スターフォックスシリーズ
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スターフォックス
ジャンル
シューティング
アクションアドベンチャー
開発元任天堂情報開発本部
アルゴノートソフトウェア
レア
ナムコ
キュー・ゲームス
プラチナゲームズ
発売元任天堂
主な製作者宮本茂
今村孝矢
1作目スターフォックス
1993年2月21日
最新作スターフォックス2[1]
2017年10月5日[2]
スピンオフ作品スターフォックス ガード
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スターフォックスシリーズは、任天堂が発売したコンピュータゲームシリーズ
概要

任天堂が手がけるフライトシューティングゲーム。ファミリーコンピュータからスーパーファミコン時代当初ハードコア向けなゲームのイメージが強かったシューティングゲームに対し、宮本茂の「原点に帰ったシューティングゲームを作りたい[3]」という考えから制作されたシューティングゲームである。当時ファミコンなどで主流であった、2Dで自機戦闘機を真上(もしくは真横)から見て操作するものではなく、3D空間の中を飛行する自機戦闘機をより主観的な角度から見て操作するものである。また、このシリーズは「強制スクロール」ステージがあることが特色となっている。

登場キャラクターが様々な動物の姿で描かれているのは「既存のSFものと同じことをしては面白くないため、それらとは一線を画したい[4]」という宮本の提案によるものだが、これは通信でキャラクターウィンドウが表示されたときにどのキャラクターからの通信なのかを判別しやすくするためという意図も兼ねている[5]。主人公のフォックス伏見稲荷大社キツネがモデルである[4][5]。また、64版以降はフルボイスでアドバイスや叱咤激励をしたり、ボスキャラクターのシールド残量を計測するなどそれぞれの仲間に役割が当てられ[6]、特定の仲間が戦線から離脱しているか否かで後述の「分岐」に影響を及ぼす場合が存在する。

「ライラット系」という架空の恒星系を舞台に、様々な惑星、宙域などを冒険する古典的スペースオペラのような作風。惑星、惑星間に潜む敵軍を、戦闘機「アーウィン」、戦車「ランドマスター」などのメカや武器を使って倒して行きながら最終ボスの元へ向かい、それを倒すのがゲームの最終目的である。
ゲーム内容

本シリーズは新作が出るたびにシステムが劇的に変わっている場合が多い。しかし、システムは変化しているがどの作品にも3Dシューティングゲームとしての要素は存在しており、シリーズの根幹を担っているといえる。だが、以下の説明は主にSFC版および64版を基にした説明であるとする。
基本システム

シューティングゲームとしての本シリーズの特徴は、3D空間をより主観的角度から行うフライトシューティングゲームとして作られている点である。基本操作は十字キーもしくはアナログスティックによる自機の移動(上昇、下降、左右旋回)とそれに伴う「照準」の移動により敵を狙い、レーザーもしくはスマートボムで攻撃して撃墜、破壊する。また、本シリーズはストーリー性が強く、そのため基本ステージ内では「強制スクロール」というシステムの採用が一般的なイメージとして定着している。これはボス戦や特別なステージを除くメインストーリー上のステージでは、決定された「コース」「路線」を飛び、ステージコース外にそれることはできないというもの。このシステムにより「飛ぶ」ということから過激になりがちな自由度はバランスの取れたものに落ち着いている。
分岐、ストーリー展開

本シリーズには「分岐」ポイントがあり、それにより「何度でも」プレイをできる楽しさを与えている。また、決定された方向はないが、基本的に一番難しいコースを(ステージ内の隠しイベントをこなすなどで)選択することにより「真のエンディング」にたどり着くことができる。

この「分岐」はゲーム性以外にも、キャラクターの知られざる一面、ストーリーの裏側、隠しキャラクターとの対面、再会など、ストーリー面に様々な着色がされ、プレイヤーを楽しませている要因である[3]。本シリーズの魅力は簡略的フライトアクション以外に奥深いストーリー設定にもあるといえよう。
各作品の大きな違い

上記で述べたように、作品によりシステムや設定が劇的に変化しているものがあるので記述しておく。
スターフォックス アドベンチャー
主人公のフォックスがアーウィンから降り立ち、棒術を駆使した白兵戦を展開する。また、『ゼルダの伝説シリーズ』を元にしたような謎解きも展開される。なお、惑星間の移動手段としてアーウィンを使用するが、あくまでメインは白兵戦と謎解きのダンジョン攻略で、フライトシューティングはオマケ要素になる。
スターフォックス アサルト
この作品では、アーウィン、ランドマスター、ブラスターなどを使い分けて戦う「乗り換えアクション」がメインになっており、従来の「強制スクロール」ステージが少なくなっている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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