STMN1
識別子
記号
遺伝子の位置 (ヒト)
染色体1番染色体 (ヒト)[1]
バンドデータ無し開始点25,884,181 bp[1]
終点25,906,991 bp[1]
遺伝子の位置 (マウス)
染色体4番染色体 (マウス)[2]
バンドデータ無し開始点134,195,631 bp[2]
終点134,201,154 bp[2]
RNA発現パターン
⇒さらなる参照発現データ
遺伝子オントロジー
分子機能? ⇒血漿タンパク結合
? ⇒シグナルトランスデューサー活性
? ⇒tubulin binding
細胞の構成要素? ⇒細胞内
? ⇒細胞質
? ⇒細胞骨格
? ⇒微小管
? ⇒膜
? ⇒細胞質基質
? ⇒エキソソーム
? ⇒neuron projection
生物学的プロセス? ⇒神経系発生
? ⇒mitotic spindle organization
? ⇒多細胞個体の発生
? ⇒細胞分化
? ⇒intracellular signal transduction
? ⇒response to virus
? ⇒axonogenesis
? ⇒neuron projection development
? ⇒シグナル伝達
? ⇒脳発生
? ⇒mitotic cytokinesis
? ⇒microtubule depolymerization
? ⇒regulation of microtubule polymerization or depolymerization
? ⇒negative regulation of microtubule polymerization
? ⇒negative regulation of Rho protein signal transduction
? ⇒hepatocyte growth factor receptor signaling pathway
? ⇒negative regulation of stress fiber assembly
? ⇒establishment of skin barrier
? ⇒negative regulation of thrombin-activated receptor signaling pathway
? ⇒negative regulation of guanyl-nucleotide exchange factor activity
? ⇒regulation of cytoskeleton organization
出典: ⇒Amigo / QuickGO
オルソログ
種ヒトマウス
Entrez
3925
16765
Ensembl
⇒ENSMUSG00000028832
UniProt
⇒P54227
RefSeq
(mRNA)
NM_203401
NM_001145454
NM_005563
NM_152497
NM_203399
NM_019641
RefSeq
(タンパク質)
NP_001138926
NP_005554
NP_981944
NP_981946
NP_062615
場所
(UCSC)Chr 1: 25.88 ? 25.91 MbChr 1: 134.2 ? 134.2 Mb
PubMed検索[3][4]
ウィキデータ
閲覧/編集 ヒト閲覧/編集 マウス
スタスミン(英: stathmin)は、ヒトではSTMN1遺伝子にコードされるタンパク質である。Metablastinやoncoprotein 18といった名称でも知られる。
スタスミンは高度に保存された17 kDaのタンパク質であり、細胞骨格の調節に重要な役割を果たす。細胞骨格は細胞質の組織化や細胞分裂、細胞の運動性など多くの細胞過程に必要な足場として機能するため、その変化は重要である[5]。スタスミンは細胞周期の調節にも重要であり[6]、真核生物にのみ存在する。
微小管のダイナミクスを調節するスタスミンの機能に関しては、詳細な特性解析がなされている[7]。真核生物では、微小管は細胞骨格を構成する3つの主要な構成要素のうちの1つである。微小管は高度に動的な構造であり、絶えず重合と脱重合を繰り返している。スタスミンは、細胞の要求に応じて迅速に微小管のリモデリングを調節する重要な機能を果たす。微小管はα、βチューブリンからなる円筒型の重合体である。微小管の組み立ては、細胞質の遊離チューブリン濃度によって部分的に決定されている[8]。遊離チューブリン濃度が低い場合、微小管末端の成長速度は低下し、脱重合の速度が増加する[7][9]。 スタスミンの機能は、細胞骨格の調節である。スタスミンは特に、微小管の調節に関与する。微小管は長い中空の円筒形の構造をしており、α、βチューブリンのヘテロ二量体から構成される。チューブリンサブユニットの付加による重合、また喪失による脱重合といった微小管のダイナミクスによって、細胞骨格には変化が生じる[5]。スタスミンは微小管の脱重合の阻害、もしくはチューブリンヘテロ二量体の重合の阻害によってこうした過程を調節する[6]。 さらに、スタスミンはシグナル伝達経路の調節にも関与していると考えらえている。スタスミンは細胞内に普遍的に存在するリン酸化タンパク質であり、細胞内で多様な調節経路をリレーし[10]、さまざまなセカンドメッセンジャーを介して機能する。 スタスミンリン酸化状態や遺伝子発現は発生過程を通じて調節されているほか[11]、細胞の増殖、分化、機能を調節する細胞外シグナルに応答した調節も行われる[12]。 Stathmin
機能
相互作用
チューブリン-コルヒチン-ビンブラスチン:STMN4スタスミン様ドメイン複合体構造
識別子
略号Stathmin
Pfam
InterProIPR000956
PROSITEPDOC00487
SCOP ⇒1sa0
SUPERFAMILY ⇒1sa0
利用可能な蛋白質構造:
Pfam ⇒structures
PDB ⇒RCSB PDB; ⇒PDBe; PDBj