント・ピクチャーズにより公開され、高い評価を受けた。興行的に成功し、1億5,000万ドルの製作費に対し、全世界で3億8,570万ドル以上の興行収入を記録した。第82回アカデミー賞では4部門にノミネートされ、メイクアップ賞を受賞し、スター・トレック作品としては初のアカデミー賞受賞となった。その後、2013年には続編の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』、2016年には『スター・トレック BEYOND』が公開された。
ストーリー

謎の巨大宇宙艦の攻撃により、緊急避難のシャトル内で母の胎内から誕生した直後に、宇宙艦隊士官だった父を亡くしたカークは、酒とケンカに溺れる荒れた日々を送っていた。ある時、パイク大佐はバーで騒ぎを起こしたカークに、父は12分だけ船長だったが800名の命を救ったと語り、宇宙艦隊アカデミーへの入学を勧める。

在学中のカークは、演習「コバヤシマル・シナリオ」で不正を行い、聴聞会が開かれることになるが、その最中にバルカン星からの緊急救助要請が届き、カークの同期生らは急遽バルカン星に向かう艦隊に召集される。当のカークには謹慎が言い渡されていたが、マッコイの機転によりパイクが指揮するエンタープライズ号に潜り込むことに成功する。そこには同期生のウフーラのほか、スールーチェコフ、そして聴聞会でカークを尋問したバルカン人スポックも副長として乗り込んでいた。

ところが、艦隊の目の前に現れたのは、かつてカークの父を殉職させた巨大宇宙艦ナラーダ号であった。その圧倒的な戦闘力によって艦隊は壊滅的な被害を受け、パイク船長はナラーダ号の船長である、ロミュラン人のネロによって連れ去られる。また、ネロは人工的に重力の特異点を発生させることができる「赤色物質」をバルカン星に投下し、スポックの母アマンダを含む多くの住民を道連れに、バルカン星を消滅させる。

パイク船長を奪われたエンタープライズ号のブリッジでは、今後の方針をめぐってカークと船長代理のスポックが対立し、立場の弱いカークは近くの惑星に放り出される。ところが、この惑星にはカークの知るスポックより、129歳ほど年をとったもう一人のスポックがいた。老スポックはカークに精神融合し、自分の力不足で未来のロミュラン星が消滅に至ったこと、生き延びたネロはバルカン星や地球を含む惑星連邦を故郷の敵とみなし、過去にタイムトラベルしたことに乗じて惑星連邦を滅亡させ、より強大なロミュラン帝国の確立を目論んでいること、カークの父の殉職をもたらした最初の攻撃により、歴史はすでに書き換えられていることなどを明かす。

同じ惑星の研究所に左遷させられていた技術者のスコットとともにエンタープライズ号に戻ったカークは、故郷と母を奪われて情緒不安定にあったスポックを故意に激昂させて、指揮官不適格の状況へ追い込み、指揮権を掌握する。そして、故郷と母を奪われた憎しみに気付き理性との間で悩んでいたスポックも、最終的にはカークと協力して戦うことを選ぶ。二人は地球を攻撃していたナラーダ号へと潜入し、その破壊とパイク船長の救出に成功する。

地球を救った功績を認められたカークは、正式にパイクの後継のエンタープライズ号船長に就任する。そして、若き日の自分の前に姿を現した老スポックは、カークとの信頼関係が二人の未来に大きな意味を持つことを説く。スポックは副長として、カークの下で働くことを決意するのだった。
Star Trek: Countdown

本作の前日譚として、オーチーとカーツマンが脚本を担当する『Star Trek: Countdown』というコミックが発売された。『新スタートレック』からのバトンタッチをになう本コミックでは、ロミュラン星の崩壊からネロと老スポックがタイムトラベルするまでの物語が描かれ、ピカードデータウォーフなどの『新スタートレック』のキャラクターも登場する。

なお、『新スタートレック』の続編である『スタートレック:ピカード』では初めてロミュラン星の崩壊後の世界が描かれたが、ロミュラン星の崩壊に至るまでの経緯などが微妙に異なる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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