「スタディオ・オリンピコ」はこの項目へ転送されています。トリノオリンピックの主競技場については「スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ」をご覧ください。
スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ
Stadio Olimpico di Roma
UEFA
スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ(Stadio Olimpico di Roma)は、イタリアの首都・ローマにあるスタジアム。ASローマ、SSラツィオがホームスタジアムとしている。サッカー、ラグビーのイタリア代表も同スタジアムを本拠地として使用している。収容人数は70,634人で、1953年5月17日に竣工した。ローマオリンピック(1960年)のメイン会場として建設された。愛称はオリンピコ。 1909年にこのスタジアム周辺の都市計画が「フォロ・イタリコ」という名の下発案され、1925年12月には再開発地区内の住民の強制移転や建造物の取り壊しがベニート・ムッソリーニによって命令された[1]。その後、第二次世界大戦の影響で再開発は中断したが、終戦後に再開。1953年5月17日、イタリア代表対ハンガリー代表の国際Aマッチでこけら落としとなり、スタジアム初の得点者となったヒデクチ・ナーンドルのゴールを含むハンガリー代表の3-0での快勝に終わった。当時のオリンピコは70,000人収容であったにもかかわらず観客席の傾斜が緩やかであったため、臨場感に欠けるという問題点があった[2]。 1989年には1990 FIFAワールドカップ開催のために大規模な改修工事が行われた。
概要