スターフォックス64
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スターフォックス64ジャンルシューティング
対応機種NINTENDO64
iQue Player
WiiWii Uバーチャルコンソール
開発元任天堂
発売元任天堂
プロデューサー宮本茂
ディレクター清水隆雄
シナリオ高野充浩
プログラマー森田和明
音楽近藤浩治
若井淑
美術今村孝矢
シリーズスターフォックスシリーズ
人数1?4人
メディア[N64] 96Mbitロムカセット
発売日NINTENDO64
199704271997年4月27日
199707011997年7月1日
199710201997年10月20日
iQue Player
2003年11月
Wiiバーチャルコンソール
200704022007年4月2日
200704172007年4月17日
200704202007年4月20日
2008年6月25日
Wii Uバーチャルコンソール
201608312016年8月31日

対象年齢バーチャルコンソール
CERO:A(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
PEGI:7
売上本数 約64万本[1]
約278万本[1]
約403万本[1]
その他振動パック対応
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『スターフォックス64』(スターフォックスろくじゅうよん、Star Fox 64)は、1997年4月27日任天堂より発売されたNINTENDO64用3Dシューティングゲームスターフォックスシリーズの第2作目。ヨーロッパでのタイトルは『Lylat Wars』。

発売当初の定価は振動パックとセットで8,700円(税別)であった。2007年4月17日からはWiiの、2016年8月31日からはWii Uバーチャルコンソールで配信されている。また、『大乱闘スマッシュブラザーズX』では「名作トライアル」というモードで体験版が収録されているほか、2021年10月26日より配信された『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』にて、本作が初期ソフトの一つとして収録されている[2]

全世界における本作の売上本数は約400万本以上で、世界一売れたシューティングゲームソフトとしてギネス・ワールド・レコーズに登録されている[3]

2010年6月に開催されたE3 2010にて、リメイク版としてニンテンドー3DS用ソフト『スターフォックス64 3D』が発表され、日本では2011年7月14日に発売された。
概要

自機後方からの視点(またはコックピット視点)で操作するシューティングゲーム。シリーズ2作目であるが、ストーリーとしては前作の続編ではなく、前作のパラレルワールド的展開が繰り広げられる。

ステージ構成は2種類あり、一定のルートをほぼ強制的(ルートに分岐がある場合もある)に進んでボスを倒すスクロールステージと、立方体の箱庭ステージで360度自由に移動できるオールレンジモードがある。またステージによっては、スクロールステージとオールレンジモードが組み合わされている場合もあり、この場合必ずスクロールステージの終点で演出が発生し、オールレンジモードに切り替わる。

難易度はスーパーファミコン版と比べると低めに設定されており、シューティングゲーム初心者でも楽しめるゲームになっている。反面、「チャージ弾」の誘爆で敵を撃破することによりHIT数がさらに加算されるなどの、練習を積むほど高いスコアをたたき出すことができる奥が深いゲーム性も持ち合わせている。

戦闘のシチュエーションやムービーシーンには『スター・ウォーズ』シリーズや『インデペンデンス・デイ』などの有名SF映画や、ガンダムシリーズへのオマージュが多々見られる。

スーパーファミコンで発売中止となった『スターフォックス2』のプロジェクトを受け継いだのが本作である。
音声

本作はゲームの開始からエンディングまでキャラクターの会話はプロの声優を使ったフルボイス音声となっている(当時の任天堂のゲームとしては異例の演出)。これは「3Dでは後方から襲い掛かる敵が確認しづらい」といったプレイ時の問題点をスタッフが汲み、解決策として収録されたものである[4]

ゲームの進行に伴い巧みに変化するリアルタイムの会話、そしてそれを構成するシンプルでありながら非常に濃いセリフがゲームとの圧倒的な一体感を生み出している。ステージ途中で敵や仲間から通信が入るなど、ストーリー展開に引き込まれる演出が織り込まれており臨場感を高めている。

なお、NINTENDO64カートリッジの容量の限界で音声を録音した場合は全ての容量を使っても2分ほどが限界なのだが、本作では音声データを大幅にデータ圧縮して、それによる音質の低下を逆手にとって「無線通信による会話のため混入するノイズ」に聞こえるよう演出することにより、音質低下が不自然でないどころか逆にリアリティを持たせることに成功している[5]

なお、日本国外版での音声は、北米版には英語音声が収録されているものの、欧州版では話しているように聞こえる効果音と英語音声を選べるようになっており、各言語の音声収録はなかった[注釈 1]が、『スターフォックス64 3D』の欧州版では各言語(英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語)の吹き替え音声が新規収録されている。
システム

プレイヤーは主人公のフォックスが乗るアーウィン(ステージによってはランドマスター、ブルーマリン)を操る。

1つの惑星や宙域が1つのステージとなる。プレイヤーは惑星コーネリアのステージから始め、最終的に敵の本拠地であるベノムのステージまでたどり着き、黒幕であるアンドルフを倒す事が目的である。

敵の攻撃を受ける、地形にぶつかるなどすると自機のシールド残量が減っていく。シールド残量が0になるとミスで、残機が1つ減る。残機が0の状態でミスをするとゲームオーバーになる。

各ステージでは、ストーリー進行とともに課せられる任務を完了すればステージクリアとなる。任務としては、その惑星のボスを倒す、ワープ航法を完了させる、母艦グレートフォックスを狙うミサイルを撃墜するなどがある。また、任務の完了の仕方などにより「ステージ分岐」が発生する事もある。

ステージクリア後には「作戦終了」か「作戦完了」のどちらかが表示される。「作戦完了」の場合は、もう1つの難しいルートを選択することが可能になる。

ルート分岐が無い例:惑星ソーラなど、ルート分岐がないステージはクリアすれば必ず「作戦完了」となり、次のステージは必ず惑星マクベスとなる。それぞれのルートに必ず1つはルート分岐がないステージがある。

ルート分岐が有る例(任務達成で作戦完了):惑星カタリナでは「コーネリア軍の前線基地を守る」という任務が与えられる。制限時間内にボスを倒せず基地を守りきれず破壊されてしまった場合、作戦終了となり、次のステージはセクターXただ1つに決定する。しかしボスを撃破し見事に基地を守りきると、作戦完了となり、プレイヤーは次のステージに惑星ソーラとセクターXのどちらかを選ぶことができるようになる。

ルート分岐が有る例(特殊条件で作戦完了):惑星コーネリアでは、ファルコが戦線にいる状態でステージ途中の岩のリングを全てくぐることで特殊ルートへ行き、ボスを倒した後に作戦完了となり、次のステージにセクターYとメテオのどちらかを選べる。特殊ルートへ行かなかった場合(通常のルート)は作戦終了となり、次のステージはメテオとなる。また、セクターXをワープ航法をクリアした場合は例外として、セクターZかタイタニアの二択となり、マクベスに行くことはできない。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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