スターソルジャー
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スターソルジャージャンル縦スクロールシューティング
対応機種ファミリーコンピュータ (FC)対応機種一覧

MSX
iアプリ
Palm OS
ゲームボーイアドバンス (GBA)
Vアプリ
Windows (Win)
Wii
ニンテンドー3DS (3DS)
iOS

開発元ハドソン
発売元 ハドソン
Taxan

プログラマー野沢勝広
音楽国本剛章
美術山本次行
シリーズソルジャーシリーズ
人数1人
メディアロムカセット
発売日FC
198606131986年6月13日
1989011989年1月
発売日一覧

MSX
1986年
iアプリ
200101262001年1月26日
Palm OS
200111222001年11月22日
GBA
200402142004年2月14日
Vアプリ
200403022004年3月2日
Win (i-revo)
200612072006年12月7日
Wii
200707032007年7月3日
200707302007年7月30日
iアプリ(復刻版)
200810062008年10月6日
3DS
201211142012年11月14日
iOS
201201042012年1月4日
201306202013年6月20日


対象年齢 CERO:A(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
PEGI:3

コンテンツ
アイコン Mild Fantasy Violence

売上本数約100万本[1]
その他型式: HFC-SO
NES-SO-USA

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『スターソルジャー』 (STAR SOLDIER) は、ハドソン1986年6月13日に発売したファミリーコンピュータソフト。ジャンルは縦スクロールタイプのシューティングゲーム

株式会社ハドソンは2012年にコナミデジタルエンタテインメント (KDE) に吸収合併され、以降KDEがシリーズの著作権を保有している。
概要

ハドソンが前年にファミコン用ソフトとして移植・発売した『スターフォース』(1985年)を基に、さらなる進化を遂げた作品として制作したオリジナルタイトル[注 1]。この『スターソルジャー』は、1986年に開催されたハドソン主催のイベント『第2回TDK全国ファミコンキャラバン』のスコアアタックコンテストに使用された。また、このゲームでの毛利名人高橋名人の対決を題材に描いた映画『GAME KING 高橋名人VS毛利名人 激突!大決戦』(1986年)が渡辺浩弐の企画のもと、山本又一朗プロデュースにてフィルムリンク・インターナショナルが制作、東宝が配給した。当時のファミコン人気・名人人気も手伝って、キャラバンは大成功を収めた。新水曜スペシャルでも特番が組まれている。以後、ハドソンの全国キャラバンゲーム大会は、1997年まで毎年開催されることとなる。ファミコンからPCエンジンにかけての黄金期において、シューティングゲーム「ソルジャー」シリーズを築く礎となった。

2003年にファッションブランドのマーズ・シックスティーンがオフィシャルコラボTシャツをリリースした。

ファミコン版は2006年12月よりi-revoで、2007年7月3日よりWiiバーチャルコンソールで配信されている。

パッケージに描かれている男性キャラクターの詳細は全く不明であり、シーザーのパイロットか否かはおろか、名前すら全く明かされていない。パッケージデザインを手がけた田村英樹本人ですら、設定を全く考慮せずデザイン、執筆したと公言しており、謎の人物となっている。なお、『ヘクター'87』の海外版『Starship Hector』のパッケージにも本作パッケージと同一のキャラクターが描かれているが、こちらも名前など一切設定が付けられていない。
ゲーム内容
システム

基本的には『スターフォース』のスタイルを踏襲した、地上の標的・空中の標的に対するショットの撃ち分けを行う必要のない、敵への撃ち込みを重視した縦スクロールシューティングゲームである。本作ではこれに様々な要素が追加されている。
難易度

約40種類(空中敵・地上敵合わせ)に及ぶ敵キャラクターは、耐久力が高い、幾何学的な軌道を描く、飛行速度が超高速、自機が攻撃できない死角から不意打ちを仕掛けてくる、敵弾を大量にばら撒く、弾が当たると自己複製する、など様々な特徴を持ち、ステージが進むにつれ、2種類以上の空中敵が同時に出現する複合攻撃を仕掛けてくる、誘導弾を放ってくる(ステージ13以降でバリア装着時のみ)、飛行速度が大幅にアップし、なおかつ飛行範囲が別の敵かと思うほど広がるなど、攻撃パターンにも変化が現れ、難易度は格段にアップする。

ただしボス戦では他の敵キャラクターが登場することが(表・裏、全ステージ問わず)一切無く、ボス登場時にはそれまで画面内に残っていた敵キャラは全て消滅する(敵弾は除く)。即ちボス戦では常にタイマン勝負ということになる。

全16ステージをクリアする(または隠しコマンドを入力する)と、裏ステージのプレイが可能になる。裏ステージでは、敵キャラクターの外観がグロテスクになものに変化するほか、1段階でもパワーアップすれば敵キャラクターが誘導弾を放ってくるなど全般的に難易度が上昇している。

発売当初の水準ではかなり高めの難易度であるが、キャラクターの出現パターンは固定であるため、プレイ回数を重ねること、また出現パターンに対応すべく攻略法を確立することにより、「まったく歯が立たない」事態に陥ることは比較的少ないといえる。また、中盤から後半に向けて、耐久性の高い地上敵が多数配置されているエリアが多くなり、空中敵に攻撃するための弾が地上敵に阻まれる場面が多数発生するため、どれだけ高速に連射できるかが難易度に大きく影響する。自動連射パッドや連射アイテム(後出)があると、難易度はかなり下がる。
ステージ構成

全16ステージで構成され、各ステージとも宇宙空間とそこに浮かぶ要塞や陸地などの地形によって構成されている。大陸の裏側に潜り込むことができる箇所「トラップゾーン」が存在し、潜っている間は敵の攻撃を受けないが、代わりに自分から攻撃を行うこともできない。上手く使えば敵の攻撃を避ける手段になるが、タイミングを間違うと、地形が途切れた途端に敵と敵弾で溢れた画面へと放り出される羽目になる。なお潜るか潜らないかはこちらの意図しないタイミングで発生するものの、一方の脱出時は地形の途切れ目であるため、途切れ目に出ない限り敵や敵弾をやり過ごすことは可能。

各ステージは前半と後半のエリアに分かれており、両者の間には大陸の無い空間が広がっている。1ダウンした際はそのエリア(半ステージ)の最初まで戻される。つまりステージの後半で1ダウンしてしまうとステージ前半をやり直すことができないため、前半エリアにパワーカプセルの集中しているステージでは充分なパワーアップの無い状態でボスに挑まなければならなくなる。

各ステージの最後にはボスキャラクターのスターブレインが配置されており、これを倒すと次のステージに進む。また、ステージ4・8・12・16にはスターブレインの替わりに画面の大半を覆う巨大なボスキャラクターのビッグスターブレインが登場する。ボスキャラクターとの戦闘には時間制限があり、制限時間を過ぎるまでに破壊できないと逃げられ、そのステージの中間点まで戻される。ただし同じステージの2回目では制限時間を過ぎてもボスは逃げず、誘導弾を発射してくるようになる。あえて1回目をスルーして後半ステージをやりなおしたほうが、より多くのボーナスを狙うことができるという利点もある。

1・5・9・12ステージにて特殊な条件下で出現するワープアイテムを取ることにより、攻略中のステージの3ステージ先へとワープすることができる。16ステージで終了する仕様上、ワープで先へ進むことはそれだけスコアが稼げなくなるため、スコアアタックを行う場合は回避する必要がある。
キャラクター
シーザー

自機であるシーザーは、初期状態では前方に2発のビームを発射する。ステージ各所に出現するパワーカプセルを取ることで3段階にパワーアップできる。初期状態および、バリア状態における5方向と3方向を区別して、合計5段階と説明される場合もある。

ビームはそれぞれが独立して攻撃力を持っており、同じ敵に同時に2発当たってもきちんと2発分としてカウントされる[注 2]。このため、耐久力の高い敵を相手にする場合は前方に集中して撃てる3方向ビームの方が有利な局面もあり、フルパワーアップ状態から敢えて被弾をするという攻略方法もあり得る。
パワーカプセル

(P)の形状の地上物を破壊することで現れる「S」の字が書かれたパワーアップアイテムはパワーカプセルと呼ばれ、左右に動きながらゆっくり下方に移動する。ただし画面に1個までしか存在せず、新たなパワーカプセルを出現させると古いパワーカプセルは消える。

パワーカプセルを取ったときのパワーアップの共通点として、いかなる状態であっても取得時にシーザーが短時間(約1、2秒)赤く点滅した無敵状態になり、この状態時は敵や敵弾に触れてもやられない。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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