スタークラフト2
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StarCraft2のe-Sportsが行われる会場

スタークラフト2(スタークラフトツー、英語:StarCraft II)(SC2)はブリザード・エンターテイメント(以下・ブリザード)が開発したスタークラフトの後続作品であるリアルタイムストラテジーコンピュータゲーム。本作の設定は前シリーズのスタークラフト:ブルードウォーから4年後の出来事となる。WindowsMac OSにマルチ対応したパッケージ版とダウンロード版としてリリースされた[1]。ダウンロード版はBlizzardの公式ウェブサイトBattle.netから購入可能[2][3]




「Wings of Liberty(ウィングス・オブ・リバーティー、自由の翼、WoL)」2010年7月27日発売。テランが主役の基本パック。


「Heart of the Swarm(ハート・オブ・ザ・スウォーム、群団の心臓、HotS)」2013年3月13日発売。ザーグが主役の拡張パック。


「Legacy of the Void(レガシー・オブ・ザ・ヴォイド、空虚の遺産、LotV)」2015年11月10日発売。プロトスが主役の拡張パック。

2017年11月14日に基本無料でプレイ出来るようになった。[1]
特徴

前作から10年以上の時を経て発売されただけあり、3Dになったグラフィックのみならずゲームデザインも変更が加えられた。操作性が前作と比べて大幅に改善されるなどユーザーフレンドリーな変更も多い。また前作がeスポーツで人気を博したこともあり観戦機能も改善されている
日本での購入

スタークラフト2は 日本語版がないため、英語版等を購入することになる。

現在販売されているものは、North America版、Latin America版、Europe版、Russia版、Korea版、Taiwan版、China版、Southeast Asia & Oceania版、があり、それぞれ言語ローカライズされている。テラン・マリーン

ゲーム起動時にAmericas、Europe、Asia、Southest Asiaから任意のゲームサーバーを選択することができ、パッケージがどのリージョンでもすべてのサーバーを選択できる。
技術的な側面

Havok物理エンジンを搭載。

HDRをサポート。

エディタでオリジナルマップが作れる。

ゲームモード
Campaign

ストーリーモード。購入した拡張版やダウンロードコンテンツに対応したキャンペーンを遊べる。基本無料化に伴いWoLのキャンペーンモードは無料で遊べるようになった。
Co-op

LotVから追加された、プレイヤー二人が協力してミッション達成を目指すモード。

ゲーム開始前にプレイヤーはそれぞれコマンダーを1名を選ぶ、コマンダーごとに種族・使用可能ユニット・特殊スキルが異なり、ミッション終了後にもらえる経験値が一定値を超えレベルが上がるごと(最大15)に使用可能ユニット・スキルが増える。

無料で遊べるがRaynor、Kerrigan、Artanisの3名を除き、コマンダーのレベルを6以上にするためには課金が必要になる。
Versus

対戦モード。「Ranked」では、プレイヤーの対戦成績等を元にした数値が同程度のプレイヤーと戦うことが出来る。トレーニングモードもある。全て無料で遊べるが「Ranked」はトレーニングモードなどので一定の勝利が必要。
Custom

特定の人との対戦やミニゲーム、AI戦(AI対AI含む)、多人数プレイなどカスタムゲームが遊べる。
前作からの変更点

以下、前作からの変更点を列記する。主にマルチプレイに準じているので他のモードでは異なる点もあり、マルチプレイでも拡張パックやバージョンによって異なる点もある。

ユニットの日本語名が未公開なので、原則的に英語発音を
カタカナで表記する。ただし、慣習的表記が優先する(例:Thorは英語では「ソア」だが、「トール」とする。同様にHerculesは「ハーキュリーズ」でなく「ヘラクレス」)。

テラン
主な変更点

コマンド・センター(指令部)(Command Center)がアドオンの代わりに直接アップグレードに変更。5機までのSCVを搭載可能。オービタル・コマンドとプラネタリ・フォートレスの二種類がある。

サプライ・デポ(補給庫)(Supply Depot)が(任意で)地下に潜り、地上ユニットが通過できるようになる。

アドオン(Add-On)はリアクターとテック・ラボの二種類に統一され、連結対象もユニット生産施設に限定されるようになった。ただし、それぞれに互換性がある。リアクター(反応炉)(Reactor)は一度に2つのユニットを生産できるようになり、

テック・ラボ(技術室)(Tech Lab)は専用技術の研究やより高度なユニットの生産が可能になる。

SCV(Space Construction Vehicle)が(任意で)自動的に修理を行うようになる。

新ユニット

MULE:オービタル・コマンド(軌道司令部)(Orbital Command)のエネルギーを使って召喚できるようになるユニット。SCVより鉱物(Mineral)を効率よく採取できるが、一定時間が経つと壊れてしまう。

マローダー(Marauder):分厚い装甲を装備した歩兵。対地攻撃しかできないが重装甲ユニットには強烈なダメージボーナスが加算される。開発によって、敵を遅くする弾を使うようになる。

リーパー(Reaper):二丁拳銃を装備した強襲兵。ブースターを利用し絶壁を自由に上り下りできる。

ヘリオン(Hellion):火炎放射器がついた車両。一度に複数の敵を攻撃できる。HotSからは一定の条件を満たすと、機動力を引き換えに高い攻撃力を持つヘルバット(Hellbat)に変形出来るようになった。開発によって、より攻撃力の高い青い炎を放射することができる。

バイキング(Viking):空対空ミサイルを搭載した制空戦闘機。地上専用の機関砲を二門装備した二足歩行メカに変形できる。

メディヴァック(医療船)(Medivac):空輸機。輸送だけでなくエネルギーを消費して味方のバイオユニットを回復させることも出来る。

レイブン(Raven) :探知能力を持った遠隔操作の空中ユニット。通常攻撃は不可能だが、味方をサポートするスキルを持つ。

トール(Thor):高いHPを持つ大型二足歩行メカ。強い一撃を持つ対地攻撃と、範囲攻撃の対空連鎖ミサイルを誇るテラン最高の機械ユニット。空輸もできるがメディヴァック(Medivac)一機に一機しか乗せられない。

バンシー(Banshee):対地ロケット弾を搭載したヘリコプター。隠密(Cloak)能力を持てる。

ウィドウ・マイン(Widow mine):HotSで追加されたユニット。地下に潜ることで近づいた敵ユニットに強力な範囲攻撃が可能になる。自身が爆発するのではなく、ミサイルを放つ方式なので一度使っても消えないが、次の攻撃までは時間がかかる。またフレンドリーファイアにも注意が必要。

リベレーター(開放船)(Liberator):LotVで追加された飛行ユニット。対空の範囲攻撃が出来るファイターモードと、移動は出来ないが対地に強力な攻撃ができるディフェンダーモードとを切り換えて戦う。


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