スタジオポノック
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株式会社スタジオポノック
STUDIO PONOC, inc.

種類株式会社
本社所在地 日本
180-0023
東京都武蔵野市境南町二丁目10番地の21
新倉ビル
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度41分59.1秒 東経139度32分43.5秒 / 北緯35.699750度 東経139.545417度 / 35.699750; 139.545417座標: 北緯35度41分59.1秒 東経139度32分43.5秒 / 北緯35.699750度 東経139.545417度 / 35.699750; 139.545417
設立2015年4月15日
業種情報・通信業
法人番号8012401030006
事業内容アニメーションの企画・制作
代表者代表取締役 西村義明
資本金500万円(2020年3月31日現在)[1]
純利益75万9000円(2020年3月期)[1]
総資産2億7299万円(2020年3月31日現在)[1]
決算期3月31日
外部リンク ⇒www.ponoc.jp
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株式会社スタジオポノック(: STUDIO PONOC, inc.)は、日本アニメ制作会社[2]
概要

2015年4月15日、制作部の解散によってスタジオジブリを退社したプロデューサーの西村義明が、同じくジブリを退社した米林宏昌の新作映画を作るために設立[3][4]

「ポノック」という名前は、クロアチア語で「深夜0時」を意味するpono?に由来し、新たな一日のはじまりの意味が込められている[2]

2014年末、宮崎駿監督の引退宣言[注 1]によってそのままの体制を維持することが難しくなったスタジオジブリが制作部門を解散[4]。西村は、米アカデミー賞への出席でアメリカでの『ベイマックス』のドン・ホール監督やディズニー(当時)のジョン・ラセターたちの存在に感銘を受けた一方、「日本で宮崎駿高畑勲鈴木敏夫の3人の映画作りの考え方や姿勢をこの先誰が引き継ぐのか?」という焦りを感じた。また「ジブリが一番」と思う一方でその制作部が無くなるという空しさもあった。そこで「ジブリの血を引いた作品を作ろう」と決意し、米林にまだ映画を作りたい意思があるのを確認すると、新スタジオを立ち上げることを決めた[4]高畑勲監督は生前、ジブリの制作部門解散後に「スタジオポノックは長編アニメーションのひとつの牙城になるかもしれません」と遺している。[3]

スタジオの長編映画一作目となる『メアリと魔女の花』には、スタジオジブリ作品で活躍してきたクリエイターやスタッフが多数参加している[2]。2017年7月、スタジオ長編映画第一作品となる『メアリと魔女の花』が公開。興行収入約33億円のヒットを収めた。[5]ジブリの制作部門解体後、ジブリを離れてバラバラになったクリエイターたちに西村が頭を下げて再結集してもらったことで、作品にはジブリのカラーが色濃く残ることになった[6]。しかし、ポノックはスタジオジブリのメンバーや技術、志は引き継いだが、ブランドを受け継いではいない[3]宮崎吾朗監督からは「ジブリの冠無しには資金やスタッフを集めるのもヒットさせるのも至難の業だ」と言われたが、西村はその理由を「ジブリは高畑勲監督と宮崎駿監督の映画を作るためのスタジオであり、彼らが作らないと言ったら続けることはできないし、ジブリというブランドには興味がない」と説明している[3]。また、「ただジブリがそれまで築き上げてきた映画作りの志が消えてしまうこと、一本の映画で世界を変えうると信じる作り手たちの映画が作られなくなることは嫌だった」とも語っている[3]

翌年の2018年8月に、スタジオポノック初となる短編アンソロジー『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』を劇場公開。米林宏昌監督『カニーニとカニーノ』、百瀬義行監督『サムライエッグ』、山下明彦監督『透明人間』の3篇からなる短篇集である。

2019年6月のアヌシー国際アニメーション映画祭では、オリンピック文化遺産財団との共同制作『Tomorrow’s Leaves』の制作を発表し、2021年に短編を発表。作品はOFCHの記念博物館に収蔵されている。[7]

2022年夏にスタジオの長編映画2作品目にあたる『屋根裏のラジャー』公開予定だったが、制作の遅延により公開延期を発表し2023年冬公開となる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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